今日書くエントリは、書くか書くまいか、一応、数日間、考えて、やっぱり書いておこうと思ったので、そんなに勢いだけで書いているものではないです。
それでも、今日の話は多少カゲキかもしれないし、不謹慎と思う人もいるかもしれません。
カゲキさ故に、不快に思わせるかしら、とも思いますが、こうした思考パターンをした自分もまた事実なので、あえて、書かせてください。
まず、この話をする前に、長い前置き話をさせてください。
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・
今を遡ること8ヶ月前、最初のクリニックの待合室で「女性のからだ」みたいなムック誌を読んでました。
私の記憶によると、その雑誌での「不妊治療」コーナーでは、こう書いてありました。
不妊治療を行うカップルの40%が、
人工授精までに妊娠し、
さらに別の40%が高度不妊治療で妊娠します。
つまり、不妊治療に臨むカップルのうち、
80%が、治療により赤ちゃんを授かるんです。
わたしは、ここを読んで、
うそつけーーーー!
高度不妊治療の40%ということは、
ステップアップした中での割合だから、
AIHまでに授からなかった60%のうちの40%の24%、
だから、全体では、40 + 24 の64%でしょ。
もっともらしく言ってだますなよーーーー!!
と、まったくかわいげのないツッコミをしていました。
トータル割合では、全く納得のいかない数字だけど、それ以外の数字は信じたとし、仮に不妊治療に臨むカップルの64%が、無事赤ちゃんを授かれるとしましょう。
さらに、その話に沿っていくとすると、AIHで授かる場合、ざくっとした平均でみて10回までで「40%に入って」授かるとします。
で、そこで授からなかった人が、高度不妊治療にステップアップして、同じようにざくっとした平均で、5回の採卵までで「さらなる40%に入って」授かるとします。
ざくっざくっな話ですが、1回のAIHを5万、1回の採卵&移植を70万と見積もります。
(最低限必要とする薬、注射は含め、漢方、鍼灸といった補助的なものは除きます。)
このとき、5万 × 10回 プラス 70万 × 5回 = 400万あれば、そのムックがいうところの「64%に入れる可能性がある」ということになります。
(見積もりの精度の悪さは大目にみてください)
この400万、さらに余裕資金を100万見積もって500万、この500万をつけるから、不妊治療がんばりますか、と言われるとき、あなたはどう思いますか?
私は即答します。
いりません。
それより、何の苦労もなく自然妊娠できるほうがずっといいです。
「苦労は買ってでもしたほうがよい」と言われるけど、とんでもない。
お金もらってでもしたくないです、こんな苦労。
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・
じゃあやめればいいじゃん、という話なんだけど、前にも書いたけど
これしか選択肢がないんだよね。
確かに、治療の選択をしているのは、自分自身であって、そういう意味では「好きでやっていること」なんだけど、ハッキリいって「好きでやってるわけじゃない」。
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・
で、ここからは、この私が出した「お金もらってでもしたくないです、こんな苦労。」と同じ答えをした人にメッセージを送りたいと思います。
本来、そのくらいしたくないことをがんばっているわけです。
ただ、そんな中で、「あ、こんな風に頑張ってる、ワタシ」と自分をほめたくなる行動パターンだったり、「あ、こんな考え方するワタシ、イケてるかも」という思考パターンって、時にあるんじゃないかと思うんです。
私の話でいうと、前に書いた「既婚子なしの友人と会う (※毒あり注意)」のエントリで、まず、母から、深ィィ~言葉をもらい、たくさんの人からコメントをもらって、それからまた考えて、「ああ、こういうことなんだな」と、自分の中で納得のいく考えをまとめることができました。
この経験は、かなりよかったです。
そして、この経験は、
本来、500万もらってもしたくない苦労あってのものなのです。
何度、自分に問い返しても、やっぱり
イエ、何の苦労もなく自然妊娠できるほうがずっといいです。
と思っちゃうんだけど、「あ、こんな自分、ちょっとイケてる」というのが、本来絶対いやだと思う境遇があって初めて得られている、
これって、とってもとってもとってもとっても、貴重なんじゃないか、と思います
もう一度、何が言いたかったかというと、
不妊治療を頑張っている中で
「あ、こんな風に行動するワタシ、考えるワタシって好きかも」
と思うことを、とても大事に思って欲しい、ということです。
どうぞ、自分を好きな気持ちを大きく持ってもらえれば、と思います。
そして、不妊治療を頑張る皆さんのストレスが少しでも軽くなりますようにっ。
↓胡散臭いハナシだったかもですが、応援お願いいたします。
不妊(赤ちゃん待ち)へ 顕微授精へ
それでも、今日の話は多少カゲキかもしれないし、不謹慎と思う人もいるかもしれません。
カゲキさ故に、不快に思わせるかしら、とも思いますが、こうした思考パターンをした自分もまた事実なので、あえて、書かせてください。
まず、この話をする前に、長い前置き話をさせてください。
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・
今を遡ること8ヶ月前、最初のクリニックの待合室で「女性のからだ」みたいなムック誌を読んでました。
私の記憶によると、その雑誌での「不妊治療」コーナーでは、こう書いてありました。
不妊治療を行うカップルの40%が、
人工授精までに妊娠し、
さらに別の40%が高度不妊治療で妊娠します。
つまり、不妊治療に臨むカップルのうち、
80%が、治療により赤ちゃんを授かるんです。
わたしは、ここを読んで、
うそつけーーーー!
高度不妊治療の40%ということは、
ステップアップした中での割合だから、
AIHまでに授からなかった60%のうちの40%の24%、
だから、全体では、40 + 24 の64%でしょ。
もっともらしく言ってだますなよーーーー!!
と、まったくかわいげのないツッコミをしていました。
トータル割合では、全く納得のいかない数字だけど、それ以外の数字は信じたとし、仮に不妊治療に臨むカップルの64%が、無事赤ちゃんを授かれるとしましょう。
さらに、その話に沿っていくとすると、AIHで授かる場合、ざくっとした平均でみて10回までで「40%に入って」授かるとします。
で、そこで授からなかった人が、高度不妊治療にステップアップして、同じようにざくっとした平均で、5回の採卵までで「さらなる40%に入って」授かるとします。
ざくっざくっな話ですが、1回のAIHを5万、1回の採卵&移植を70万と見積もります。
(最低限必要とする薬、注射は含め、漢方、鍼灸といった補助的なものは除きます。)
このとき、5万 × 10回 プラス 70万 × 5回 = 400万あれば、そのムックがいうところの「64%に入れる可能性がある」ということになります。
(見積もりの精度の悪さは大目にみてください)
この400万、さらに余裕資金を100万見積もって500万、この500万をつけるから、不妊治療がんばりますか、と言われるとき、あなたはどう思いますか?
私は即答します。
いりません。
それより、何の苦労もなく自然妊娠できるほうがずっといいです。
「苦労は買ってでもしたほうがよい」と言われるけど、とんでもない。
お金もらってでもしたくないです、こんな苦労。
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・
じゃあやめればいいじゃん、という話なんだけど、前にも書いたけど
これしか選択肢がないんだよね。
確かに、治療の選択をしているのは、自分自身であって、そういう意味では「好きでやっていること」なんだけど、ハッキリいって「好きでやってるわけじゃない」。
=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・
で、ここからは、この私が出した「お金もらってでもしたくないです、こんな苦労。」と同じ答えをした人にメッセージを送りたいと思います。
本来、そのくらいしたくないことをがんばっているわけです。
ただ、そんな中で、「あ、こんな風に頑張ってる、ワタシ」と自分をほめたくなる行動パターンだったり、「あ、こんな考え方するワタシ、イケてるかも」という思考パターンって、時にあるんじゃないかと思うんです。
私の話でいうと、前に書いた「既婚子なしの友人と会う (※毒あり注意)」のエントリで、まず、母から、深ィィ~言葉をもらい、たくさんの人からコメントをもらって、それからまた考えて、「ああ、こういうことなんだな」と、自分の中で納得のいく考えをまとめることができました。
この経験は、かなりよかったです。
そして、この経験は、
本来、500万もらってもしたくない苦労あってのものなのです。
何度、自分に問い返しても、やっぱり
イエ、何の苦労もなく自然妊娠できるほうがずっといいです。
と思っちゃうんだけど、「あ、こんな自分、ちょっとイケてる」というのが、本来絶対いやだと思う境遇があって初めて得られている、
これって、とってもとってもとってもとっても、貴重なんじゃないか、と思います
もう一度、何が言いたかったかというと、
不妊治療を頑張っている中で
「あ、こんな風に行動するワタシ、考えるワタシって好きかも」
と思うことを、とても大事に思って欲しい、ということです。
どうぞ、自分を好きな気持ちを大きく持ってもらえれば、と思います。
そして、不妊治療を頑張る皆さんのストレスが少しでも軽くなりますようにっ。
↓胡散臭いハナシだったかもですが、応援お願いいたします。
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