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好きなことだらけさ…

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

2017年07月20日 | 映画 洋画

ウクライナで生まれ、19歳にして史上最年少の
英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニン。
しかし彼は2年後、人気絶頂にも関わらず突如退団を決め、
そのニュースは国内外を駆け巡った。
様々な憶測が飛び交う中、彼はミュージシャン、ホージアの
グラミー賞年間最優秀楽曲賞ノミネート曲
『Take Me To Church』のミュージックビデオで姿を見せた。
写真家デヴィッド・ラシャペルの監督のもと踊るポルーニンは見るものを惹きつけ、
動画サイトyoutubeで1700万回以上再生され、彼を知らなかった人々をも熱狂させた。
本人や家族、関係者のインタビューを織り交ぜ、
ヌレエフの再来と謳われる才能と大きな苦悩を抱えた彼の心を浮き彫りにする。
(MovieWalkerより)


ポルーニンのドキュメンタリー映画。
やはりどこのバレエ団にも所属してないんですねぇ。
彼を生で観たのは2010年、11年、ロイヤルいた頃の
ルドルフをエドワード・ワトソンが踊った『うたかたの恋』の中の
四人のハンガリー高官のひとり。
吉田都退団公演『ロミオとジュリエット』のベンヴォーリオ。
ロイヤル退団後の『アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト』に参加したもの。
特にベンヴォーリオを踊った時の印象が強く、
次は彼がロミオだわと思ったのを覚えてます。

才能あふれる踊りを見せながら、自身はいろいろ葛藤してたようで。
ロイヤル退団後は本当はロシアじゃなくてアメリカに行きたかったみたいだし。
観る方にとってはどこかのバレエ団にいてくれた方が、
来日の可能性も高くなるので、どこかに入ってくれよーと思ってしまう。
1匹オオカミになっちゃうと日本で観ることは殆ど無くなるんだよなぁ。

youtubeで話題になったダンスはこれがラストダンスのつもりで踊ったようですが、
結局ダンスからは離れられず。
「自分はダンスが好きなんだ」という事に気づくのが遅せーよw
ヌレエフの再来なんて、誰もが言われるわけじゃないんだから、
その才能を最大限活かせよー。
ダンサーなんて思いっ切り踊れる期間は短いんだから!!
グチャグチャ子供っぽい事やってんじゃねーよ!!
まあオバサンはちょっとイラッとしながら観てましたがw

クラシックバレエ界に見切りをつけたのなら、
それはそれで、次のステージに進んで活躍してくれよー。
「プロジェクト・ポルーニン」もいいじゃないですか。
映画の話も進んでるみたいで、
ジョニー・デップ主演『オリエント急行殺人事件』
ジェニファー・ローレンス主演『Red Sparrow』
ヌレエフの伝記映画『The White Crow』が待機中らしい。

ガンバレ、アーティスト セルゲイ・ポルーニン!!