Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

模型の貨車(10)

2017年04月28日 | 日記
いよいよどん尻に登場する貨車「ワフ」。
右側の無蓋車は、2回目で石炭を積んで紹介した「ト」である。
いろいろな積載物が便利に運べる貨車なので、防水用の幌を掛けた
姿で再現している。積荷は何かな。

さて「ワフ」は、大抵が長い編成の最後尾に連結される緩急車である。
緩急車は、客車にもあるが車両に車掌や制動手が乗込む場所があり、
ブレーキを掛ける装置が取り付けられている。
この車両の記号2列目の「フ」は、あのムラサキではなく、ブレーキの
濁音を取ったものである。13トン以下なので積載量の表記はない。
ワフの場合は、有蓋貨車+車掌車になる。車掌車のみの場合は「ヨ」と
いう記号で分類されトイレ付の車両もある。

以上、模型の貨車の話を連載して来たが、以前にも何回か記したが
この貨車は3線式を2線式で走れるように改造した鉄道模型である。
この改造は、横浜の工場長にお願いしたものであるが、振り返ると
筆舌に尽くし難い大改造であった。
特に足回りはたいへんであったようだ。模型の作り方が統一されて
いないのと、経年劣化で台車がボロボロの車両やら、工場長でなくては
とても出来ないような作業であったと思っている。
また車軸には、ボールベアリングを装着して滑らかな走行を実現した。
「ワフ」は、窓ガラスも入れて、室内灯を設置してさらに尾灯が点灯
する細工もしていただいた。電源は単三乾電池1本である。
連載の最後にあたり、横浜の工場長に心からの感謝を述べたい。