まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

画家になる夢

2013年09月25日 | 日記

激しいパトスを感じます。
白髪一雄という人のアブストラクトです。

こういう絵の具の盛り上がりを見ると
「ああ、画家になりたかった!」と全身の血がたぎります。
すでに過去形が悲しいですが・・・(笑)

岸田劉生の「古谷君の肖像」という作品です。
横に「草持てる男の肖像」という副題もついています。
こういう迫真の写実を前にすると
「やっぱり画家は無理だったなあ・・・」と諦めます。(笑)

高村光太郎のブロンズ彫刻です。
タイトルはズバリ!「手」ですが、強い意志を感じます。

あ、言い遅れましたが・・・
先日、国立近代美術館で撮った写真の残りをUPしてみました。
ちょっとネタ枯れなので申し訳ありません。

靉光(あいみつ)の自画像です。
断っておきますが「壇蜜」ではありませんよ。
独特の画風から長い間「異端の画家」と呼ばれてきました。
異端でもいいから、画家になりたかったなあ・・・

前田青邨の「猫」です。
会場にはもう一匹の猫がいました。

奥村土牛の「閑日」です。
いかにも土牛さんらしい絵です。
猫も人間もヒマでのんびりするのが一番ですねえ・・・

藤田嗣治の「動物宴」です。
パリで成功したほとんど唯一の日本人画家で
今や「世界のフジタ」ですが・・・うーん、この絵に関してはよくわかりません。



松本 竣介は36歳で亡くなった夭折の画家です。
この作品「Y市の橋」のY市とは横浜のことだそうです。
いろいろ言いたいことは山ほどありますが・・・
とにかく大好きな画家です。

これ、迫力ありました!
杉の丸太を削ってつくったそうです。
ハルケンホールという外人のオジサンの作品です。

以上、まろの「残りモノ美術館」いかがでしたでしたか?
何を隠そう、私は小学校の写生大会で「特選」という栄誉に輝いて以来
ずっと画家になるのが夢でした。
結局、夢は「見果てぬ夢」のままで終わってしまいましたが・・・(笑)

 


走れども走れども・・・

2013年09月24日 | 日記

すっかり秋めいて来ました。
ギンナンが道端にポトポト落ちています。

ローアングルを狙ってしゃがむと
ギンナン独特の臭気が漂って思わずのけぞりました。

栗もボトボト落下しています。
これは臭いませんが踏むと痛いです。

今年の夏もいっぱい走っていっぱい汗をかきました。
いっぱい走ったけど、さほどの効果はなく体重は現状維持のままです。
給料の現状維持はともかく、体重の現状維持は徒労感にさいなまれますね。

石川啄木にこんな短歌がありました。

  はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る 

走れども 走れども猶 わが体ままにならず そっと涙ぐむ (杉作)

気分転換に久しぶりに「ハードサンクチュアリ」を覗いてみました。
特に野鳥ファンでもありませんが、好きなんです。

野鳥の楽園も少しずつ秋めいていました。
オオタカの鋭い鳴き声がきこえましたが、姿は見えず・・・

へえ、こんなことやっているんですね。
石ころに絵を描くのは「なにペインティング」と言うのでしょうか。

これなんか上手だなあ!
私も描いてみようかなあ・・・と思いましたが
指導役のお姉さんはまったく振り向いてくれませんでした。(笑)

カメがジョギングしていました。
外来種のミシシツピアカミミガメです。
運動不足らしいですが、そうは見えない体型にムカつきます。(笑)

まだ夏が終わらない子もいます。
私の夏は終わりましたが、これからは食欲の秋が怖いです。

  走れども 走れども猶 食欲は衰えず ぢつと腹を見る (笑)

 


紅葉を見て来ました♪

2013年09月23日 | 日記

国立近代美術館のオブジェです。
どうしても見たい「紅葉」があって来ました。
今度、美術番組で取り上げる絵の下見といったところです。

館内は「竹内栖鳳展」で賑わっていましたが
目指す紅葉は「常設展」の展示なので人混みを避けてそちらへ。
いい絵を見る前は、やはりワクワクしますねえ。

国立近代美術館は写真撮影OKになりました。
でも、オジサンが前に立ちはだかってなかなか動きません。
誰もが思わず見惚れてしまうんですねえ・・・




東山魁夷の「秋翳」という作品です。
秋の翳りと書いて「シューエイ」と読みます。
薄曇りの空に全山紅葉の三角山という実にシンプルな構図。
「東山ブルー」と呼ばれる青を基調とした作品が圧倒的に多い画家だけに
かなり「異色」の絵と言っていいかも知れません。

今が盛りの燃え立つような赤ではなく
どこかに「翳り」を帯びた静かで深い色の紅葉です。

  「秋の紅葉の山に見る 冬の凋落を前にしての 豊かで静かななたたずまい」

東山画伯の解説にはそうありました。

目を凝らしてみると山肌の表情がスゴイです。
橙、朱、紅、黄、ピンク・・・
小さな色面に分けられた木々がまるでパッチワークのように
幾重にも重なり合い、溶けあいながら、山肌に奥行きを与えています。

上越国境「法師温泉」の裏山を描いたそうです。
本当にこんな紅葉が見られるのなら
しばらく温泉も行ってないし、ぜひとも行ってみたいものです!
燃え立つ鮮やかな紅葉もいいですが
こういう「憂い」を秘めた紅葉もいいですねえ・・・

公園の木々も少しずつ色づき始めて来ました。
これからは散歩やジョギングにもあらたな楽しみが生まれます。

プロ野球は今年も巨人の優勝でした。
阪神ファンの私のシーズンもこれにて終了です。(泣)
ドラマ「半沢直樹」も驚異の視聴率を記録しつつ最終回でした。
毎週、結構、楽しんで観ていましたが
結局、バカみたいな「勧善懲悪」ドラマでしたね。(笑)
だったら、あの中途半端なラストは何だったのだろうと首をひねります。

さあ、今日も頑張って仕事しよう!

 


皇居の秋です♪

2013年09月22日 | 日記

土曜日でしたが打ち合せでした。
終わった後、大手町から九段下までブラブラと歩きました。

皇居周辺は相変わらず週末ランナーで大混雑!
どうしてこう徒党を組んで走りたがるのか・・
危ないので平川門をわたって「皇居東御苑」へ避難しました。



皇居にも秋が兆し始めていました。
石垣にススキに風情が似合いますねえ・・・
でも、真夏のような陽射しで10分も歩くと汗ビッショリでした。

父子連れが追い越して行きます。
お父さんがボクに江戸城の歴史を熱心に語って聞かせていました。
一瞬、憧れましたが・・・歴史は苦手です。(苦笑)

日本庭園は賑わっていました。
でも、聞こえてくる会話はほとんど外国語ばかり。
ここは本当に日本でしょうか・・・

萩の花がこぼれんばかりに咲いています。
その他にも小さな秋の花がいっぱい咲いていました。

ヤマホトトギスです。

シラヤマギクです。

ガマズミの実です。
どれも植物案内板の受け売りです。(笑)

ナイスなツーショット!
見るからに「気が合う」カップルでした。

で、すっかり皇居の秋を満喫して九段下の駅に向かうと・・・

武道館前は阿鼻叫喚の騒ぎでした。
女の子が次から次へと湧いて出ていました。
「テニプリ」とは何でしょうか、プリプリなら知ってるけど・・・
初老の警備員さんに聞いてみました。

   「さあ、ワシらもようわからんのよ」
   「アニメらしいよ」
   「なんかテニスがどうとか・・・」

サッパリわからないので早々に退散。
せっかくの「秋気分」がいっぺんに世俗にまみれました。
このことはなかったことにしようと、急ぎ足で駅に向かうオジサンでした。

  秋来ぬと 目にはさやかに見えねども ギャルの声にぞ おどろかれぬる・・・

 


夕焼け散歩

2013年09月21日 | 日記

昨日も一日仕事でした。
もう三日もジョギングしてません。
夕方になってようやく一仕事片づけて公園散歩へ。

真っ赤な実をぶら下げた「イイギリ」が西日に映えていました。
つかの間のホッコリ気分・・・

ススキではありません。
確か「チカラシバ」だったと思います。
大地にしっかり根を張って引っ張ってもなかなか抜けません。

余計なお世話だけど、キミ、ちゃんと勉強してるか!

少年老い易く学成り難し・・・だぞ!
一寸の光陰軽んずべからず・・・だぞ!

いつもの休憩ベンチでおじさんが黄昏てました。
背中にそこはかとなく哀愁が・・・
でも、年に似合わぬ格好いい自転車に乗ってるなあ!

今年の夏はどこへも行きませんでした。
旅行はもちろん、海水浴も花火大会も、映画すら行きませんでした。
まあ、いろいろあった訳ですが・・・
夏が終わると、やはり一抹の淋しさがつのって来ます。

今年の夏、皆さんはいかがでしたか?

何をしているのかと思ったら・・・銀杏拾いでした。
オジサンが長い竿で枝をバシバシ叩いて、オバサンが落ちた銀杏を集めています。
銀杏拾いはよく見かけますが、これは初めてでした。
こういう人は何事にもアグレッシブなんだろうなあ、と感心しきりでした。

夕焼け散歩はどうもセンチになっていけません。
ジョギングも散歩も朝に限りますね。

深夜4時・・・
いま絢香がテレビで「三日月」を歌っています。
心にしみる歌声ですねえ・・・
さあ、今日も頑張って行きましょう!