Kuni Photo India Blog

インド在住フォトグラファー高橋邦典ブログ

ネパール(2)

2010-02-03 20:43:35 | アジア
2日ほど前にネパールから戻ってきた。また来週からクンブ・メラを撮りにハリドゥワに出かける予定なので、今週は写真の整理と原稿書きにおわれている。
http://blog.goo.ne.jp/kuniphoto/e/e1c9620eb3968533f0febd5a7cd0f49a

これまでネパールのことはほとんど知らなかったので、記事を書きながらいろいろと勉強しているが、この国はこれから注目していくに値するだろうと思う。この5年という短いあいだにマオイストとの内戦終結、王制から絶対君主制、そして連邦民主共和制へと劇的な変化を遂げてきた。地理的にも急速に経済大国としての道を歩むインドと中国に挟まれ、両国との政治的な駆け引きもなかなか面白い。

滞在最後の数日間でストリート・チルドレンやインドからの出稼ぎ労働者の問題を少しばかり撮影してきたが、アジア最貧国のひとつとして、社会問題も山積みだ。

5月終わりに新憲法制定の期限がやってくるが、ひょっとしたら一波乱あるかもしれない。地元のカメラマン達数人や、通訳も兼ねられるタクシー運ちゃんともいい友人関係になれたことだし、そのときにまたカトマンドゥー戻って取材できたらと思っている。

(写真:カトマンズ郊外、インド人キャンプの子供達)

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ネパール

2010-01-26 23:57:44 | アジア
一週間ほど前からニューヨーク・タイムスの仕事でネパールに来ている。

撮影時間が長いうえに、やたら停電が多く(首都のカトマンズでは1日10時間くらい停電しているようだ)ネット環境が悪いのでほとんどプログなど更新する暇がない。メールのチェックも最低限しかできないのだが、今日アメリカの友人からすでに写真が掲載されたと連絡をもらった。

http://www.nytimes.com/2010/01/26/world/asia/26nepal.html?ref=world

タイムスからのアサインメントは4日ほどで終わったので、その後自分で他の取材をするために10日間ほど滞在を延ばしている。ネパールは初めてだしなかなか面白い町だなとは思うが、宗教や生活様式など、かなりインドと似た部分があるので、期待していたよりはやや新鮮味には欠けていたかな。

また近いうち取材内容について報告できる機会があると思う。
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クンブ・メラ

2010-01-17 23:10:53 | アジア
ヒンドゥー教の大行事であるクンブ・メラの撮影のために、インド北部にあるハリドゥワという町で6日間を過ごしたあと、昨夜ムンバイに戻ってきた。

滞在中、ハイチが大地震で大変なことになってしまったので行きたいのはやまやまだったが、さすがにインドからでは遠すぎるし金がかかりすぎる。米国から既にフォトグラファー達がごっそり現地入りしているし、今回は彼らに場を譲るしかないなとあきらめ、ハリドゥワでの撮影を続けてきた。

クンブ・メラとは、12年に一度、インドの四つの聖地もちまわりでおこなわれるインドゥー教の祭典で、この時期に聖なるガンジス川で沐浴をすればこれまで犯した罪を洗い清められると信じられており、3ヶ月の期間中に百万から千万の単位の人々が訪れる世界でも最大規模の宗教行事だ。

予想が外れたのは、サドゥーたちの沐浴がみられなかったこと。サドゥーというのは、聖人というか仙人というか、はたまた世捨て人とでもいうか、家ももたず真理をもとめ放浪を続ける、インドの旅行記などでは必ずといっていいほど写真にでてくる、あのとぐろを巻いたような長髪と長いヒゲの男達のことだ。

今回はクンブの沐浴初め、といったもので一般大衆が対象。サドゥーの姿は数えるほどしか見当たらなかった。彼らが大挙してガンジスに沐浴するのは2月12日のロイヤル・バスということだ。きちんと下調べせずに、友人の話しを鵜呑みにしていったのがあさはかだったが、現地に相当数来ていたカメラマンたちと話をしてみると、実はみな同じ誤解をしていたのだった。

いずれにしてもクンブ・メラを初めて見る僕にとっては新鮮な体験だったし、写真もかなり気に入ったものが撮れたので、いい経験になった。もし他の仕事が入っていなければ、サドゥー達の撮影のために来月また戻ろうと思っている。この土地やガートの撮影の勝手も心得たので、次回戻ってくるときはもう余計な気をまわさずに済む。

しかしこういう行事を見るたびに思うのは、インドでは現在でも宗教が日常に密着しているということだ。日本では宗教がらみで多くの人々が足を運ぶのはせいぜい初詣くらいになってしまったが、こちらでは毎月のようにどこかの州で祭りや行事がおこなわれている。ムンバイなどの都市では高層ビルが次々と建てられ生活も物質主義的になりつつあるが、反面こういった精神面での伝統も固持されている、懐の深い国なのだ。
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世界高いタワー

2010-01-05 23:20:17 | 中東
大晦日にいきなり古巣のトリビューンから仕事がはいり、急遽ドバイへ行ってきた。5日間の撮影をこなし、ムンバイへの帰路、空港でこれを書いている。

メインの撮影対象は、高さ828メートルを誇る世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファ(ハリファ・タワー)。昨夜おこなわれた派手な完成式典にあわせて、数日前からこのタワーや他の建築物、ドバイの日常などを撮影してきた。

世界一の高さとはいえ、なぜ建物ごときにわざわざ費用をかけてインドから僕を派遣するのかはじめは疑問に思ったのだが、実はこのブルジュ・ハリファはシカゴの建築家エイドリアン・スミスが設計したものだったのだ。スミスは高さ世界トップ10のビルのうち3つを設計しており、シカゴとの関わりが深いということで、トリビューンも建築に詳しい記者をドバイまでおくることになったらしい。

建築物の撮影とはいえ、突然の大晦日の現地入りだったのでかなり慌ただしかった。ムンバイから搭乗予定だったエア・インディアが大幅に遅れ、年明けの様子を撮り逃すのを恐れた僕は空港で急遽他のエアラインのチケットを購入するはめに。なんとか日暮れ直後にドバイに到着することができたが、その晩は午前1時まで撮影し、以来連日あちこち駆け回っていた。

実はこのタワー、昨夜の完成式典までは、ブルジュ・ドバイ、とよばれていたのだが、式典中に首長のシェイク・モハメッドが突然このタワーの名称変更を発表。アラブ連邦首長国連邦(UAE)の大統領であり、首長国アブダビの首相も兼任するハリファにちなんだ名前になった。この名称変更の発表は多くの人を驚かせたが、昨年11月のドバイ・ショックの際、アブダビはドバイに100億ドルを支援し救済したといういきさつがあるので、実はこの際にタワーの名称について裏取引があったのでは、と勘ぐる人も少なくない。

僕が前回ドバイに立ち寄ったのは3年前だったので、そのときにはこのタワーは着工されたばかりだったし、付近の巨大ショッピングーセンターなども完成していなかった。新たに開通したメトロ市電なども含め、金融危機とはいいながらも、久しぶりに訪れたこの町の目覚ましい発展ぶりには驚かされた。

それはそうと、まあ良くあることだが、今回も急な仕事依頼だったおかげで2日から行く予定だったラジャスタンへの旅行をキャンセルするはめに。。。まあ休暇で金を使うよりは仕事して蓄えたほうがいいんだけどね。
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帰らぬ息子を待つ母親たち

2009-12-23 23:06:36 | アジア
インド北部のカシミール地域でのアサインメントを終えて、数日前から首都のデリーに来ている。

しかしカシミールは寒かった。まあシカゴの冬に比べればたいしたことはないにせよ、州都スリナガーは朝晩0度くらいまで冷え込むので、27度のムンバイからやってきた身体にはなかなかのショック。

ここではアサインメントの撮影以外に少し時間があったので、自分で別な取材もおこなってきた。

カシミール地方では、インドからの独立を求めて1990年初頭から武力闘争が続いているが、それを制圧するために駐屯しているインド兵士たちによって相当な蛮行がおこなわれてきた。特に闘争がピークだった90年代には、兵士達による深夜の家宅捜索や不当逮捕、拘束が相次ぎ、無数の若者達が武装グループに属しているという根拠のない疑いをかけられ連れ去られたという。以来消息のわからなくなった逮捕者の数は8千人とも1万人ともいわれている。

すでに10年以上経つ現在も生死のわからない、そんな息子達を待ち続ける母親たちの話しを聞いてきたのだが、これはあらためて何らかの媒体で報告したいと思っている。

デリーではパキスタンのビザを申請。心配していたほど面倒ではなく、無事2日間でジャーナリストビザを取得できた。まだ仕事がはいったわけではないが、いずれにしても近いうちパキスタンへは出向く必要があると思うのでその準備だ。

明日、クリスマスイブの夜にまた暑いムンバイへと戻る予定だが、インドでのクリスマス。。。どんな感じなのだろう?

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「硬派」雑誌の厳しい未来

2009-12-16 20:39:11 | 報道写真考・たわ言
個人的に付き合いのある東京の編集者からメールがはいった。

彼の関わっている雑誌「フォーサイト」が来年4月号をもって休刊することになったという。

原因は言わずとも知れた売り上げの問題で、会社として「収支改善の見通しが立たない」らしい。

「フォーサイト」は、僕も愛読させてもらっている数少ない経済誌だが、経済関係に疎い僕にも興味深く読める記事が多く、この雑誌からは多くを学ばせてもらった。だから今回の知らせはとても残念に思う。

雑誌休刊のニュースを聞く度に思うのは、出版社にとって、こういう「硬派」の雑誌を残すことはそんなに難しいことなのか?ということだ。勿論売り上げ事情があるのはわかるが、社の中でも売れている本や雑誌があるはずだし、そちらの利益で穴埋めしながら、何とかならないものなのか?

すべてを「売れる」、「売れない」だけで淘汰していけば、行き着く先は知れている。

そういう金勘定だけでなく、たとえ会社が望むほど売れなくても、社会にとって必要な、「発信し続けなくてはならない」情報、というものはあるはずだ。その辺を理解して、損得ではなしに、意義のある雑誌を守る姿勢を貫いてくれる上層部の人間というのはいないのだろうか?

さもなければ、「軽チャーばかりにどっぷり浸かった」日本の総白雉化がどんどん進んでしまうのではないかと、恐ろしくもある。

状況はやや違うが、僕も過去に何度か写真記事を掲載させてもらった「Days Japan」も苦境に陥っているようだ。こちらは報道写真家の広河隆一さんが個人で立ち上げたもので、購読数がそのまま雑誌の将来を決めることになる。海外在住ということで、僕もこれまで定期購読はしていなかったのだが、インドまで雑誌を送ってもらえるようなら遅ればせながら申し込もうかと思っている。

フォト・ジャーナリズムを全面に押し出したこの希有な硬派雑誌には、これからも長生きしてほしいからだ。

ちょっと長いが、先日転送されてきた広河さんからのお願いのメールを転載しておきたい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

広河隆一からのお願い(転送歓迎)
 

 DAYSは12月9日に日本写真家協会賞を受賞しました。
写真界では日本でもっとも権威ある団体から評価を受けてうれしく思っています。
フランスのペルピニヤンでの審査員を務めるなど、海外での評価も高まっています。
世界で今ではほとんど唯一となったフォトジャーナリズムの雑誌を絶やしてはいけないという励ましも、多く受けます。
 
 東京都写真美術館では、サルガド展開催中に、DAYSのサルガド特集号は300冊以上を売ることができました。
週末の私の大阪講演で、年間定期購読者は19人増え、これでキャンペーン開始からの新規定期購読者は、370人になりました。
私の写真展を開催していただいている三重県の宮西さんのメールが発信されてたった1日半で、
21人の方々が定期購読を申し込んでくださいました。これで390人になりました。
(宮西さんのメールは添付しますので、転送歓迎で広めてください)。
DAYSが存続をかけたキャンペーンをしているということを聞いて、朝日ニュースターの上杉隆キャスターは、
22日(火)の8時から生放送を準備していただいています。
皆さんのおかげで、DAYSはなんとか6周年に向けて進んでいます。
「500人定期購読者が増えれば、存続できます」というキャンぺーンの500人という数字に、あと110人に迫ってきました。
 
 しかし正直言いますと、DAYSはまだ6周年を迎える3月以降も存続できるかどうか、
確約することはできない状況です。
お金が全くないというわけではありません。
DAYSはこれまでまったく借金をしないで、6年近く続けてきました。
そしてまだ私たちが手をつけていないお金があります。
それはDAYSにもしものことがあって、休刊せざるを得ないことが起こったら、
すでに定期購読をしていただいている方々に、残金を返金するためにとってあるお金です。
このお金に手をつけざるを得ない状態になりそうになったら、私は皆さんに事情をお話して、
DAYS休刊のお知らせをする覚悟でいます。
 
 営業や拡販をする立場から言いますと、年末年始の休暇は、恐ろしい時期です。
この時期には書店に行く人は激減し、すべての雑誌の売りあげが低迷するからです。
今出ている12月号は店頭からあと数日で姿を消し、1月号が書店に並びます。
しかし世間はすぐに年末・年始の休暇に入るのです。
 
 その前にこのメールを出しておきたいと思いました。
「努力すれば続けることができたのに、しなかったから休刊になった」
などと、あとで後悔したくないからです。
 
  これまでDAYSを支えていただいた方々にお願いします。
 
 まず定期購読をお申し込みください。
年内の特別キャンペーン中にお申し込みいただけますと、定期購読料は7700円と1000円引きになります。
かつて購読していただいたけれども、最近は購読を止めているという方は、もう一度購読をご検討ください。
すでにご購読いただいているは、周囲の人に広めてください。1人でも2人でも増やしてください。
定期購読期間がまだ残っている方も、継続手続きを今していただけますと、7700円になります。
 
 あと数日で書店から姿を消す12月号も、読んでいただいた方からは、高い評価をいただいています。
まだお読みになっていない方は、ぜひとも書店でのDAYSを購入してください。
書店の人に、「おや? DAYS販売の流れが変わってきたな」と思わせるような、動きを作りたいのです。
 
 ボランティアの方々にお願いします。さまざまなイベントでのご支援、本当にありがとうございました。
物販、定期購読拡大、周囲の人へのDAYS購読呼びかけなど、いま一度のご支援をお願いします。
 
 
 
DAYS JAPAN編集長
 
広河隆一
 
 
 
≪定期購読は下記の方法のいずれかでお願いします≫
 
方法①
DAYS本誌48ページ綴じ込みの振替用紙、または郵便局備え付け振込用紙にて7700円のご入金
(通信欄に、◆存続キャンペーンお申込みの旨◆お名前◆ご住所◆電話番号◆希望購読開始号をご記入ください)
 
方法②
FAXにてのお申込み
◆存続キャンペーンお申込みの旨◆お名前◆ご住所◆電話番号◆希望購読開始号
をご記入頂ければ別用紙でも結構です。
(後日お手元に払込用紙とDAYS JAPAN本誌をお届けします)
FAX 03-3322-0353
 
方法③
E-mailにてのお申込み
 
◆存続キャンペーンお申込みの旨◆お名前◆ご住所◆電話番号◆希望購読開始号
をご記入の上弊社まで送信ください。
(後日お手元に払込用紙とDAYS JAPAN本誌をお届けします)
E-mail info@daysjapan.net 
 



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久しぶりのニュース取材

2009-12-13 22:47:14 | アジア
先週ニューヨーク・タイムスからの仕事が入り、久々にニュースの取材でインド南部にあるハイドラバードに行ってきた。

ここではあまり詳しくは書かないが、ハイドラバードを州都とするアンドラ・プラデッシュ州において、50年近くにわたり独立した州の設立を要求してきたテランガナ地域の住民達がついにその悲願を達成するか、という状況の撮影だ。

テランガナ地域の住民やその支持者たちによるストライキやデモで、日曜日からハイドラバード市内は騒然。僕が撮影を始めた水曜日も、大学キャンパスや州議会でデモをおこなった支持者が多数逮捕されるなど緊張は高まっていた。

結局、10日間を超える抗議の断食を続けていたテランガナ地域の政党リーダーが押し切ったかたちで、州議会はテランガナの独立を容認した。テランガナ住民達は歓喜に沸いたが、今度はその翌日には反独立の議員達や市民がデモをおこすなど、僕がムンバイに戻ってきた現在も混乱は続いている。

新しく州が独立するということはインドにとっては大きなニュースだ。

テランガナ以外にも、国内では現在9カ所で独立州としての地位を求める運動が続いており、今回の決定によって他地域の独立運動が勢いを増す可能性もある。そうなるとインド政府としても収集がつけられなくなるだろうし、この問題はこれからも注意して追っていきたいと思う。

最近の仕事はビジネスものが多かったので、僕としては人々の熱気のうねるニュース現場にまた戻れた嬉しい数日間ではあった。

(写真:逮捕されるテランガナ支持者たち)
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おことわり(2)

2009-12-10 02:41:26 | Weblog
以前にも書きましたが、最近あまりにも低俗かつ愚劣なコメントが増えました。こちらでも削除などの対処をしてきましたが、こういう卑怯者の相手をいちいちしているほど暇人でもありませんので、今後からコメントはgooIDに登録してから書き込んでいただく、という措置をとらざるを得なくなりました。できるだけ多くの人の自由な意見交換の場にしたかったので、こういう余計な手順は踏みたくなかったのですが、仕方がありません。ご理解ください。
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ベトナム枯れ葉剤

2009-12-09 02:59:51 | アジア
お知らせ

今年7月に取材した、ベトナム枯れ葉剤の記事がようやくトリビューンに掲載されました。以下が僕のつくったマルチメディアのリンクです。

http://www.chicagotribune.com/videobeta/?watchId=cf95025f-9f01-49db-bd21-7b05279862b4


http://www.chicagotribune.com/videobeta/?watchId=a9c58162-cd1c-41e8-adae-80eb8d99718c

http://www.chicagotribune.com/videobeta/?watchId=bfa6526a-856a-4b46-99d4-061256179a79
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排ガス削減?

2009-12-05 22:05:13 | Weblog
昨日インド政府が二酸化炭素排出量を2020年までに20−25%削減するというニュースを新聞で読んだので、夕方のラッシュアワーに合わせて車の渋滞を撮りに街に出た。別にアサインメントではなかったが、ストックとしてそのうち使い道でもあるだろうと思ったからだ。フリーになるとこういうことにも気をまわさなくてはならないので、いつもニュースにはアンテナを張っておく必要がある。

それにしても、悪名高いムンバイの交通渋滞はひどいものだ。

先日も水不足に対するデモを撮ろうと出かけたのはいいが、ダウンタウンに向かう途中渋滞に巻き込まれて撮りそこねた。いまは冬なので(とはいっても日中は30度をこえる)まだましだが、それでもエアコンなど装着していない一般のタクシーで渋滞にはまるともう悲惨。両隣に停まったの車の熱気と、ここのドライバーたちはみな気違いか、と思うほどけたたましく鳴らされるホーンの騒音のために、座っているだけでもうぐったりしてくる。

排出量削減、といっても、国内総生産(GDP)の伸びに対する排出量の割合を減らすということで、経済成長が続けばそれに伴う総排出量が減る訳ではない。もともとインドは地球温暖化の原因は先進国によるもの、として、自国のような途上国に必要な経済発展の阻害となる温室効果ガスの国際的な削減義務は受け入れてこなかった。いまだにその基本的立場は変わっていないが、それでもこの国としてははじめて具体的な削減目標をあげたことは評価されるべきかな、とは思う。まあ、目の敵にしている中国が削減目標値を揚げたことに対する、ライバル意識のあらわれなのは間違いないのだが。。。

しかし、毎日のように渋滞に巻き込まれるたび、工場などからの工業排気以外に、これだけ多くの車が毎日排ガスをまき散らし続けるこの町で二酸化炭素排出量削減などありえるのかと、疑がわしくなってしまうのが正直なところだ。




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物乞いの女の子

2009-11-29 14:04:40 | アジア
不覚にも先週デング熱というを患ってしまい、40度の高熱と体中の痛みで数日間ダウンしてしまった。ジャイプールで何度か蚊に刺されたので、たぶんそれが原因だろう。それでもなんとか木曜日までには体力も回復し、ムンバイ・テロ事件一周年の撮影には間に合った。

一周年追悼に関しては、集まった人たちの感情もいまひとつで、病み上がりの体に鞭打って行ったわりには写真的にはほとんど収穫無し。テロの標的のひとつとなったタージ・ホテル前の広場に集まった群衆も、犠牲者の追悼というよりは半ばお祭り、といった感じの雰囲気であった。

そんな中途半端な追悼イベントよりも、この日タージに向かう途中で遭遇した一人の女の子の姿が僕の脳裏に焼き付いた。

彼女は交差点で停まったのタクシーの窓にべったりと張り付いてきた物乞いだった。物乞いの子供など珍しくもないので、はじめは特に気にも留めなかったのだが、普段見かけるような、窓をたたいたり、腕を車内に突っ込んでくるアグレッシブな子供達と違って、この女の子はただ静かにじっと僕を見つめているだけだった。その何とも例え難い寂しげな瞳に惹かれて、僕は窓越しにカメラを向けた。逃げる訳でもなく、微笑む訳でもなく、彼女はただレンズを見つめ返してきた。

5秒だったか、10秒だったか。。。僕らはファインダー越しに視線を合わせるながら、短い時を共有した。

やがて信号が青に変わり、タクシーが動き出すと共に彼女の姿は後方に滑り去って行った。

子供や赤ん坊をだしに悪用して小銭を稼ぐ輩が多いので、僕はよほどのことがない限り物乞いに施しはしない。それでもさすがにこのときは少しばかり心が揺らいだ。
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久々の取材

2009-11-22 14:00:03 | アジア
昨日ムンバイにもどってきた。
女性住民の大半が売春婦となって出稼ぎにでる村と、児童労働の問題など、短い間にいくつかのストーリーをこなしてきたので忙しかったが、そこそこ撮れたかなと思う。ムンバイに移ってきてから雑用に追われて思うように撮れなかったので、しばし日常を離れ撮影に集中できた。
とりあえずは写真の整理と原稿書きに追われそうだが、ビデオも撮ってきたのでこちらの編集にも手間がかかりそう。
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ちょっとしたいい経験

2009-11-14 19:32:21 | 報道写真考・たわ言

先週末銀行のATM(自動預け払い機)で現金を引き落としたあと、うっかりしてカードをそこに忘れてきてしまった。さらに間抜けなことに、それに気づいたのがそのまた2日後。

とりあえずネットで残高を照会してみて、他人に引き落とされた様子はないので安心したが、アメリカの銀行のカードだからこれを再発行してインドまで届くにはえらく時間がかかる。もしカードを見つけた人がよほどの正直者だったとしても、不効率を極めたようなこのインドで、まずカードがみつかるわけはないよなあ、とあきらめつつも、一応ATMの場所に戻ってみた。

ATMには普段セキュリティーガードが常駐しているが、英語が通じない。地元の友人に電話での通訳を頼みながら彼に尋ねてみると、とりあえずはダウンタウンの支店に行けという。

渋滞の中タクシーに乗って40分あまり。支店で訳を説明すると、15分ほど待たされた挙げ句、カードが見つかったから1時間後に戻ってくるように、とのこと。

「!!!」

99パーセントあきらめていたので、その答えが信じられなかった。

それまで僕は知らなかったのだが、預金者がATMでカードをとり忘れた場合、15秒ほどでそのカードは機会の中に収納されてしまうのだそうだ。一日の終わりに管理会社が現金を補充しにくる際にこういうカードが機会の中から見つかると、中央管理局に届けられるシステムになっているという。

官僚主義とビジネスのあまりの効率の悪さに閉口していた僕も、無事にカードを手にして少しばかりインドを見直したのだった。

明日から北部のジャイプールに4日間ほど取材に出かけてくる。これまで雑用に追われてゆっくり撮る時間がなかったので、久しぶりのいい機会だ。
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おことわり

2009-11-06 14:24:54 | 報道写真考・たわ言
一応おことわり。
コメント欄について、誹謗中傷としか思えないものは削除することにしました。僕自身に対するものはともかく、他の個人、組織に対する正当な批判とは思えない誹謗中傷はこのブログの意図にもそぐいませんので、削除します。あしからず。
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写真酷評

2009-11-05 01:55:02 | 報道写真考・たわ言
ずいぶん前回の書き込みでは自分の写真に対してクソミソに書かれてしまったが、たかがブログに載せた写真1枚2枚をみただけで、まあよくも「会社の力がおおきかった」だの「腕が落ちた」だののたまってくれるなあと思う。その絶対的判断力にはこちらが感心してしまうほどだ。

いちいちそういうコメントに目くじらをたてるほど暇でもないのだが、こういう理不尽な中傷をうけ続けるのもあまり気分のいいものではないので、いちおう釈明くらいはしておこう。

ここインドでは、日本やアメリカに住んでいると想像できないほど物事の進むスピードが遅い。アパート探しやビザの更新、携帯電話やネットの契約に何日も何日も気の遠くなるような時間と労力をとられながら、引っ越してからこの4週間、撮影に出かけられたのはほんの3、4日だけ。まともな撮影取材などようやく始動したばかりだ。

少しは気に入ったものも撮れはじめているが、それでもそういう写真はこの時点ではブログには載せられない。ブログに載せてしまえば、それで世間に発表してしまったことになるから雑誌やその他メディアに売るときの価値が落ちてしまうからだ。ブログはあくまで日記のようなもので、収入になるわけでもないし、そこで写真をみな発表してしまってはこちらの生活が成り立たなくなる。

これまでは新聞社のスタッフだったから撮ったものはトリビューンに掲載されるし、写真が新鮮なうちにどこかに売らなくては、という心配はなかった。

いまはフリーだから自分の撮った写真の扱い方も大きく変わっているのだ。

。。。。ああ、ここまで書いて、なんでこんなことをいちいち言い訳がましく書いてるのか、馬鹿馬鹿しくなってきた。

やることは山ほどあるし、時間をもっと有効に使わなくては。。。

さらに写真酷評をしたい方はご自由にどうぞ。ただ、せめて名前かペンネームくらいは名乗ってもらいたいものだけれどね。



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