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種子法廃止とこれからの日本の農業について

2017年08月26日 | 地域の情報(埼玉11・12区)

 加須市で民主主義とくらしを考える会主催による、
「種子法廃止とこれからの日本の農業について」のセミナーに参加してきました。
セミナーには熊谷総支部から2名、加須総支部から2名が参加しました。
全体では50名あまりの参加者がありました。

 種子法廃止とこれからの日本の農業について」
 元農林水産大臣・弁護士 山田 正彦さんからお話しを伺いました。

 種子法が来年、廃止される。いままで種子法があることで日本のコメ、麦、大豆は守られてきた。
各地の農業試験場で繁殖させて、コシヒカリなどの『種籾』を1キロあたり500円などで安く提供してきた。
また、その地域あった多様な品種(コメだけでも300品種)を提供してきました。

 種子法が廃止されると、主要穀物の種子が県の農業試験場で管理していたのが、民間(大手種苗会社)に管理が移っていく。
農家が安定して安く入手していた優良品種の「種籾」を、何倍もの価格で購入しなければならなくなる。
1反あたりの種籾の費用が2000円かかっていたのが、5倍から10倍になったら、赤字になってコメが作れなくなる。

 牛を飼って、拡大路線の失敗した経験から、
これからの日本農業は、小さい農家でいい、家族経営農家でいい。
農家への資金(税金)が全農などを経由していく中で、「消えて」しまい、農家に渡っていない。
民主党政権の時の経験から、農家に国から直接渡しの「戸別所得補償政策」が必要だ。

 講師から公共の品種(タネ)を守る議員立法を作る提案がありました。
地域に種(タネ)を守る会の組織を作ってくださいとお話しがありました。

 

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