前に「Rev2.0に無償してしてくれるらしいよ」と書いたPLEXのPX-W3DVR1000。もちろん申し込んでとっくの昔に届いていたのですが、そのことを書くのをすっかり忘れていました。ので、簡単ですがこちらにまとめて書かせていただきます。と、言うより簡単に書くくらいしか書きようがないので・・・。
実はアップデートのために送る前、手持ちのPX-W3DVR1000はなぜかうまく起動しなくなっていました。アダプタをさして通電し、はじめて電源を入れる時にOS(Android)が立ち上がるのがPX-W3DVR1000の仕様ですが、その際に起動を示すグルグル状態から先に行かなくなってしまっていたのです。OSが立ち上がらなければファームウェアのアップデートもできません。そのため、PLEXに問い合わせようかと思っていたところにRev2.0への無償アップデートが告知されたので、「OSが立ち上がらくなっているのですが、それでもアップデートしてもらえるのでしょうか」と問い合わせたら、同封させる修理報告書にその旨も書いて送ってくれ、との返事が返ってきました。向こうさんの指示に従い、動作しなくなっている本体とアダプタ・リモコンを最初のパッケージに詰めなおして送ります。
しばらくして戻ってきた本体は、少なくともボディはそのままでしたが、最初に貼ってあったシリアルナンバーに加え、新たなシリアルナンバーが張り付けてありました。繋いでみると全く問題なく起動します。バージョンアップどころか修理まで無料でした。ひょっとしたら、基盤の交換というかたちのアップグレードだったので修理項目があろうが同じという扱いだったのかも知れません。
かくしてRev2.0となったウチのPX-W3DVR1000ですが、正直どこがアップグレードしたのかよくわかりません。最初の起動の時、
・「しばらくお待ちください」のメッセージに合わせて素早くリモコンのボタンを"1"、"2"、"3"、"4"を押し、選択項目を"通常"から"デバッグ"に変更して決定
という魔法のお約束も前と同じです。再生の際、"早送り""巻き戻し"を押しすぎると前後の別の番組に勝手に移動してしまう不具合も変わっていません。基本的には前と同じです。画質も特に変わった様子はなく、ちょっとパワーが感じられないものです。ウチのような特殊な環境でなく、最近の液晶テレビを使っている人でも、画面の出力は1080pではなく1080iにしてテレビ側でインターレース解除を行った方がいいかと思います。
あきらかに前よりよくなっているのは、まずEPGの取得。確か以前は3日分がせいぜい程度でしたが、一週間分取得できるようになっています。やっと通常の水準になっただけとも言えますが、それでも改善点ではあります。
もう一つ、これはひょっとしたらわたしの思い込みかも知れませんが、USBで接続したHDDの認識具合の改善です。以前のバージョンでは録画向けとして販売されているHDDでもなかなか認識されず、何度もアダプタを抜いての再起動を繰り返さなければHDDをPX-W3DVR1000で使うことはできませんでした。PX-W3DVR1000はLANが内蔵されていてPCに作成したMPEG2-TSをコピーすることも可能ですが、転送速度が非常に遅く、遅いときだと3~4GBのファイルでも3時間以上かかるというメッセージが表記されてしまうほどであまり役に立ちません。PX-W3DVR1000からUSBを抜いてPCに差し直し、PC上でコピーや移動した方が何倍も速く終わります。なので、USBのHDDをなかなか認識しないというのは使用感にかかわる問題だったのですが、それがかなり改善されたのか、今のところ、録画向けとして販売されているHDDどころかデータコピー向けのHDDアダプタでも簡単に認識されます。
↑これ使って余った320GBのHDDとか使ってますがあっさり認識されます。
おかげで格段に使い勝手が向上しました。フォーマットはNTFSでいいので、一番組一ファイルで構成され、すぐにPCで使えます。ただし、ちょっとタイミングがわからないのですが、確か
・事前に録画予約を入れる
・PX-W3DVR1000本体をスタンバイ状態にしたままUSBのHDDを抜き差し、HDDを交換
・録画予約の時間になる
と言うことだった気がしますが、一度全く番組を録画できないどころか映らなくなってしまったことがあります。再び映るようになるにはACアダプタを引っこ抜き、電源を入れなおすしか方法はありませんでした。事前に認識させなかったのが悪かったのでしょうが、これ以降再現がないのでよくわかりませんが、念のためHDDを交換するときは、USBを挿すより先にPX-W3DVR1000をスタンバイから立ち上げ、画面が映ってからUSBを挿して認識・録画できることを確認するようにしています。
録画予約ですが、前のように番組開始とほぼ同時ではなく一瞬だけ早く録画が始まるようになったようです。もう少しマージンが欲しいところですが、一部で時間ギリギリまで放送していることがある前番組の尻をなるべく切らないようにという配慮もあるのでしょう。時間がたつとHDDへの電源供給をやめてスタンバイに入り、アクセスがあればあらためてHDDに電気を送る先のHDDアダプタに挿したHDDの音を注意していたところ、録画予約の2分50秒前くらいにHDDの電源が一度入り、1分50秒前にHDDへアクセスが少しあり、そのあと録画時間ほぼピタリでHDDがもう一度音をたてて回転しだし、録画ファイル作成が開始されました。起動自体は余裕をもたせているようですね。
先に書いたように早送り巻き戻しは快適とは言えず、録画も番組表から選択するか、時間指定で予約録画するかで、キーワード録画自動追跡予約になれたわたしらとしては一般レコーダーの代用にはとてもなりません。ですが、再生は別(例えばテレビにつなげたPC)でやるとして、あくまで録画専用PCの代用として使うのならまぁまぁ使えます。なにせPCと違ってソフトをそろえる必要などは全くないわけですから。ただし、BSアンテナへの電力供給などはできないようなので他でやってください。テレビやレコーダーに常時供給機能がないのなら、同じくPLEXからBSアンテナ向け電源供給アダプタも売られていますから、これを使ってみましょう。わたしも使ってます。
視聴用としてはほとんど使っていませんので、今のところ失敗は「全く映らなくなった」の一度のみですが、間違いなくHDDが認識され、録画ができる状態であることを常に確認しているからそれ以降失敗はないというだけなので、安定しているとはいいがたいのは確かです。録画中だと他の動作が少しにぶくなる気がしますし、割り切って使うことが必要ですね。契約済のB-CASカードを使えば有料の放送ももちろん可能でした。ちなみにPX-W3DVR1000のRev2.0へのアップデートは今月いっぱい受け付けていますので、まだやってない人は早く頼みましょう。あまり変化が感じ取られないということは、ひょっとしたら旧版は機械を交換しなければ対処できないような大きな欠点があったのかも知れませんから。
実はアップデートのために送る前、手持ちのPX-W3DVR1000はなぜかうまく起動しなくなっていました。アダプタをさして通電し、はじめて電源を入れる時にOS(Android)が立ち上がるのがPX-W3DVR1000の仕様ですが、その際に起動を示すグルグル状態から先に行かなくなってしまっていたのです。OSが立ち上がらなければファームウェアのアップデートもできません。そのため、PLEXに問い合わせようかと思っていたところにRev2.0への無償アップデートが告知されたので、「OSが立ち上がらくなっているのですが、それでもアップデートしてもらえるのでしょうか」と問い合わせたら、同封させる修理報告書にその旨も書いて送ってくれ、との返事が返ってきました。向こうさんの指示に従い、動作しなくなっている本体とアダプタ・リモコンを最初のパッケージに詰めなおして送ります。
しばらくして戻ってきた本体は、少なくともボディはそのままでしたが、最初に貼ってあったシリアルナンバーに加え、新たなシリアルナンバーが張り付けてありました。繋いでみると全く問題なく起動します。バージョンアップどころか修理まで無料でした。ひょっとしたら、基盤の交換というかたちのアップグレードだったので修理項目があろうが同じという扱いだったのかも知れません。
かくしてRev2.0となったウチのPX-W3DVR1000ですが、正直どこがアップグレードしたのかよくわかりません。最初の起動の時、
・「しばらくお待ちください」のメッセージに合わせて素早くリモコンのボタンを"1"、"2"、"3"、"4"を押し、選択項目を"通常"から"デバッグ"に変更して決定
という魔法のお約束も前と同じです。再生の際、"早送り""巻き戻し"を押しすぎると前後の別の番組に勝手に移動してしまう不具合も変わっていません。基本的には前と同じです。画質も特に変わった様子はなく、ちょっとパワーが感じられないものです。ウチのような特殊な環境でなく、最近の液晶テレビを使っている人でも、画面の出力は1080pではなく1080iにしてテレビ側でインターレース解除を行った方がいいかと思います。
あきらかに前よりよくなっているのは、まずEPGの取得。確か以前は3日分がせいぜい程度でしたが、一週間分取得できるようになっています。やっと通常の水準になっただけとも言えますが、それでも改善点ではあります。
もう一つ、これはひょっとしたらわたしの思い込みかも知れませんが、USBで接続したHDDの認識具合の改善です。以前のバージョンでは録画向けとして販売されているHDDでもなかなか認識されず、何度もアダプタを抜いての再起動を繰り返さなければHDDをPX-W3DVR1000で使うことはできませんでした。PX-W3DVR1000はLANが内蔵されていてPCに作成したMPEG2-TSをコピーすることも可能ですが、転送速度が非常に遅く、遅いときだと3~4GBのファイルでも3時間以上かかるというメッセージが表記されてしまうほどであまり役に立ちません。PX-W3DVR1000からUSBを抜いてPCに差し直し、PC上でコピーや移動した方が何倍も速く終わります。なので、USBのHDDをなかなか認識しないというのは使用感にかかわる問題だったのですが、それがかなり改善されたのか、今のところ、録画向けとして販売されているHDDどころかデータコピー向けのHDDアダプタでも簡単に認識されます。
アオテック ハードディスクスタンド+eSATA SATA接続3.5/2.5"HDD用 eSATAまたはUSB2.0接続モデル HDST-UES1 | |
AOTECH | |
AOTECH |
↑これ使って余った320GBのHDDとか使ってますがあっさり認識されます。
おかげで格段に使い勝手が向上しました。フォーマットはNTFSでいいので、一番組一ファイルで構成され、すぐにPCで使えます。ただし、ちょっとタイミングがわからないのですが、確か
・事前に録画予約を入れる
・PX-W3DVR1000本体をスタンバイ状態にしたままUSBのHDDを抜き差し、HDDを交換
・録画予約の時間になる
と言うことだった気がしますが、一度全く番組を録画できないどころか映らなくなってしまったことがあります。再び映るようになるにはACアダプタを引っこ抜き、電源を入れなおすしか方法はありませんでした。事前に認識させなかったのが悪かったのでしょうが、これ以降再現がないのでよくわかりませんが、念のためHDDを交換するときは、USBを挿すより先にPX-W3DVR1000をスタンバイから立ち上げ、画面が映ってからUSBを挿して認識・録画できることを確認するようにしています。
録画予約ですが、前のように番組開始とほぼ同時ではなく一瞬だけ早く録画が始まるようになったようです。もう少しマージンが欲しいところですが、一部で時間ギリギリまで放送していることがある前番組の尻をなるべく切らないようにという配慮もあるのでしょう。時間がたつとHDDへの電源供給をやめてスタンバイに入り、アクセスがあればあらためてHDDに電気を送る先のHDDアダプタに挿したHDDの音を注意していたところ、録画予約の2分50秒前くらいにHDDの電源が一度入り、1分50秒前にHDDへアクセスが少しあり、そのあと録画時間ほぼピタリでHDDがもう一度音をたてて回転しだし、録画ファイル作成が開始されました。起動自体は余裕をもたせているようですね。
先に書いたように早送り巻き戻しは快適とは言えず、録画も番組表から選択するか、時間指定で予約録画するかで、キーワード録画自動追跡予約になれたわたしらとしては一般レコーダーの代用にはとてもなりません。ですが、再生は別(例えばテレビにつなげたPC)でやるとして、あくまで録画専用PCの代用として使うのならまぁまぁ使えます。なにせPCと違ってソフトをそろえる必要などは全くないわけですから。ただし、BSアンテナへの電力供給などはできないようなので他でやってください。テレビやレコーダーに常時供給機能がないのなら、同じくPLEXからBSアンテナ向け電源供給アダプタも売られていますから、これを使ってみましょう。わたしも使ってます。
プレクス LNB電源供給用ACアダプタ | |
プレクス | |
プレクス |
視聴用としてはほとんど使っていませんので、今のところ失敗は「全く映らなくなった」の一度のみですが、間違いなくHDDが認識され、録画ができる状態であることを常に確認しているからそれ以降失敗はないというだけなので、安定しているとはいいがたいのは確かです。録画中だと他の動作が少しにぶくなる気がしますし、割り切って使うことが必要ですね。契約済のB-CASカードを使えば有料の放送ももちろん可能でした。ちなみにPX-W3DVR1000のRev2.0へのアップデートは今月いっぱい受け付けていますので、まだやってない人は早く頼みましょう。あまり変化が感じ取られないということは、ひょっとしたら旧版は機械を交換しなければ対処できないような大きな欠点があったのかも知れませんから。
PX-W3DVR1000 Rev.2.0 | |
プレクス | |
プレクス |
思ったより安定してますね。
HDDの認識さえきちんとしておけば、録画専用機として使う分にはなんとかなりそうですね。
念のためですが、WOWOWの番組冒頭付近で一瞬途切れたりとか、ダブルチューナーで両方とも録画すると不安定とか、そういったことはなさそうですか?
また時間のある時で構わないのでチェックしていただけると有り難いです。
WOWOWの場合、本編前約2秒。シネマなら「映画のある人生を。WOWOWシネマ」のメッセージ部分が29.97fps換算で60フレーム±10フレーム分早くスタートします。
今のところダブ録が原因で失敗した、と推測できる失敗はないですね。ただ、ダブ録中に再生や視聴はやめたほうがよさそうな手ごたえはあります。
特に途切れたりしていないわけですね。
ありがとうございます。
そろそろ購入を検討してみますか。
スタンドアローンで動作する録画機があると、いろいろ楽なもので。
Androidで動いてますので半分PCみたいなものですけど、放っておいて録画に専念させる分には悪くないと思います。今のところは安定してますね。
本体の発熱はどんな感じでしょうか?
アキバチューナーは熱すぎて話になりませんでしたので。
何かいいことあるんですかね?
先日予約録画がとまらずに強制的に電源を切るしかなくなったことがありましたので、それが治るのを期待してます。あまり大幅な機能アップはないと思うのですが。
バーコードにはRev2.0とありました。もっともLAN経由のHDDアクセスが遅いので、アップデート。
データ放送未対応なのはちょっと盲点。
字幕放送は2行枠内表示になっていて、テロップと重なるのが少し痛し痒し。まあ、ARIB仕様のややこしさを知ってるので贅沢は言えませんわ。
録画したファイルが入ってるHDDを他の再生機器につないでみましたが、2014年のTVでメディアプレイヤーから再生できました。字幕は出ませんでしたが。
(接続時、TV専用HDDとして初期化するか聞いてくるので注意)
LAN経由のコピーがあまりに遅いので使わなくなっちゃったんですが、今はだいぶ速度上がったんでしょうか。
最近のテレビは単なるファイルとみなして再生したりしてくれますからね。HDDの取り外しが苦にならない人には最適なのかも知れません。わたしには少し面倒でした。