例によって、自分なりの理解と、自分なりのメモです。
第2分科会(大学・短大・高専図書館) 学習・教育のハブを目指して
■個人的まとめ
・人と人の関係で、それぞれが成長するというのがいいな。
・いろいろな取組の話が聞けてよかった。ただ、その分、何かを掘り下げるということにはならなかったか。
■基調講演 竹内比呂也 高等教育に改革をもたらす新たな学習環境の試み:千葉大学アカデミック・リンクの試み
○Teaching から "ACTIVE" Learning へ
・知識の習得+知識活用能力の習得 *)溝上
・2008年中教審答申「学士課程教育の構築へ向けて」
学士力、単位制度の実質化、教育方法の改善、初年次における教育配慮
「学士力」:体系的理解、汎用的技術、態度(リーダシップ等)、総合的知識・思考力
○高等教育政策における大学図書館
・高等教育サイド 1998年、施設や資料の整備への言及が中心
大学図書館の「片思い状態」
2000年代、教育GPで東京女子大図書館の取り組みや、ラーニング・コモンズが脚光を浴びる。
・その後の政策文書(2012)で「大学図書館の機能強化」について言及。特筆すべきこと。
○学生から見た図書館
・"Googleを介して見えないものは存在していないに等しい"
・吉見俊哉「必要な知識の入手先...大学と書店の重要性は同時並行的に低下している」(「大学とは何か」)
Just in time から Just in case ◆
・情報提供する環境をどうするか
○アカデミック・リンク
・「授業資料ナビ」
図書館資料と授業を結びつける。普遍コア科目を中心に73科目(2011)
リエゾン・ライブラリアン:広い分野をカバー
・総合メディアホール(仮称)構想
図書館資源とコンピュータ資源のより密接な連携
・「大風呂敷」 目的:考える学生の創造
コンテンツ
人的サポート
学習空間
○学生から見ると
・学生への様々な刺激、コンテンツ、サポート
授業
1210あかりんアワー(教員やスタッフ)
見る、見られる空間
ブックツリー(見せる本棚)
○空間の特徴
・ブックツリー
2冊(貸出OKと館内のみ)、RFIDで手に取られる回数を分析
○コンテンツの提供
・電子媒体も印刷媒体も迅速に入手できるよう。教材の作成支援も視野に。
・これらを想定
・「レガシーコンテンツ再生」
・あかりんアワー
当日の様子、本、リスト
教員とスタッフが相談しながら。研究活動のショーケース
・デジタルコースパック構築プロジェクト
物理問題集のオリジナル作成と電子化
「オンラインクラスルーム」
○人的サポート
・学生、図書館員、教員によるハイブリッドな人的サポート
どのような役割を担うべきか試行錯誤的に追求
・学習支援デスク
・オフィスアワー@ラーニング・コモンズ ◆
・学生の行動を定点観測
学習行動と学習成果の関連 ◆◆
○現時点での評価
1)空間の利用は活発に
2)あかりんアワーの定着、週2回・多い時は70名の参加
3)スチューデント・アシスタントの定着
○問題
・ニーズに沿った空間の整備
アクティブな空間の拡張、静寂空間の整備
・コンテンツの整備と提供
電子化に時間がかかる
・電子化だけでは不十分
教育学習における利用のための許諾が必要
・人的サポート
業務化した場合の担い手は?
事務職員という位置付けで? 教員に?
中間的な専門職が必要ではないか ◆
・コンテンツの提供: 書店の併設、
・ディスカバリ・ツール
--------------------
■橋本春美 ポスト「マイライフ・マイライブラリー」学習滞在型図書館における学習・教育支援の可能性
○学生の主体的・自立的学習の支援に相応しい機能
・多様なスペース
○学生協働サポート体制
○アンケート調査等 実施状況
アンケート調査
2009~ 資料の館内利用データ採取
○滞在型利用
・「滞在して利用していますか」(館内アンケート
「(やや)そう思う」→91%
・在館時間
1時間未満:約5割 ~3時間未満:約4割
授業の空きコマで利用していると推測
・利用目的
メディアスペース:レポート作成、課題・試験勉強、インターネット・メール、情報検索
オープンスペース:課題・試験勉強、グループ学習
リフレッシュルーム:課題・試験勉強も第2位。 単なるカフェではない。
・「(非常に、やや)重要」の割合(高い順)
一般閲覧席での読書学習、資料の館内利用、貸出、1階での読書学習、、、
・次の設備やサービスが役に立っていると思いますか(高い順)
学習環境、図書雑誌、EJ/DB、学生アシスタント、ガイダンス・講習、館内PC
○学生協働サポート体制のねらい
・アシスタント: 自身の成長を図る
・ユーザ:質問しやすい。刺激、次の一歩への契機。
○体制
・ML
・ミーティング1回/月
支援することで自らの学び、成長を感じられる。
○アンケート
・アシスタントがよきユーザに
○存在意義
認知度 84%
利用度 12%
学習の役に立つ 69%
※そこで活動していること、存在自体に意義がある
○外部評価結果(2010年度)
・総評から
・長所から 「ワンストップ型の滞在型図書館」
#Webでも公開している。
○学生アンケート(2012.1月、館内)
・「図書館が大学生活(特に学習生活)を支援していると思いますか。
(やや)そう思う 97%
○学習滞在型図書館の要素
資料 多様なスペース 学生アシスタント IT環境
・比較的小規模の当館でワンストップができた。
○ポスト「マイライフ・マイライブラリー」
セカンドステージへ
積極的にアクションを起こす「アクション・ライブラリー」
・なぜ「アクション」か
1)図書館のアクション
主体的な学習・活動の支援
①仕組み作り ②日々の支援
2)学生のアクション
①主体的な学習・活動 ②アシスタント
○具体的なアクションの例
教育との連携強化
・図書館「情報検索」ガイダンスの必須化
・「情報検索」ガイダンスの映像制作
・2012年度、各専攻に打診
→13年度から、実施(課外)
○情報検索ガイダンス
・予算、人員の制限
説明役1名、補助2名 →学習コンシェルジェ、システムサポーター等を含める
○今後も
・ニーズを捉え、的確かつ迅速に応える姿勢の維持
第2分科会(大学・短大・高専図書館) 学習・教育のハブを目指して
■個人的まとめ
・人と人の関係で、それぞれが成長するというのがいいな。
・いろいろな取組の話が聞けてよかった。ただ、その分、何かを掘り下げるということにはならなかったか。
■基調講演 竹内比呂也 高等教育に改革をもたらす新たな学習環境の試み:千葉大学アカデミック・リンクの試み
○Teaching から "ACTIVE" Learning へ
・知識の習得+知識活用能力の習得 *)溝上
・2008年中教審答申「学士課程教育の構築へ向けて」
学士力、単位制度の実質化、教育方法の改善、初年次における教育配慮
「学士力」:体系的理解、汎用的技術、態度(リーダシップ等)、総合的知識・思考力
○高等教育政策における大学図書館
・高等教育サイド 1998年、施設や資料の整備への言及が中心
大学図書館の「片思い状態」
2000年代、教育GPで東京女子大図書館の取り組みや、ラーニング・コモンズが脚光を浴びる。
・その後の政策文書(2012)で「大学図書館の機能強化」について言及。特筆すべきこと。
○学生から見た図書館
・"Googleを介して見えないものは存在していないに等しい"
・吉見俊哉「必要な知識の入手先...大学と書店の重要性は同時並行的に低下している」(「大学とは何か」)
Just in time から Just in case ◆
・情報提供する環境をどうするか
○アカデミック・リンク
・「授業資料ナビ」
図書館資料と授業を結びつける。普遍コア科目を中心に73科目(2011)
リエゾン・ライブラリアン:広い分野をカバー
・総合メディアホール(仮称)構想
図書館資源とコンピュータ資源のより密接な連携
・「大風呂敷」 目的:考える学生の創造
コンテンツ
人的サポート
学習空間
○学生から見ると
・学生への様々な刺激、コンテンツ、サポート
授業
1210あかりんアワー(教員やスタッフ)
見る、見られる空間
ブックツリー(見せる本棚)
○空間の特徴
・ブックツリー
2冊(貸出OKと館内のみ)、RFIDで手に取られる回数を分析
○コンテンツの提供
・電子媒体も印刷媒体も迅速に入手できるよう。教材の作成支援も視野に。
・これらを想定
・「レガシーコンテンツ再生」
・あかりんアワー
当日の様子、本、リスト
教員とスタッフが相談しながら。研究活動のショーケース
・デジタルコースパック構築プロジェクト
物理問題集のオリジナル作成と電子化
「オンラインクラスルーム」
○人的サポート
・学生、図書館員、教員によるハイブリッドな人的サポート
どのような役割を担うべきか試行錯誤的に追求
・学習支援デスク
・オフィスアワー@ラーニング・コモンズ ◆
・学生の行動を定点観測
学習行動と学習成果の関連 ◆◆
○現時点での評価
1)空間の利用は活発に
2)あかりんアワーの定着、週2回・多い時は70名の参加
3)スチューデント・アシスタントの定着
○問題
・ニーズに沿った空間の整備
アクティブな空間の拡張、静寂空間の整備
・コンテンツの整備と提供
電子化に時間がかかる
・電子化だけでは不十分
教育学習における利用のための許諾が必要
・人的サポート
業務化した場合の担い手は?
事務職員という位置付けで? 教員に?
中間的な専門職が必要ではないか ◆
・コンテンツの提供: 書店の併設、
・ディスカバリ・ツール
--------------------
■橋本春美 ポスト「マイライフ・マイライブラリー」学習滞在型図書館における学習・教育支援の可能性
○学生の主体的・自立的学習の支援に相応しい機能
・多様なスペース
○学生協働サポート体制
○アンケート調査等 実施状況
アンケート調査
2009~ 資料の館内利用データ採取
○滞在型利用
・「滞在して利用していますか」(館内アンケート
「(やや)そう思う」→91%
・在館時間
1時間未満:約5割 ~3時間未満:約4割
授業の空きコマで利用していると推測
・利用目的
メディアスペース:レポート作成、課題・試験勉強、インターネット・メール、情報検索
オープンスペース:課題・試験勉強、グループ学習
リフレッシュルーム:課題・試験勉強も第2位。 単なるカフェではない。
・「(非常に、やや)重要」の割合(高い順)
一般閲覧席での読書学習、資料の館内利用、貸出、1階での読書学習、、、
・次の設備やサービスが役に立っていると思いますか(高い順)
学習環境、図書雑誌、EJ/DB、学生アシスタント、ガイダンス・講習、館内PC
○学生協働サポート体制のねらい
・アシスタント: 自身の成長を図る
・ユーザ:質問しやすい。刺激、次の一歩への契機。
○体制
・ML
・ミーティング1回/月
支援することで自らの学び、成長を感じられる。
○アンケート
・アシスタントがよきユーザに
○存在意義
認知度 84%
利用度 12%
学習の役に立つ 69%
※そこで活動していること、存在自体に意義がある
○外部評価結果(2010年度)
・総評から
・長所から 「ワンストップ型の滞在型図書館」
#Webでも公開している。
○学生アンケート(2012.1月、館内)
・「図書館が大学生活(特に学習生活)を支援していると思いますか。
(やや)そう思う 97%
○学習滞在型図書館の要素
資料 多様なスペース 学生アシスタント IT環境
・比較的小規模の当館でワンストップができた。
○ポスト「マイライフ・マイライブラリー」
セカンドステージへ
積極的にアクションを起こす「アクション・ライブラリー」
・なぜ「アクション」か
1)図書館のアクション
主体的な学習・活動の支援
①仕組み作り ②日々の支援
2)学生のアクション
①主体的な学習・活動 ②アシスタント
○具体的なアクションの例
教育との連携強化
・図書館「情報検索」ガイダンスの必須化
・「情報検索」ガイダンスの映像制作
・2012年度、各専攻に打診
→13年度から、実施(課外)
○情報検索ガイダンス
・予算、人員の制限
説明役1名、補助2名 →学習コンシェルジェ、システムサポーター等を含める
○今後も
・ニーズを捉え、的確かつ迅速に応える姿勢の維持
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