くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

相続人調査

2006年06月04日 | Weblog
■友人から亡くなったお母さんの銀行口座からお金をおろすための書類作りを頼まれた。すべての相続人を洗い出して印鑑をもらう準備で、昔、行政書士の仕事をしていたころの得意分野だ。戸籍、改製原戸籍、除籍などの記載をたよりに相続人を割り出し相続関係図を作る。

実はお母さんではなく叔母さんだったのだ。実のお母さんが亡くなった後、お父さんはお母さんの妹と再婚したのだが、彼女は3度目の結婚で子供がいなかったのだ。本当にいなかったのか?相続人の範囲はお母さんの兄弟姉妹や甥姪にまで広がるが、誰が既に死亡し、誰が生存しているのか、、俄然ややこしくなる。

戸籍を読み解くといろいろな事実がでてくる。どうして彼がここに養子に出されたのか、彼女がどうして離婚して再婚したのか、、彼の子供は10歳で死亡しているが警察の届けになっているところをみると、それは事故だったのか、事件だったのか、、波乱の人生を思い描くことができる。依頼者本人さえ知らない事実が出てくる。そんな謎解きのような仕事に没頭したこともあったなぁ。

まあしかし日本の戸籍という100年以上前の個人情報管理システムのすごさ。最初は秀吉だろうか?たいしたもんだわ。でも、まじで迫力を感じるのは、この戦争前後の時代を生きた一般市井の一人一人が波乱万丈の人生を送っていることが見えてくること。ただ、人の出生、死亡、結婚、離婚、養子縁組などの届けの記載があるだけなのに、、、。
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