珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

脱皮 【素人】

2005-10-11 01:42:32 | 素人視点のゲーム業界
『よしゅあ』さんのブログ『ファミコラム』でレボリューションのコントローラについて記事を掲載していました。

「毎日のように従来の十字キーやABボタンのついたコントローラーを触ってるんですよ。しかも何の不満も感じていない。そんな状態からあのコントローラリモコン見せられてもそんなに魅力を感じないんですよね。」

「つまり「LOVE 十字キー、LOVE AボタンBボタン」な人間なんです。」

ふと考えてみると最近ゲームといえば『任天堂』みたいな風潮が『俺』の中にある気がしました。
『よしゅあ』さんのお話は自分の中でちょっとした『目からウロコ』だったのです。最近『任天堂』の熱狂的なファンになってきてるなぁと薄々は感じていたのですが、この記事を読んだときに電撃が走りました。

「あ、俺すっかり任天堂にハマってる」と。

それは望むところでもあるのですが、『よしゅあ』さんのコメントを読んだ時『一般的なユーザー』又は『通常の感覚をもつ消費者』として意見を言うのであれば、『よしゅあ』さんコメントはとても健全だと。
『ファン心理』の怖いところで、あまりに熱狂的であればあるほどそのものの姿が見えないことが多い。「恋は盲目」とも言いますが、好きなものを信じる力、信頼というものが、ブランドを形成するのだなと。強く感じてしまったのです。

今回『よしゅあ』さんがおっしゃっている意見は、今の俺にはなくなっていた。
商品を商品として判断するのであれば、一般的な視野を持ち続けなければいけないなぁと。

好きなものは好きと素直にいえる気持ちも大切ですが、盲目ゆえに『任天堂オールオッケー!』となるのもまた不自然だなぁと、感じますもんね。
最近この傾向が強かったと、誰に釈明するわけでもないんですけど勝手に反省して、今後の記事掲載に取り組みたいと思います。

話は『レボリューション(仮)』のコントローラに戻ります。
確かにこのコントローラーは、テレビリモコンのようにイメージ的にはとてもお手軽イメージが強い。
今までゲームをしない、ゲームをやらないといったユーザーがもう一度ビデオゲームに興味を持たせる上で、とても窓口を広く、敷居を下げた形でした。
ここで、任天堂好きな俺は『任天堂』すごい!と感じたのですね。

『ファミリーコンピュータ』が発売された頃。家庭に一台は『ファミリコンピュータ』という時代がありました。当時は、『ドンキーコング』や『麻雀』『ベースボール』など、誰でも触ってみて楽しめる印象の強いゲームが多かったと記憶しています。
それにくらべ、現在のゲーム業界における(主に据え置き機の場合の)最新作は続編物、美女の登場するゲーム、血の飛びちる過激なゲームと、若く感受性の強い世代には大変魅力的なコンテンツがそろいましたが、多くの世代、多くの男女という世代には魅力的に映りにくいコンテンツなのだろうと。

現在任天堂では『Touch Generations』シリーズという、どの世代であっても、新しく、どの世代であっても楽しめるシリーズを展開しています。
現在『脳を鍛える大人のDSトレーニング』、『やわらかあたま塾』、『nintendogs』といった、新しいものを展開していこうという明確な意思表示もソフトには現れています。

今でこそかなりの数を世に提供し、『DS』は社会に認知され、タッチペンでのスタイルも定番として認知され始めました。
衝撃だったのは『敬老の日』にゲーム売上が伸びたこと。世のおじいちゃん、おばあちゃんが、DSを手に、孫とゲームをやっていると思うと、ちょっと微笑ましくなります。

話がそれてしまいました。

では、既存のヘビーなユーザーはどう見てるのでしょうか。一時期『あれはおこちゃま向け』発言が現状のイメージを物語っているのかもしれませんが、時代が『プレイステーション』、『セガサターン』、『ニンテンドウ64』と分かれた時期に方向性に違いが現れはじめていたことも否めません。その土台が『スーパーファミコン』にあったのかもしれませんが、確かに強く求めるユーザーと軽く楽しむユーザーで敷居が立てられたのでしょう。
これにより、多くの人々は「ビデオゲームの卒業」をしていきました。
現に自分もそのうちの一人でした。

そういった時代の中でもゲームを愛して続けていた方々がきっとヘビーなユーザーと呼ばれる方々なのではないかと思います。
それゆえ、『DS』や『レボリューション』のコントローラといった既存の形を楽しんできたユーザーからは少なからず難色がでるのもうなずけます。

現状のコントローラーのスタイルを捨て、新しくリモコン形式のコントローラを採用した『レボリューション(仮)』。最初はそのコントローラを動かすことでリアクションをとってくれる画面の中のキャラ。この感覚だけで最初の時期は『楽しい!』が優先すると思います。このきっかけが『任天堂』の狙いだろうと思いますし。
その後の展開、その後のソフトウェア。それ次第で、『任天堂』のポジションは大きく左右されていくのでしょう。

『新規のユーザー』、『既存のユーザー』を楽しませる方針を取った『任天堂』。
この『革命』と呼ばれるハードの展開は、社運を賭けた一大プロジェクトなのだろうと思っています。

「人は英雄を求める」、任天堂社長の『岩田 聡』氏が様々な講演で多く情報と意思を発信しています。この『革命』に乗ってみたいと思ったのです。
この1つの企業の意思表示に感銘を受けた…というところが任天堂好きになった理由でもあるのですが…

今回の件で反省もあります。
『SCE』や『Microsoft』の企業意思表示なども引き続き探し、もう少し視野を広めていこうかと感じている今日なのでした。

まじめ風に語りすぎてややイタイ文面になってしまいましたが、最後までお読みいただいた貴方。
ありがとうございました。


《関連》
ファミコラム(管理人よしゅあさんのブログ)
ニンテンドーDS Conference! 2005.秋
●東京ゲームショウ2005 TGSフォーラム 基調講演 【ゲーム人口の拡大に向けて ~ゲーム産業に今、何が必要か~
革命【素人】(当ブログ過去ログ)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして・・・かな? (rock)
2005-10-12 00:14:45
結構前から見ているのですが、コメントを書いたことがあるかどうかは定かでないので一応はじめまして、といっておきます。

今回、私もかなりあのリモコンを見て、説明を聞いて感銘したのですが、確かに若干目が曇ってしまっている可能性はあります。ただ、よしゅあさんが一般消費者かといえばそうでもなくて、かなりのゲーマーだとお見受けします。

今回の任天堂のターゲットは主にゲームから離れてしまった人たちなわけで、既存のゲーマーの意見は多少無視されざるをえないと思います。だから、そんなゲーマーたちに特に愛着を持ってもらわなくても(クラシックコントローラーもありますし)、いかに一般消費者をひきつけられる要素を持つかにかかっているわけです。その点で任天堂の方向性は任天堂という企業の特色からしても、現在の大まかな世の中の流れからしてもこれ以上ないほど完璧な方向性だと私は判断するのですが…。(まあ、強いて弱点を言えば内蔵記憶装置の容量の低さでしょうか。)



岩田氏が社長になってから確実に変わってますからね。その岩田氏がDSのように(あの蓋を開けたときのデザインの悪さにその部分が端的に表れている気が。)無理せずに発売を遅らせて最後発になる可能性が高いことを考えると、相当新機軸のすばらしいソフトを用意しているのでしょう。いずれにしても今後に期待したいものです。
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はじめまして!ですね! (kuroo0)
2005-10-12 01:37:42
rock様!

コメント初ですよ!ありがとうございます!



確かにレボリューションのコントローラについては

説明付きで聞いて『なるほど~!』となっていまして、

一般の消費者に興味を持たせるには、よく練りこまれた

アイデアだなぁと感じる事が出来ましたし、

そうですね。言われるとおり、完璧な方向性だと思えます。



そうなってくると逆に他の『SONY』や『Microsoft』は?

というと、未来を描いた講演などをやってるのかもしれませんが

イマイチ明確に物事言ってくれてないので、(または見つからない)

どうも投げっぱなしジャーマンみたいな…

消化不良なんですよね。映像だけだと。



比較しちゃうんですよね。悪い癖なんです。



それだけに、意思表示をしっかりしてた任天堂に

「すげー」となっちゃってる所もあります。

確かにすごいことしてると思うし。





任天堂は大きな発表の際には、いい意味で期待を裏切るので

すごくインパクトが残るんです。

『DS』、『レボリューションコントローラ』、古くは『風のタクト』など。



きっと、新機軸のソフトもインパクト抜群のソフトを

用意してくれるんだろうなぁと

私も期待してます。



でも、これだけだと今まで一緒なので、他二社の企業提案。

どのように社会に発表してるのか。

調べてみることにします!



1つ心配なのは、『レボリューション』の上部を空けて

GCのコントローラを四本挿すと...

なんとも微妙なデザインだぁ。なんて心配事ぐらいでしょうか…。
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