≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

197)自己愛(ナルシシズム)ーエロス的交流

2012年05月04日 | 育児・子育て
自己愛=セルフラブ=自分が自分の姿に惚れ込む
ナルシシズムの語源は神話からだとされている。
自己愛には二つある
「健康な自己愛」と「病的な自己愛」

「健康な自己愛」は人が生きていく上で必須のものであり、
その傷つきを何よりも怖れると言われている。

その源泉は何だろうか?
やはり、「母」その人と言えるだろう
母から愛されているという自信と、
自分が母を愛することが母からも喜ばれるという確信を持っている。
つまり、
お互いが愛し、愛されることがお互いの喜びとなるような交流があること。
これを「エロス的交流」と呼ぶ。
この「エロス的交流」が源泉となって
【自分は自分で良い】=自己肯定感
【自分は生きるに値する存在である】=自己価値観
【この世は生きる意味がある】
【生きることは喜びである】
などが培われてゆく
そして
アイデンティティーを確立し、自信を持ち
生きる意味を自ら見出してゆくことだろう。

これに失敗したとき
自己愛の傷つきを恐れるあまり
あるがままの自分を認めることなく否認し、
理想の自己像を過剰に追い求め
他者からの過剰な承認と賞賛を求めるだろう
そして、
その理想像のためなら何だってする
自分の身体さえも平気で変形させる
例えば、整形、手術、刺青、非行など反社会的行動をする
そして、人をも平気で見捨て、傷つける
彼らは好んでしている訳ではない
逆に叫んでいるのだ

私はこれほど愛を求めているのに与えられず、
 平気で見捨てられ、傷つけられ苦しんでいるのだ!
 だれか気付いて欲しい。愛を与えて欲しい、無償の愛を!!
 教えて欲しい、愛がどのようなものかを
 与えて欲しい、まずこの私に!
 そうすれば、私だって誰かに与えられるだろう
 愛は私の中にもあるのかもしれない
 だけど、どれが愛かワカラナイ
 愛の与え方がワカラナイ
 だれか教えて!!


このような叫びを日々聴いています
シニフィアン研究所HPhttp://signifiant-lab.com/を参照ください
トラウマhttp://signifiant-lab.com/trauma/
精神分析的子育て法「母への叫び」http://signifiant-lab.com/raise/などのサイトもあります。


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