イラクに派遣されていた自衛隊が撤退しました。
日本の自衛隊はそもそもどのようにできたのか。
その経緯は、公民や現代社会、政経の教科書に譲るとして、自衛隊が軍隊ではない?ことのあらわれとして、用語の言い換えも多くあるようです。
戦車→特車 駆逐艦→護衛艦 攻撃機→支援戦闘機 歩兵→普通科 砲兵→特科
工兵→施設科 柔らかく表現したいようです。
著者は元自衛隊員で、防衛問題のテレビのコメンテーターとしてもよく出演している人です。この人の講演を聴く機会があり、日本の「実力」がよくわかりました。
日本の軍事費は世界でも有数ですが、その実力はどの程度か。
この本によると、世界最高水準のものは、海上自衛隊の対潜水艦戦能力と掃海能力です。
対潜水艦戦能力とは敵の潜水艦を捕捉し、攻撃する力で、アメリカが旧ソ連対策として日本にその能力を認めたからこの能力が突出しました。
掃海とは、海中や海底に敷設された機雷を除去することで、1950年、当時の海上保安庁掃海部隊が、アメリカ海軍指揮下で、北朝鮮軍の機雷処理にあたり、日本人乗員1名が触雷しなくなっているそうです。
日本の軍事力は、アメリカを補う部分が増強され、まさにアメリカの世界戦略の一部を担っています。
軍事力という点では、パワープロジェクション(戦力投射)能力がなく、他国に陸軍を上陸させ、戦争目的を達成できるようなしくみになっていない、著者のたとえでは「水泳だけがトップクラスで、あとはぱっとしないトライアスロン選手」のようなものだそうです。
今後をどのようにしたらいいか考える前に、その前提として現状を知ることが必要です。図書館にあるので、外交、国際関係に関心がある人は目を通してください。
日本の自衛隊はそもそもどのようにできたのか。
その経緯は、公民や現代社会、政経の教科書に譲るとして、自衛隊が軍隊ではない?ことのあらわれとして、用語の言い換えも多くあるようです。
戦車→特車 駆逐艦→護衛艦 攻撃機→支援戦闘機 歩兵→普通科 砲兵→特科
工兵→施設科 柔らかく表現したいようです。
著者は元自衛隊員で、防衛問題のテレビのコメンテーターとしてもよく出演している人です。この人の講演を聴く機会があり、日本の「実力」がよくわかりました。
日本の軍事費は世界でも有数ですが、その実力はどの程度か。
この本によると、世界最高水準のものは、海上自衛隊の対潜水艦戦能力と掃海能力です。
対潜水艦戦能力とは敵の潜水艦を捕捉し、攻撃する力で、アメリカが旧ソ連対策として日本にその能力を認めたからこの能力が突出しました。
掃海とは、海中や海底に敷設された機雷を除去することで、1950年、当時の海上保安庁掃海部隊が、アメリカ海軍指揮下で、北朝鮮軍の機雷処理にあたり、日本人乗員1名が触雷しなくなっているそうです。
日本の軍事力は、アメリカを補う部分が増強され、まさにアメリカの世界戦略の一部を担っています。
軍事力という点では、パワープロジェクション(戦力投射)能力がなく、他国に陸軍を上陸させ、戦争目的を達成できるようなしくみになっていない、著者のたとえでは「水泳だけがトップクラスで、あとはぱっとしないトライアスロン選手」のようなものだそうです。
今後をどのようにしたらいいか考える前に、その前提として現状を知ることが必要です。図書館にあるので、外交、国際関係に関心がある人は目を通してください。