確か６年前。
松之山温泉に向かう途中の農地で、異様な光景を見かけました。
田園風景の山道の中に、突然大きなオブジェが現れたり、
あきらかに農地にそぐわない不思議な物体が現れたり。。。
と、いったいこの周辺は何なんだろう？？
ずいぶんハイカラな住民たちの集まりなのだろうか？？
などと心底不思議に思っていたのですが、
後から、大地の芸術祭のアート作品だということがわかりました。
知らずに出会った分、心から驚き、
新鮮な印象を受けて帰ってきました。

その大地の芸術祭が今年も開催されているというのです。
行ってみたいな。。。という気持ちがムクムク。
芝峠の温泉に行く途中でもしかしたら遭遇できるかもしれない！
と期待を胸に向かいましたが、案の定、ドンピシャで出会うことが出来ました♪




全部で約360点のアート作品が、新潟の十日町、川西、松代、松之山、中里
の農地のいたるところに散らばっているのです。
自然とアートの融合。
とても良い意味でドキっとするものばかりです。
自然の緑と、現代的なアート、
そのコントラストに思わず目を奪われ、吸い寄せられてしまいます☆
上のオブジェは、かの有名な草間彌生さんの作品「花咲ける妻有」。
松代の駅周辺にはアート作品が多く固まっています。




イリヤ＆エミリア・カバコフ作「棚田」
実物の方がやはり美しいです☆





このかかしはアート作品なのかな？
農地なので本物のかかしもよく見かけるので、
どれがアート作品なのか、本物のかかしなのか、よくわかりません（笑）





建物のあちこちにアートがあるので、注意深く。。。





まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」という建物の中や
展望台にもアート作品が☆
この建物内のカフェは、ジャン=リュック・ヴィルムートデザインで
モダンでお洒落な内装となっています。
スーベニールショップもワクワクするくらい楽しかった♪
地元の名産品もデザイナーによって、
パッケージがリデザインされているのでとてもお洒落！
だんなちゃんも思わず「どぶろく」を買っていました。
ただのどぶろくなら買わなかったかもしれないけれど、
モダンなパッケージでお洒落に陳列されていると
ついつい手にとってしまいます。
ということで、私もクッキーだのなんだのを買ってしまいました（笑）





展望台にあがると不可思議な子たちに迎えられます。
これがとってもかわいらしくて、
まさに、まさに、
だんなちゃんのツボ！！（笑）





彼らは地球防衛軍なのだそう☆（笑）
田崎太郎作「火の玉発動機的世界」




だんなちゃんは一生懸命シャッターを切り続け、
この子たちの写真だけで２０枚くらいあります（笑）





あたたかい印象のアートもあります。
大西治・大西雅子作「ゲロンパ大合唱」↓






お洒落なアートの方が多いかな。
パスカル・マルティン・タイユー作「リバース・シティ」





本当はもっともっと回りたかったのですが、
メインが温泉に行くことだったので、
松代周辺のみで、（私は）泣く泣く切り上げてきました。
「今度はさ、泊まったりして、
アート作品をもっといっぱい見て回りたいね！」
とテンション高くだんなちゃんに言ったら、
「え～～～」って。（笑）
なんだよーーー（笑）

大地の芸術祭は３年ごとに開催されます。
今年は９月１７日までとのこと。
山に囲まれた自然いっぱいの場所だけに、
そこにいるだけで癒され、清々しい幸せな気分になれます。
それでさらに、こんなに楽しいアート作品、
著名な方たちのアート作品に触れ合えるのですから、
本当にオススメです！
私の周りの美術関係、建築関係、出版関係の友人たちの中には
行ってきた人も多く、「とてもよかった～♪」と言っています。
ぜひぜひご興味のある方は足を伸ばしてみてくださいませ☆




さて、本当はメインの芝峠温泉。
日帰り温泉に寄ってきました☆
「雲海」には、こんな素晴らしい景色を眺められる露天風呂があります☆
秋頃になると、この田園風景の上に霞がかかり、
まさに雲海が出来るのだそう。
その時期にも行ってみたいなぁ。。。





帰り道。
山道から見下ろす棚田を眺めて、
日本って美しいなぁ、としみじみ思いました。
この景色がいつまでも受け継がれていくことを願います☆