「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「枝柿の差し入れ」

2016-10-14 12:51:51 | 和歌

近くの友人が、ご自宅の柿の木になった枝柿を差し入れて下さった。
其のまま大型の花瓶に投げ入れて飾りたかったが、枝が短いのが残念だった。


やがて甘みも増して口に含めば、柿独特の味覚が楽しめるに違いあるまい。そんな思いと共に、「味覚」を忘れむとする自分の環境を、ベッドの中で詠んだ歌が思い出された・・・。


           二ヶ月余 食事を絶たれる日々なれば

           失わむとする味覚に焦がれつ


           我妹子(わぎもこ)が 絞る果汁の一口に

           自然を満喫 妹子の味覚も


           味噌汁やスープのお澄ましごくわずか

           口に含めば 生きた心地す


           キンピラのごぼう一筋 口に入れ

           噛みしだくかな 心ゆくまで


           噛みしだき舌に残したキンピラの

           ごぼうはいとしき ティッシュに捨てるは
 
                             



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