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居酒屋さすらひ 2091 - 魚屋の奥は酒場だった - 「西川口 魚天」(川口市並木)

2024-03-20 07:00:31 | 居酒屋さすらい ◆地方版

Mちゃんに仕事を依頼しようと連絡した。

彼と2人で会う時はいつも西川口で会うことが多い。前回は「力」、その前は「とさか」で飲んだ。今回も「とさか」に行こうとなったが、Mちゃんと会ったら、足を引きずっていた。重度のヘルニアらしい。彼は「とさか」の階段すら上がれなかった。歩くのも辛そうだから、「とさか」の目の前にある中華で飯を食おうと提案したら、「もう一軒、兄さんを連れて行きたいとこがある」と言ってきかない。そこに行くことにした。ちなみにMちゃんは、自分を「兄さん」と呼ぶ。

そのMちゃんおすすめのお店は魚屋が経営する酒場だった。

魚屋といってもこぎれいで、なかなかにシャレオツ感のある酒場。メインはカウンターでランチョンマットが敷かれている。席はほぼ満席で女性客の割合が多い。

今日はもう日本酒だな。席についてそう直感した。

日本酒のラインナップもいろいろ。「香る酒」や「爽やかタイプ」、「コクのある酒」などの指南付きメニューが用意されている。知ってる酒もあれば知らない銘柄もあり、なんだかワクワクする。ただ、値段はちょっと高めだ。なので、ケチって、「松竹梅 豪快」熱燗を2合オーダーした。ちなみに1合は490円である。

やがて酒とともに、頼んでいないスープが出てきた。

「金目鯛の吸い出し」というものらしい。これ、お通しで220円。なかなか東京の酒場では見ない料理だから嬉しい。241円だから、全然OKでしょ。

Mちゃんのオーダーに倣い、「ひたし豆」(209円)と「お刺身盛り合わせ小」(979円)をとってみた。さすが魚屋。仕入れは断然いい。

料理は刺身の他、煮、焼き、蒸し、炒めなど、魚に合わせて様々なものが用意されている。

ちょっと残念なのはオーダーをとる人が不慣れで、店を回せてなかった。お店の規模が20人程度のキャパだから、一人の配置で充分だが、スキルが伴っていないと、ちょっと厳しい。オーダーがなかなか通らず、ロスになることもしばしば。名店の要素は厨房だけでなく、オーダー係の要素が大きい。心の余裕と客あしらいのスキルも求められるため、こればかりは誰でも出来るものでもない。かつて「居酒屋さすらひ」のアワードを受賞してきた店は概ね、オーダー係も優れている。なかなかオーダーが通りにくい、ミスオーダーが多い店は、オーダー係に問題があるケースがほとんどだ。

日本酒が空いた後は、「ホッピーセット」白に移行。

セットが543円。「中」は275円は微妙な設定。税抜きで計算した場合、「中」2杯のおかわりだと990円。ギリ1,000円以内。これは計算し尽くした設定だと思う。

自分的にはもっとがぶがぶ酒を飲みたいが、ここはあくまで魚と酒を楽しむ空間として使う店。こういうのもたまにはいい。

最後は握りを頼んで〆た。

会計は老人が担当していた。もしかすると店の店主かもしれない。ただ、タブレット端末を流暢に使いこなし、自分のカード払いにもサクサクと操作をしてすぐに会計した。爺さん、なかなかやるなと思いながら、店を後にした。

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