松永義昭さん(富士通 文教第2ソリューション統括部 部長)の発表
主催: 大阪市立大学大学院創造都市研究科
場所: 大阪市大大学院創造都市研究科 梅田サテライト101教室(大阪駅前第2ビル6階)
■参加動機
システム担当を離れて、比較的リアルな場面での仕事が増えてきている。
富士通の松永さんは一定のビジョンを持った方なので、システム関係でどのような話が聞けるのか楽しみに参加しました。
以下、例によって自分なりのメモです。過不足ご容赦を。
■0.電子リソース時代における図書館の課題
○SWOT分析
・強み
目録DB、学習環境(静粛・グループ)、
・弱み
アウトソースと空洞化
・機会
電子リソースの流通
公共システムの共同利用
多様性(個人間の違い) ??
・脅威
少子高齢化による財源の縮小、費用対効果
節電、BusinessConituityPlan
○問題点と課題
1) 電子リソースごとにターゲットの乱立
→ターゲットの統一、アクセスメディアの拡大
2) Webサイトの利用率が低い
→リピート率を高める参加型サービス
◆学内ポータルとの連携は?
3) 参加型サービスの初期データの少なさ
→レコメンドデータの他機関との共同利用
4) 改善する仕組みのなさ
→傾向分析 どうするか
■1.検索ターゲット統一とアクセスメディア拡大
○ハイブリッド目録DBと横断検索
冊子と電子(メタデータ)の統一、入らないのは横断検索
次世代OPAC、アクセラレータ、スマホ
○次世代OPAC
◆開発手法は?
○アクセラレータOPAC
◆使うだろうか?
Windows8専用アプリみたいな発想は?
○スマホ専用アプリ
◆いいじゃん!
◆開発状況?
○統合検索
○標準検索プロトコル、OAI-PMH、サジェスチョン、ファセットブラウジング、
関連度ソート、レコメンデーション(所属別によく使われる本など)、
WebAPI、
論文執筆支援(Mendeley、RefWorks)、
Shibboleth(京大図書館はShibbolethのみ、ローカルログインはなし)、
■2.リピート率を高める参加型サービスの提供
○リピート率の高いWebサイト
・更新頻度
→CMSの操作性、自動更新の仕組み
・魅力的なコンテンツ
→オンリーワン・コンテンツ
・来館の必要ない申請サービス
→施設予約、オンラインレファレンス、イベント申込
◆確かに
・ユーザがWebの更新に関われる
→参加型サービス
次世代OPACとWebサイトの統合
◆通り道に置くことを考える
・レビューやタグからの検索
■3.共同利用と利用者傾向分析
○他機関とのレビュー情報の共同利用
公共図書館を中心に準備を進めている
○利用者傾向分析によるサービス改善
トップページの新着図書など
ノーヒットの際の画面表示に対する検討材料
○フィールドイノベーション
■質疑
Q: 「次世代OPAC」と呼ぶ理由は?
A: まだいわゆるディスカバリーサービスのようなものではないので。
Q: 学習場所としての図書館という再注目。御社として対応の考えがあれば。
A: 建築業者、空調との連携。
Q: 「最適化」というのは、どういう方向性?
A: 認証基盤のShibboleth
◆施設予約のこともコメントを期待してたが話が流れた。
Q: Webスケールディスカバリ、G-Searchと統合検索の関係
A: ERDBが管理されていく前提で、それを使えるようにはしたい。
それによってWebスケールに近いものができると考える。
Q: 効率化、クラウド化の方向性?
A: SaaS、公共図書館では提供。
京大図書館OPACは、
Q: 「デパート」という指摘は自分も耳が痛いが、学生の使う様子を見ると、スムーズに使っている感じがある。
ディスカバリーサービスの表示する窓を富士通OPACにというのもあると思うが、松永さんの考えをぜひ。
A: ディスカバリーサービスとOPACの二本立てはなくさないといけないのではないか。
ユーザに見える部分のインターフェース(フロントの部分)は自社として持っておきたい。理由はユーザ傾向分析等につながる。
主催: 大阪市立大学大学院創造都市研究科
場所: 大阪市大大学院創造都市研究科 梅田サテライト101教室(大阪駅前第2ビル6階)
■参加動機
システム担当を離れて、比較的リアルな場面での仕事が増えてきている。
富士通の松永さんは一定のビジョンを持った方なので、システム関係でどのような話が聞けるのか楽しみに参加しました。
以下、例によって自分なりのメモです。過不足ご容赦を。
■0.電子リソース時代における図書館の課題
○SWOT分析
・強み
目録DB、学習環境(静粛・グループ)、
・弱み
アウトソースと空洞化
・機会
電子リソースの流通
公共システムの共同利用
多様性(個人間の違い) ??
・脅威
少子高齢化による財源の縮小、費用対効果
節電、BusinessConituityPlan
○問題点と課題
1) 電子リソースごとにターゲットの乱立
→ターゲットの統一、アクセスメディアの拡大
2) Webサイトの利用率が低い
→リピート率を高める参加型サービス
◆学内ポータルとの連携は?
3) 参加型サービスの初期データの少なさ
→レコメンドデータの他機関との共同利用
4) 改善する仕組みのなさ
→傾向分析 どうするか
■1.検索ターゲット統一とアクセスメディア拡大
○ハイブリッド目録DBと横断検索
冊子と電子(メタデータ)の統一、入らないのは横断検索
次世代OPAC、アクセラレータ、スマホ
○次世代OPAC
◆開発手法は?
○アクセラレータOPAC
◆使うだろうか?
Windows8専用アプリみたいな発想は?
○スマホ専用アプリ
◆いいじゃん!
◆開発状況?
○統合検索
○標準検索プロトコル、OAI-PMH、サジェスチョン、ファセットブラウジング、
関連度ソート、レコメンデーション(所属別によく使われる本など)、
WebAPI、
論文執筆支援(Mendeley、RefWorks)、
Shibboleth(京大図書館はShibbolethのみ、ローカルログインはなし)、
■2.リピート率を高める参加型サービスの提供
○リピート率の高いWebサイト
・更新頻度
→CMSの操作性、自動更新の仕組み
・魅力的なコンテンツ
→オンリーワン・コンテンツ
・来館の必要ない申請サービス
→施設予約、オンラインレファレンス、イベント申込
◆確かに
・ユーザがWebの更新に関われる
→参加型サービス
次世代OPACとWebサイトの統合
◆通り道に置くことを考える
・レビューやタグからの検索
■3.共同利用と利用者傾向分析
○他機関とのレビュー情報の共同利用
公共図書館を中心に準備を進めている
○利用者傾向分析によるサービス改善
トップページの新着図書など
ノーヒットの際の画面表示に対する検討材料
○フィールドイノベーション
■質疑
Q: 「次世代OPAC」と呼ぶ理由は?
A: まだいわゆるディスカバリーサービスのようなものではないので。
Q: 学習場所としての図書館という再注目。御社として対応の考えがあれば。
A: 建築業者、空調との連携。
Q: 「最適化」というのは、どういう方向性?
A: 認証基盤のShibboleth
◆施設予約のこともコメントを期待してたが話が流れた。
Q: Webスケールディスカバリ、G-Searchと統合検索の関係
A: ERDBが管理されていく前提で、それを使えるようにはしたい。
それによってWebスケールに近いものができると考える。
Q: 効率化、クラウド化の方向性?
A: SaaS、公共図書館では提供。
京大図書館OPACは、
Q: 「デパート」という指摘は自分も耳が痛いが、学生の使う様子を見ると、スムーズに使っている感じがある。
ディスカバリーサービスの表示する窓を富士通OPACにというのもあると思うが、松永さんの考えをぜひ。
A: ディスカバリーサービスとOPACの二本立てはなくさないといけないのではないか。
ユーザに見える部分のインターフェース(フロントの部分)は自社として持っておきたい。理由はユーザ傾向分析等につながる。
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