くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

尖閣問題: 孫崎享という売国奴の無知

2012年07月17日 | Weblog
孫崎氏の発言は、実に馬鹿げている。

元外交官の発言とも思えない。もっとも、他国の外交官であるならばともかくも。

14世紀に中国軍事力が云々発言。軍事力が及んでいたとは、あいまいな物言いである(外交官らしく?)。かりにそうだとして、軍事力が及んでいたすなわち統治の所在を意味しない。もしそうだというのであれば、米軍の力の及ぶところ・・という言い分が可能になる。

それ以上に問題なのは、氏の「無知」である。14世紀といえばおそらく明朝のことに言及しているのだろうが、同王朝が盛世を過ぎて尖閣に軍事力を引き続き及ぼしていたとは考え難い。さもなくば、琉球王国の南海貿易が衰退することもなかったはずである。

更にそれ以上に問題なのは、次の清朝が尖閣を自らの統治権の及ぶ地域とはみなしていなかった事実を氏は、知らぬようだ。もし知っていてあえて「14世紀」にのみ言及したとすれば、これを彼の属する国家への「反逆」的言説といわずしてなんと負うべきか。

ありていに言って、売国奴、ということになる。

清朝を飛び越えて明朝にまでさかのぼる理由はどこにあるのか。まさか、清朝は満族の建てた王朝だから正統ではないとでも言いたいのだろうか。

ならば、現在ただいまの中国の版図の正当性もまた否定されねばなるまい。明朝の版図は清朝の半分にも及ばない。満州はもちろんのこと、内蒙古、チベット、さらには四川省の多く、青海省、新疆ウイグルのほとんども放棄さねればならない。

更には台湾もしかりだ。

こういうある意味「宦官」にも及ばぬ御仁が元外交官にして、元防大教授とは・・。おぞましいというか、情けないことである。



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1 コメント

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同感です。ひどすぎる。 (現代日本を憂うもの)
2012-10-24 15:15:46
まったく同感です。このような人間が外務省の役人であったということは、われわれの払った税金が無駄使いどころか、我々の敵に対して支払われていたということです。

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