くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ロシア紀行21日

2014年04月22日 | Weblog

■初日の朝、やっと繋がったMySoftBankでメールをしてローミングキャリア変更方法を聞く。機内モードで電話が出来ないとメールしかない。なにしろSoftBank問い合わせをメールでする方法はこれしかないことがわかったからだ。これでなんとか言ってくるだろう。

ラナさんにホテルから電話して正午きっかりに③線メトロのプロシャーチレバリューツイ駅のホームの一番前で待ち合わせをすることにした。午前中はそれまでメトロ探検をやってみることにした。切符は距離に関係なく定額なのでホームから出ない限りどこでまででもいける。5回分のメトロカードがあるので改札口のプレートにかざせば入場できる。問題は駅名を読むこと自体おぼつかないのに駅内はすべてロシア語の表示しかない。いっぱいの人の流れにもまれながら乗り降りしないといけないがアナウンスではさっぱりわからない。車両の中にはどの駅を通過しているかわかる点滅表示が出る。電車の向かう方向がホームのどちら側になるかの判断は前後の駅名の区別によるがその駅名の最初の一文字だけ憶えで決めないと間に合わない。こんな状態でいくつかの駅を乗り換えたりして12時ぎりぎりに待ち合わせ場所にたどり着くことができた。

いきなりメトロに乗り込んだとき、まわりはスキンヘッドでイヤリングをして腕にタトゥがいっぱいのでかい連中ばかり。ここやばいよ、と思ったほど。後で聞くと時々やばいそうだ。警察もいっぱいいる。ちなみに警察はミリッシアだが最近はポリッシアというそうだ。ガイドにあるように確かにモスクワのメトロはレトロで豪華な雰囲気だが僕にはNYのあの使い古され、薄汚れてちょっと危なそうな地下鉄と共通のものに自然に郷愁すら感じていた。何列ものエスカレーターが長く深く続いて行く様子は壮観。サンクトペトロスブルグのメトロはたくさんの運河の下を行くのでさらに深いそうだ。エスカレーターは確かに早いがここのエレベーターはどれも早い。エスカレーターの右側に立ち、左側を急ぐ人のためにあけるのは日本などと反対。ようやくメトロになれたところで2人で駅を出るとそこはクレムリン(砦という意味でここは支配貴族の生命財産を守る場所だった。)と「赤の広場」。クラースナヤ・プロシャーチのクラースナヤとはもともと赤ではなくて「美しい」という意味で、確かに今は赤いレンガの城壁だがもともとは白い石の壁だったそうで、その壁は今はその地下にある。1時に衛兵の交代があるというのでそれまで2人で界隈を歩いた。

今日は暑い日だ。日中はTシャツ1枚でいい。モスクワがこんなに暑いなんてうそやろ!そのうち寒くなるというよほうらしいが、、。今日はイースターで街中に巨大な彩色した卵の飾り付けがあったり、教会の鐘つき係のおばさんたちの見事な演奏のパフォーマンスが見れたりした。人通りは例年になく少ないというが月曜にもかかわらず沢山の人出だと思う。

グム百貨店には感動した。まるで巨大な宮殿のような100年前の建物内部が最先端ファッショナブルな高級ショッピングモールになっている。回廊型中央吹き抜けの今はやりの構造が百年前の建物に利用されている。連邦時代の国営百貨店とはどんなものだったかのイメージすら浮かばない。

1時になって衛兵交代を見るために無名戦士の墓の場所に行く。子供たちや観光客の見守る中、不動直立した2名のガードの交代がある。銃を掲げて足をはねあげて歩く姿。そうだいつかギリシャかどこかで見たっけ。

アルバート通りに行くまでの途中で軽くランチをとる。洒落たレストランだけど1食350p(1000ぐらい)は一寸高い。どこも普通それぐらいで東京と同じだという。

パトカーの白とブルーの配色はNYPDと同じ。そしてマクドナルドの前に止まったタクシーはあのとさかのようなでかいサインをのせた黒のチェックの帯の入ったNYのイエローキャブとまったく同じ。その界隈を歩いていてふっと妙に不思議な気持ちになった。ロシア語のサインをのぞけば風景があのグリニッジビレッジとそっくりなのだ。うそやろ!ここいったいどこや!

レナさんの親友のオリンパスの元の同僚がちかくの三菱メディカルのオフィスで働いているというので仕事中にもかかわらず訪ねていくことになった。日本人一人の支店長と数人の現地スタッフのチームはみなレナさんとは顔なじみのようで旧交を暖めていた。その近くにレナさん行きつけのカフェに立ち寄った。そのとたん、僕の行きつけだったグリニッジビレッジ通りのカフェを思い出した。そこでコロンビア人のシルバーナと一緒にアルグレイとブルーベリーの乗ったチーズケーキをオーダーするのがいつものスタイルだったから、、。なんとその店にもそっくりなチーズケーキが、、。NYの店は2階で窓際の席から通りを見下ろしていたが、ここは1階のせまい造りで妙にビレッジふうの風景が見える。そこは別に高くもない普通の場所だそうだがレナさんもとても好きな場所だそうだ。チーズケーキのブルーベリーはそうでなくて僕の知らない果実だったが、ちょっとすっぱいのがまたいい。

そのすぐそばがアルバート通りで、東京でいえば青山、原宿か竹下通りみたいな感じだろうか。バラライカを演奏しているパフォーマーがいたり似顔絵を書く人がいたり、、。

レナさんと別れてホテルに帰るとぐったり疲れてしまった。

SoftBankからはパスワードわからないならリカバリーしかないなどと見当違いのメールが来て役にたたないかったが、SNSメールで設定を示唆する案内が届いていたので試しに再度試みるとキャリアに目的の名前が引っかかっていたので設定ができた。電話も出来るようになってめでたしめでたし。でも後で設定が不安定ですぐ外れてしまうことがわかっていまだに安心できないのだが、、。

夕方、ホテルの近くを歩き回ってみた。通りをはさんだビルが3階建てのショッピングモールになっていて大抵のものが手に入ることがわかった。

このホテルは「アルファ」。ほかに「ベータ」と「デルタアンドガンマ」という巨大ホテルが一緒の広大な敷地にあって、周りに駐車場、レストラン、カラオケバー、24時間飲食店が集まっていることがわかった。そしてその先に色とりどりの丸屋根,尖塔をつらねた一群の修道院のような集落が、、。いったいあれは何だ?

後で調べると、イズマイロフスキー公園と判明。お土産探しにいい場所だとわかった。いつか行ってみよう。もう10時をまわったが人通りがたえない。SUBWAYでサンドイッチを食べてホテルに帰る。長い一日だったが感動的なモスクワを見た気がした。

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1 コメント

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Unknown (なかせ)
2014-04-22 18:52:15
随分ロシアを楽しまれているようで、何よりですね。
土産話、楽しみにしてます。
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