読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

東京煮込み横丁評判記 坂崎重盛 光文社文庫

2011-05-18 21:33:53 | 読んだ
3月11日、あの東日本大震災の日、私は東京出張であった。
その出張のお供として選んだ本の1冊である。

東京に行ったら、どこかの居酒屋で一杯呑もう、なんて思っていたのである。

「吉田類の居酒屋放浪記」から或いはこの「東京煮込み横丁評判記」カラ、宿の近くとか出張先の近くを探してみようなんて思っていたのである。

結局のところ思うようなところは見つからず、ではこの本を読みながら、本などには登場しないけれど、煮込みやホッピーなどある店でやろうか、と思っていた。

煮込みは好きである。
煮込みで一杯はもっと好きである。

煮込みは、豚系でも牛系でも或いは鶏系でも構わない。
なんというかあの下品さがたまらない。

どうも上品そうな食べ物は苦手である。
「すする」とか「ほおばる」とかがいい。

食べて呑んでそして口角泡を飛ばして話をするのもいい。
カウンターで、肩の凝らないような読物を読みながら、呑んで食べるのもいい。
そういうときには煮込みはいい。

「評判記」とあるように、著者は多くの居酒屋を歩く。
歩くというのは、呑み食べることである。

酒場放浪記もそうであるが、うらやましい、と思う反面、いつもの居酒屋でいつものように呑むというのもいいと思う。
この狭間で心が揺れ動くのである。

さて、というようなことで、この本を読みながら、或いはこの本を参考に、東京で呑むことができなかった。
それが、かえすがえすも残念であった。

いずれ、機会があれば、と思うのである。

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