BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

ウルマンの意味三角形

2021-11-25 | 日本語学21

邦訳、意味の原理 と 言語と意味 を読む。
意味の三角形については、ウルマンによる意味三角形をとらえる。

ところが、意味の三角形を次のように説明すると、どうなるか。
>言語学では伝統的に「意味の三角形」という言い方をします。例えば、三角形の底辺の左側の頂点に「ヤマ」という言語記号を置き、底辺の右側の頂点には実際の指示対象となる山を置きます。そして残る頂点に山に関する概念を置きます。これで..言語記号=概念=指示対象..という三角形ができます。ただし言語記号の「ヤマ」と指示対象である山の間には必然的な繋がりはありませんので底辺は点線にします。このことは「ヤマ」がいろいろな山を指すことができる、他の言語にも山を指すことばがある、ということを考えれば理解できます。意味は言語記号と指示対象の間に概念が入って初めて完成すると想定するわけです。
 http://www.gengosf.com/dir_x/modules/wordpress/index.php?p=163
 意味の三角形-意味研究への誘い  辻幸夫(慶應義塾大学教授)

検索キーワードでヒットするので、この解説は通念となる。

しかし、このモデルについては変遷がある。
>ウルマンの三角形モデル
ウルマ ンはオ グデンと リチャー ズの三角形 を使 って意味の問題 を説明する さいに,用語 の簡 潔化 を計るという意図から,次の図1。のように三角形の頂点を名(NAME),意義(SENSE),物(THING)と 呼びかえている。そして彼は意味とは三角形の左斜辺における名と意義の問の関係であると定義する。
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/dokubun1947/60/0/60_0_10/_pdf
 言語記号モデルと語彙分析  宮坂 豊夫



意味の三角形 basic triangle
2020-01-17 | 日本語意味

意味の三角形を見る。見るのは図である。伝統的にそう呼ぶという、意味の三角形は、じつは基本三角形とだけ名がある。だから、その時点で、意味の三角形として唱えたオグデンさんとリチャーズさんは、共著だということで、2人に名を分けるが、後々に、この図を基に、意味の三角形が作られていくことになる。それで、意味の三角形というのは、結局は、当初のものの捉え方がわかってのことかどうかという、ごくごく基本的な事柄が試されることになる。もちろん、図に書いて、その後の議論の発展が Ogden & Richardsをどう批判しているかによることである。






http://www.kotoba.ne.jp/word/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3
ウィキペディア日本語版

スティーヴン・ウルマン(Stephen Ullmann, 1914年7月13日 - 1976年1月10日)は、ブダペシュト出身でイギリスで活躍したロマンス語学者および一般言語学者(意味論・文体論を中心とする)。ハンガリー名はウッルマン・イシュトヴァーン(Ullmann István)。
エトヴェシュ・ロラーンド大学、グラスゴー大学で学位を取得し、グラスゴー大学、リーズ大学、オックスフォード大学で教えた。
ウルマンの意味論は、ヨーロッパ東西に跨る豊富な読書経験によって支えられているといわれる。

https://en.wikipedia.org/wiki/Stephen_Ullmann
Stephen Ullmann : ウィキペディア英語版
Stephen Ullmann
>Stephen Ullmann ((ハンガリー語:Ullmann István); 31 July 1914 – 10 January 1976) was a Hungarian linguist who spent most of his life in England and wrote about style and semantics in Romance and common languages.
Born in Budapest, Austria-Hungary, Ullmann achieved degrees from Eötvös Loránd University (otherwise known as the University of Budapest) and the University of Glasgow in Scotland. Ullmann later taught at Glasgow University, at the University of Leeds where he was Professor of French Language and Romance Philology from 1953 to 1968, and at Oxford University. In 1974 he spent five months as a visitor at the Australian National University's department of Romance languages, where he lectured on "Words and their meanings".
He died in London.
Ullmann’s ideas on semantics are said to be backed up by a wealth of published materials from across Europe. In addition, his works were translated into a variety of languages, such as French, Russian, and Japanese, and are said to be quite influential.
Publications==
*''The Principles of Semantics'' (1951)
*''Words and Their Use'' (1951)
*''Précis de Sémantique Française'' (1952)
*''Semantics: An Introduction to the Science of Meaning'' (1962)
*''Language and Style'' (1964)


ULLMANN ISTVÁN   [U., Stephen]
スティーブン・ウルマン  ハンガリーの言語学者 Stephen Ullmann, 1914年7月13日 - 1976年1月10日
1951年 "The Principles of Semantics"(「意味論の諸原理」)
(『意味論』、山口秀夫、1964年)
1962年 "Semantics: An Introduction to the Science of Meaning"(「意味論:意味の科学への招待」) - 意味論分野の纏めとも言われる
(『言語と意味』、池上嘉彦、1969年)

"Words and Their Use"(「語とその用法」) - 意味論の普及とも言うべきもの

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