「丹波篠山」と書いて「たんばささやま」
でも関東に行くと必ず「たんばしのやま」って読まれます。
もともとはひらがなで「ささ山」だったという説があります。
ちなみに漢字は中国から伝わったのはご存じだと思いますが、ひらがなやカタカナは日本で考案された簡略文字。
このささという意味は、「さおとめ」や「さゆり」など「清く神聖なもの」という意味の「さ」という文字を重ねたという説が有力です。
つまり「ささ山」とは「清く神聖な山々」という意味なんですね。
その昔、といっても今から一億年以上も昔、この丹波一帯は湖で、様々な恐竜が集まるオアシスの様な場所だったそうです。
その証拠に今でも多くの恐竜の化石が見つかって話題となっています。
今でも分水界と呼ばれる川の起点が多く存在し、豊富な地下水が湧き出ることでも有名です。
また一説では邪馬台国の女王「卑弥呼」が丹波出身だったのでは?という資料も残っているそうです。
というのも丹波では昔から陶芸など焼きものが盛んだったのですがそれは良質な粘土がとれるからなんですね。
もちろん良質な粘土の原料は古代の動植物の化石などの堆積物。
そう考えると丹波に焼きものが多いのもうなづけます。
話が飛びましたが、その焼きものの他に丹波では弥生時代に鉄製の武器を大量に製造し保有するようになりました。
弥生時代はかつて平和な農村社会と考えられていましたが、案外、戦いが多かった時代だと今では考えられています。
そんな時代に豊富な鉄製の武器を保有していた丹波。
実際に丹波に残る古い墓からは大陸製の鉄刀やりっぱな弓矢、豪華な玉飾りなどが数多く出土し、経済的な権力を持った王の姿が見え隠れします。
日本史で出てくる「邪馬台国」
その卑弥呼がもし丹波出身だったら・・・?
そう考えると面白いですよね~!!