「BBB」

BASEBALL馬鹿 BLOG

お風呂さすらい72 「潮の湯温泉」(銚子市犬吠埼)

2017-01-25 22:43:02 | お風呂放浪記

山間にある、ひなびた温泉もいいが、海沿いにたたずむ温泉もいい。

片や閉ざされた土地、一方は開かれた場所だ。

人生、何かに行き詰ったときは、ローカル線に乗って、海沿いの街を訪ねるのがいい。そこに温泉があれば言うことなしだ。

ゆっくりした時間と優しい風、そして温かい人々、うまい酒と飯に癒される。

だだっ広い、空と海を前にして、ボクらは気付くだろう。自分らは生かされていることに。

 

仕事に疲れて、ボクは旅に出た。

日暮里から京成線に乗って、成田まで行き、そこからJRに。

京成線も八千代台を過ぎると、もうド田舎だ。特に臼井と佐倉の間の田園風景を見るとホッとする。

また、成田線の車窓から見える風景は京成線よりもさらに辺鄙さを増し、いよいよ旅情をかきたてる。

これはもうちょっとした旅だ。

 

銚子駅を降りて、次に銚子電鉄へ。

このローカル線がまたいい味を出している。

1日乗車券を買ったのだが、これには、銚子名物の「ぬれ煎」がついていた。いや、厳密に言うと、指定された駅で切符を見せると、「ぬれ煎」が1枚もられるという仕組みなのだが、なかなかユニークである。

8時に家の最寄り駅を出発して、犬吠埼の最寄り駅、外川に着いたのがちょうど12時だった。

約4時間かけて、ボクは銚子に辿り着いた。

 

銚子には犬吠埼という岬がある。

千葉県のマスコット、チーバくんは犬をモデルにしているが、彼の鼻の頭の部分が犬吠埼だ。

犬が吠えると書いて、「いぬぼうさき」と読む。

離島と山を除く日本の平地で、最も日の出時刻が早いのが、犬吠埼だ。

その岬が見える風呂があると聞き、ボクは駅を降りて急いだ。

 

「犬吠埼観光ホテル」。

平日、大人1,000円。決して安くはない。

自動券売機でチケットを購入し、いざ浴場へ。

設備は広く、8つの浴槽がボクを待っていた。

内湯から見える景色も絶景だが、ここはやっぱり露天風呂から太平洋を眺めたい。

 

この景色を眺めただけで、4時間もかけてきた甲斐があったというもの。また、1,000円の入湯料だって、決して高くはないことに気づく。

風呂の気持ちよさよりも、景色の壮大さに気持ちが昂揚していく。

空の青と海の青は微妙に違っているのだけれど、その境目が実はよく分からない。

あの境目の向こう側はどうなっているのか。

ついつい、景色に見惚れてしまう。

犬吠埼の岬が突きだし、白亜の灯台が美しい。こんな風景を見ながら風呂に入れる場所って、全国にもそんなにないだろう。

このロケーションの絶景は実際に見た者にしかわからない。

 

泉質 ナトリウム・カルシウム塩化温泉。

さすが、沿岸の温泉だけに塩が効いている天然温泉。

一人電車に揺られて手にした極上の時間。

まさに体も心も洗われる風呂と景観だった。

ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 居酒屋さすらい 1121 - ジョ... | トップ | 居酒屋さすらい 1122 - 掘立... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいねえ (ふらいんぐふりーまん)
2017-01-26 21:29:44
いい温泉だ。1000円、ノー高いだよ。(笑)
俺も行ってみてーよ。
Unknown (熊猫)
2017-01-27 10:57:36
山の温泉が閉じた空間ならば、海の温泉は心を解放してくれるよ。

以前、師とは那珂湊の温泉に行ったっけ。
海が見えて、気持ちよかったね。

いつかまた、海の見える温泉に行こうぜ。

コメントを投稿

お風呂放浪記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL