珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

任天堂が業績を上方修正(前編)【素人】

2008-09-02 02:00:33 | 素人視点のゲーム業界
こんなニュースを見つけた。(iNSIDEさんより)


>通期の売上高は2兆円に、任天堂が業績を上方修正

>
>任天堂は、足元の業績が好調なことに加えて、想定為替レートを1ドル100円から
>105円、1ユーロ155円から160円に修正したことから、決算発表時に公表した
>平成21年3月期(平成20年4月1日~平成21年3月31日)の業績予想を上方修正しました。
>また、配当方針、予想の変更も発表しています。
>
>修正後の第2四半期まで(4月1日~9月30日)の業績予想は、売上高が8300億円
>(修正前: 7600億円)、営業利益2450億円(2100億円)、経常利益2800億円(2150億円)、
>純利益1650億円(1250億円)となります。

ここに記載されている内容はぶっちゃけよく分からんけども
タイトルの『売上高は2兆円に~』となっているのだから・・・
こりゃすげぇ。

ついでだと思って『Yahooファイナンス』で『時価総額』という
(※時価総額(じかそうがく)とは、ある企業の株価に発行済株式数を
 かけたものであり、企業価値を評価する際の指標である。)
ものを調べてみた。

任天堂は7,607,625百万円(08年9月1日現在)となっていた。7兆円て。
(※ついでにSONYもついでに調べてみたら4,158,764百万円だった4兆円。)

凄い会社だなぁ。と今更ながらに思う。

だって社員数だって3000人超えないんだよ。この会社は。
どんだけだよ。

~~~~~

『任天堂』を好きになったのは現社長『岩田 聡』氏が
代表を務めるようになってから。

その前は『マリオ』『ゼルダ』『ポケモン』は好きだったけども取り立てて
『任天堂』をスキって訳ではなかった。

そして『岩田社長』が就任し、『ニンテンドーDS』が発売された。
しかし『ニンテンドーDS』は当初の任天堂社内からはかなり不評だったらしい。
当初はゴリ押し的に販売にこぎつけたらしいし。

「あんなの売れるわけ無い」「失敗するに決まってる」

今となっては全く想像もできない意見だけど、当時はそんな苦労をしたっていう
のを『岩田社長』は場面場面で語っている。

ここは憶測で書くけども、『ゲームボーイmicro(ミクロ)』っていう
『ゲームボーイアドバンス』の最後の形態が発売されたのも
反対派の反撃だったんじゃないかと思う。

あの時期『ゲームボーイアドバンスSP』と『ニンテンドーDS』の
充電ジャックが同じ形式だったのに、その後に出た『ニンテンドーDSLite』と
『ゲームボーイmicro』のジャックは別物になってしまった。
おかげでユーザーは充電器の差し替えが必要になってしまった。

『ゲームボーイ』を推進していた部隊は『DS』の波に負けたんじゃないかと。
だから広く広報していたにもかかわらず『ゲームボーイmicro』の
表面プレートも販売されず。
ついに『GAME BOY』の名前は世から
消えてしまった。

『ニンテンドーDS lite』の『ゲームボーイアドバンス』のソフトが
出っ張った形で装着するっていうなんともかっこ悪い感じに。

ある意味『岩田社長』による旧ハード保守派の掃討作戦は成功したのだろう。

全部憶測だけども。

あ、その後に発売された『Wii』の発売については『DS』の成功があったことも
あり、『DS』の時ほど反発は無かったようです。
ちなみに『DS』の『2画面』にしろ!と言ったのは『前社長』の
『山内氏』だそうです。

『ゲームウォッチ』の『2画面版』再来か!?
『タッチパネル』にしたのは『岩田社長』らしいけども。

~~~~~

広報面での『岩田社長』の魂のこもったスピーチは凄く為になる。
自分も仕事上『プレゼンテーション』をやることになったが
その際の『OHP(前に表示する説明画面)』なんかも参考にさせていただいた。

大体『プレゼン』用の資料なんて大手会社だと下の人が作るらしいんだけども
(一般論)『岩田社長』は全部自分で作るのだとか。
そこも一人のビジネスマンとして尊敬しちゃう所だ。

そしてスピーチ。
これも現代のゲーム業界を指し示していて凄く面白い。

俺個人は『ゲーマー』のくくりになるので、いわゆる『大作』ゲームが
少なくてブーブー言う方向性なんだけども、
それって1ユーザーの小さな視点でしかなくて。

色々考えてみると『脳トレ』に始まったゲームの一般人への浸透は
一つ上の視点だったと思える。
今や『DS』をプレイする女性なんか当たり前のように見かけるし
ウチの実家ではおばあちゃんが『WiiFit』を日々プレイしている。

そして『Wii』の売上げは2400万台を超えてるわけですよ。
(世界規模で強いXBOX360は2000万台ぐらいらしい)
これだけ世界規模でトップを走っているにもかかわらず・・・

過去から脈々と受け継がれてきたゲームは、いつの間にか
ゲーマーの中に物凄く浸透しきっちゃっていて。
『Wii』というハードのジャンルでは物足りないという声もよく聞きます。

多分これは、ゲームをする人としない人の格差社会が大きく
現れていたって事だろうな。

でも、実は一般のゲーム離れをおこしていた人たちも
ゲーム(要は遊び)は嫌いじゃないはず。
普通に生活していて、普通に女の子とかもゲームは嫌いじゃない
ってのが実感。ただ、敷居の高そうな今時のゲームには
嫌悪感を表すという気がする。

進化しまくりの今のゲームに敷居の高さを感じたんだろうと思う。
それは仕方ない。
もうコアな音楽を聴く人とかと一緒で、突き詰められたジャンルに
なってきてるのだから。
だけど、それがまずい!と警鐘を鳴らしたのが『岩田社長』で。

実際に、ゲーム人口は『DS』および『Wii』が発売されるまでは
減っていく一方だったし。

大作ゲーム一本を買ってちょっとプレイして放置。的な。
そんなゲーマーまでいかない世代は一時期山ほど居たはず。

だけど、初心者大歓迎の『Wii』と『DS』の登場によって
その流れは一変した。
テレビCMの『WiiFit』なんか見ると、ほんと衝撃的。

なんかもうすでに健康グッズな扱いになってるし。
『脳トレ』以降類似ゲームが出る中。
『任天堂』は新しいユーザインターフェースを用意し、

今までのコントローラーを握るタイプの閉じられた世界から
『Wiiリモコン』『ハンドル』『ザッパー(銃)』『バランスWiiボード』を
登場させる事によって、ビデオゲームではなく、『ゲーム』という
本来の『あそび』という物を再び思い出させてくれた。

これが、『Wii』と『DS』の成功。ひいては『任天堂』の成功。
そしてそれはそのビジョンを打ち出した『岩田聡』の手腕だという所に

驚愕する。

~~~~~

物凄く長くなっちゃったので前・後編に分けました。
と言うわけでつづきます。

今日はこの辺で。

≪関連ページ≫
 ●通期の売上高は2兆円に、任天堂が業績を上方修正(iNSIDE)

≪当ブログ過去ログ≫
 ●ゲームボーイがピンチじゃねぇ?【素人】


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