今まではジャズ音楽に凝っていた。
とくにStan GetsやColtraneのサックスに
偏っていた。
その理由は多分にかっこよさであり、
学生時代、ジャズ喫茶のアンニュイな
気分にあこがれたのがきっかけだった。
それが最近ではなんとクラッシク音楽に
はまっている。
以前はクラッシクといえば、日本人の
ステレオタイプだが、モーツァルトしか
聴かなかった。
でもいまはバッハ、ベートーベン、モーツァルト、
ハイドン、シューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、
リスト、ワーグナー、ヨハンシュトラウス、ブラームス、
チャイコフスキー、コルサコフ、シベリウス、ラフマニノフ、
ホルスト、ラベルなどなどなんでもござれ。
とくに、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲と
ショパンのピアノ協奏曲1番が気に入ってる。
クラッシックに、はまるきっかけは、お恥ずかしいが、
のだめカンタービレだった。ある日、6元で買った
のだめカンタービレのテレビ収録版DVDを見た。
中国語の題名は「交響情人夢」と書かれており、何のことか
さっぱりわからなかった。とりあえず、日本語の
テレビ番組に飢えていたから観賞した。
番組の主題曲がベートーベン交響曲第7番。
3番、5番、6番、9番は有名だから多少知っていたが、
7番ははじめて聞いた。なかなか軽快でいいじゃない。
番組の中ごろで千秋がミルフィーの指揮でラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番1楽章を演奏した。
これを聴いたとき、私の頭を木槌でドカーンとぶったたかれたような
衝撃をうけた。もちろん番組では、ほんの一部しか演奏しないけど、
何回もプレイバックして、曲名をしらべ、ネットでダウンロード
購入をした。ベルントクレムザーのピアノ演奏だった。
非常に感動したが、今聞くとちょっと平べったくて
奥行きがないと感じる。やはりラフマニノフピアノ協奏曲は
小澤征爾指揮、Krystian Zimermanピアノが、
ねちっこくて最高だ。
それで、のだめに戻るが、あの番組のいいところは、
聴いて楽しい、美しい代表的なクラッシク曲を、
紹介してくれる。私のような素人には、クラッシックと
いわれても膨大な量の中からどれを選んで聴けばいいのか
全くわからない。そんなときに、のだめは代表的なものを
教えてくれた。
クラッシク入門にはのだめカンタービレが最適だ。
今度日本に一時帰国したら、のだめカンタービレ最終楽章
を見るために、是非映画館に行こうと考えている。