ボストンで旧友たちと共に一夜を過ごしたあと、ペンシルバニアまで車を走らせ、6ヶ月ぶりにギフトとムスに会ってきた。
http://blog.goo.ne.jp/kuniphoto/e/fe340fc09b236d1e88e7b2caf0ce9069
たった半年とはいえ、ムスの成長ぶりにはまたもや驚かされた。ギフトが結ってくれたという長めのドレッドヘアのせいもあるだろうが、顔つきもすらりとし、背も一段と伸びて、会う度に少女の面影がなくなっていくのがわかる。
もともとは日曜日だけを過ごしてシカゴに戻る予定だったのだが、彼女たちの強いリクエストもあって滞在を一日延ばしてきた。インドにいってしまえば、次にいつ会えるかもわからない。
彼女たちの元気な姿を見てとりあえずは一安心。しかし、内戦の後遺症に悩まされていた半年前とはうってかわり、見違えるようにやる気満々で授業を受けているギフトに対して、ムスのほうはどうにも勉強に対して気が乗りきらないようだ。そんなムスのやる気をいかに引き出すことができるか、ジョディが頭を悩ませている。
ムスは留学生としてアメリカに来ているため、成績が悪すぎて奨学金などが受けられなくなると、この先ビザの更新などに影響が出てくる可能性もある。彼女はもともと非常に頭の切れる子なので、何かいいきっかけさえ見つけることができれば、学力もみるみる向上する事は間違いないんだけれど。。。
ふざけあうムスとギフトの姿を眺めながら、僕の頭にはあらためて感慨深い思いがよぎっていた。
思えば内戦中のリベリアで彼女たちと出会ってからもう6年だ。内戦の終わった翌年、首都モンロビアの町で2人と再会したとき、まさか将来彼女たちがアメリカで生活する事になろうなどとは、一体誰が想像し得ただろう。彼女たち自身にとっても、この数年間はまさに夢のような経験だったに違いない。人生なんて、本当にどう転ぶかわからないものだ。
そして、僕自身も今はこうして20年ちかく住み慣れたアメリカを離れ、インドへ居を移す準備に追われている。
ムスたちとはまた違う大陸に住むことになってしまうので、もうこれまでのような頻度では彼女らに会うことはできないだろう。成長していく彼女たちの姿を、半年とか一年ごとに写真に収めていくのが楽しみだった。しかしこれからは数年に一度ほどしか会えなくなってしまうかも知れない。
まあ、僕がいようがいまいが、彼女たちは成長し人生を謳歌していくわけで、彼女らにとって僕の存在などさして重要なものではないだろう。それでもやはり、これから先も、「アンクル・クニ」と慕ってもらうことができれば嬉しいな、とは思う。
http://blog.goo.ne.jp/kuniphoto/e/fe340fc09b236d1e88e7b2caf0ce9069
たった半年とはいえ、ムスの成長ぶりにはまたもや驚かされた。ギフトが結ってくれたという長めのドレッドヘアのせいもあるだろうが、顔つきもすらりとし、背も一段と伸びて、会う度に少女の面影がなくなっていくのがわかる。
もともとは日曜日だけを過ごしてシカゴに戻る予定だったのだが、彼女たちの強いリクエストもあって滞在を一日延ばしてきた。インドにいってしまえば、次にいつ会えるかもわからない。
彼女たちの元気な姿を見てとりあえずは一安心。しかし、内戦の後遺症に悩まされていた半年前とはうってかわり、見違えるようにやる気満々で授業を受けているギフトに対して、ムスのほうはどうにも勉強に対して気が乗りきらないようだ。そんなムスのやる気をいかに引き出すことができるか、ジョディが頭を悩ませている。
ムスは留学生としてアメリカに来ているため、成績が悪すぎて奨学金などが受けられなくなると、この先ビザの更新などに影響が出てくる可能性もある。彼女はもともと非常に頭の切れる子なので、何かいいきっかけさえ見つけることができれば、学力もみるみる向上する事は間違いないんだけれど。。。
ふざけあうムスとギフトの姿を眺めながら、僕の頭にはあらためて感慨深い思いがよぎっていた。
思えば内戦中のリベリアで彼女たちと出会ってからもう6年だ。内戦の終わった翌年、首都モンロビアの町で2人と再会したとき、まさか将来彼女たちがアメリカで生活する事になろうなどとは、一体誰が想像し得ただろう。彼女たち自身にとっても、この数年間はまさに夢のような経験だったに違いない。人生なんて、本当にどう転ぶかわからないものだ。
そして、僕自身も今はこうして20年ちかく住み慣れたアメリカを離れ、インドへ居を移す準備に追われている。
ムスたちとはまた違う大陸に住むことになってしまうので、もうこれまでのような頻度では彼女らに会うことはできないだろう。成長していく彼女たちの姿を、半年とか一年ごとに写真に収めていくのが楽しみだった。しかしこれからは数年に一度ほどしか会えなくなってしまうかも知れない。
まあ、僕がいようがいまいが、彼女たちは成長し人生を謳歌していくわけで、彼女らにとって僕の存在などさして重要なものではないだろう。それでもやはり、これから先も、「アンクル・クニ」と慕ってもらうことができれば嬉しいな、とは思う。