昨日、なぜか久々にアクセス数500、訪問者数200人を突破。なんでかなぁ。何もやっ
てないんだけど。gooブログ全体的にアクセス数多かったみたいなんで、引っ張られ
たかな?
PV3のような特殊な用途向けを除き、当ブログのメインコンテンツ用およびわたし
一押しのキャプチャーボードは、PX-TV432Pだ。DivXフォーマットを使い、そこそこ
の画質で、容量をそれなりに押さえ、複数挿しで番組をガンガンとることが出来る。
MPEG2で容量を問わず、画質をアップさせるような録画の仕方は出来ないため、DVDの
作成を考える人や、DivXに過剰な期待をかける人(MPEG2の1/5以下のファイルサイズ
で破綻の一切見られない画質、とか)にはお勧めできないが、主にパソコンで見る人
や、ネットワークメディアプレイヤーでの視聴を考える人なら、充分お勧めできる。
と、いうより、今、パソコンでテレビ番組の録画をするのならば、そういう使い方
を考えるべきではないだろうか。どうしても編集と再圧縮を前提とした録画が出来な
ければいけないのなら、最悪低圧縮AVI録画、という手段もある。近いハードウェア
を持つEX-VISION 1700TV PCIと比べ、内蔵チューナーでの視聴では少々劣る感も
あるが、複数挿しの保証と安定性、なにより値段の安さで勝っている。EX-VISION
1500TVとの複数挿しでの安定動作も、確認済みだ。もちろんメーカー保証外の使い方
だが。
が、先にも述べたとおり、MPEG2での画質は正直褒められたものではないし、常時
インターレースを解除しながら録画する(ハードエンコード時のみ)方式も、好き嫌い
はあるだろう。出来れば、MPEG2でもそれなりの画質でDivX録画も出来る、ハード
ウェアエンコードモデルはないものか・・・。そんな都合のいい製品、それを目指して
購入したのが、今回のお題、KRTV-VW2005である。
個人的に、今まで玄人志向のキャプチャーボード系は避けていた。それは、特にキャ
プチャーボードが分類される、セレクトシリーズがほとんど輸入製品で占められてお
り、日本製品ほど細部へのこだわりがなく、録画ソフトの使い勝手が重要なポイント
となるキャプチャー製品ではマイナスの要素が強すぎるイメージがあったためであ
る。が、今回はどういう気まぐれか、「DivX録画可」の文字につられたか、はたまた
秋葉原の物欲魔力に負けたか、今こうして、この製品は目の前にある。ちなみに
大本の製造メーカーはYUAN。やはり海外メーカーだった。エンコードチップは、
VW2005とある。VW2010の前バージョンだろうか?
DivXの他に当然MPEG2と、あとMPEG4が録画できる。ところが、このMPEG4、驚くほど
他と互換性の無い独自仕様で、添付ソフト以外全く再生できない。しかも、添付
ソフトにインターレース解除機能がなく、横縞が気になってしまう。いくらでも
インターレース解除機能付きプレイヤーソフトがあるDivXで録画できるのに、この
MPEG4をわざわざ使う必要はないだろう。両者の画質はほぼ同等だ。
この画質が、良くも悪くもKRTV-VW2005とPX-TV432Pをはっきりと区別させている。
DivX録画で、PX-TV432PもEX-VISION 1700TV PCIでも出来なかったインターレースを
保持したままのDivX録画を、このKRTV-VW2005は可能としている。もちろん、MPEG2
録画時でもインターレースを維持している。当たり前と言えば当たり前だが、
PX-TV432Pでは出来なかったことが出来ると言うのは、使っていて心地いい。
ただ、MPEG2はともかくDivX時のインターレース保持は、長所にも短所にもなる。
デジタル放送のような解像度の高いビデオ映像の時はインターレースのおかげで解像
度が高くなり、印象が高くなる。が、スカパーのような解像度の低い映像の時は
インターレース部分がコーミングノイズとなるだけでなく、残像が残っているかの
ように見え、印象は良くない。もっとも、先に書いたとおりインターレース解除機能
付きプレイヤーソフトを使えばこの問題は解決する。
PX-TV432PとKRTV-VW2005のブロックノイズの発生条件の得手不得手は異なるようだ。
全体的にゆっくりとスクロールするような映像では、KRTV-VW2005ではブロックノイ
ズが見られ、画面が少々くずれる。ある程度長時間高ビットレートを保たないと
PX-TV432Pでは画面がブロックノイズの塊になるほど乱れるような画面では、
KRTV-VW2005といえども完全ではないにしろ、PX-TV432Pよりは画面の崩れを防いでい
る。2Mbpsを下回る、低ビットレートを平均とした場合は明らかにKRTV-VW2005の方
が画質において上回る。平均を2MオーバーでもかまわないのならPX-TV432Pの方が
画面で上だが、DivXである以上、ファイルサイズが低く抑えられるにこしたことは
ないだろう。総じてKRTV-VW2005は画質面において、PX-TV432Pより有利である。
ただし、いいことばかりでもない。フォーマットにおいては音声がMP2のため、カッ
ト編集において不利なところがある。また、KRTV-VW2005で録画したファイルが
DMR-1000で再生できないことがあった。DMR-1000はDivX正式対応ではないとはいえ、
やや互換性において不安はある。さらに、当初の予想通り、録画ソフトは非常に
使いにくい。チャンネルをかえるごとにリセットされるため、レスポンスが異常に
悪い。
それになにより、スタンバイ・休止状態からの復帰録画が出来ない。これだから
輸入もんのキャプチャーソフトはぁぁぁぁぁぁぁとうなりたくなる典型だった。
と、いうわけで、KRTV-VW2005は複数挿しに対応もしておらず、おまかせ録画も出来
ないなど使い勝手が悪すぎる点で、PX-TV432Pに大きく劣る結果となった。
ただし、SDとはいえ、解像度をキープしながらファイルサイズを抑えられるDivX録画
は捨てがたいものがある。この画質ともっとマシな使い勝手両立させたものには
バッファローのPC-MV71DX/PCIがあるようだが、DivXに払う金をケチったか、
DivXで直接録画することが出来ず、一旦独自形式のMPEG4で録画してから変換する必
要がある。これさえなければ買って試してもいいのだが・・・。
KRTV-VW2005は予約録画をアテにせず、ダビングをメインにするか、付けっぱなしで
もかまわないサーバー使用のパソコンで使うのならば、そこそこ使えるが、本気で
パソコン録画をした人ならば、ちょっと避けた方がいいかも知れない。休止からの
復帰だけでも、簡単に出来るようになれば、評価は全く違うんだけどね。
てないんだけど。gooブログ全体的にアクセス数多かったみたいなんで、引っ張られ
たかな?
PV3のような特殊な用途向けを除き、当ブログのメインコンテンツ用およびわたし
一押しのキャプチャーボードは、PX-TV432Pだ。DivXフォーマットを使い、そこそこ
の画質で、容量をそれなりに押さえ、複数挿しで番組をガンガンとることが出来る。
MPEG2で容量を問わず、画質をアップさせるような録画の仕方は出来ないため、DVDの
作成を考える人や、DivXに過剰な期待をかける人(MPEG2の1/5以下のファイルサイズ
で破綻の一切見られない画質、とか)にはお勧めできないが、主にパソコンで見る人
や、ネットワークメディアプレイヤーでの視聴を考える人なら、充分お勧めできる。
と、いうより、今、パソコンでテレビ番組の録画をするのならば、そういう使い方
を考えるべきではないだろうか。どうしても編集と再圧縮を前提とした録画が出来な
ければいけないのなら、最悪低圧縮AVI録画、という手段もある。近いハードウェア
を持つEX-VISION 1700TV PCIと比べ、内蔵チューナーでの視聴では少々劣る感も
あるが、複数挿しの保証と安定性、なにより値段の安さで勝っている。EX-VISION
1500TVとの複数挿しでの安定動作も、確認済みだ。もちろんメーカー保証外の使い方
だが。
が、先にも述べたとおり、MPEG2での画質は正直褒められたものではないし、常時
インターレースを解除しながら録画する(ハードエンコード時のみ)方式も、好き嫌い
はあるだろう。出来れば、MPEG2でもそれなりの画質でDivX録画も出来る、ハード
ウェアエンコードモデルはないものか・・・。そんな都合のいい製品、それを目指して
購入したのが、今回のお題、KRTV-VW2005である。
個人的に、今まで玄人志向のキャプチャーボード系は避けていた。それは、特にキャ
プチャーボードが分類される、セレクトシリーズがほとんど輸入製品で占められてお
り、日本製品ほど細部へのこだわりがなく、録画ソフトの使い勝手が重要なポイント
となるキャプチャー製品ではマイナスの要素が強すぎるイメージがあったためであ
る。が、今回はどういう気まぐれか、「DivX録画可」の文字につられたか、はたまた
秋葉原の物欲魔力に負けたか、今こうして、この製品は目の前にある。ちなみに
大本の製造メーカーはYUAN。やはり海外メーカーだった。エンコードチップは、
VW2005とある。VW2010の前バージョンだろうか?
DivXの他に当然MPEG2と、あとMPEG4が録画できる。ところが、このMPEG4、驚くほど
他と互換性の無い独自仕様で、添付ソフト以外全く再生できない。しかも、添付
ソフトにインターレース解除機能がなく、横縞が気になってしまう。いくらでも
インターレース解除機能付きプレイヤーソフトがあるDivXで録画できるのに、この
MPEG4をわざわざ使う必要はないだろう。両者の画質はほぼ同等だ。
この画質が、良くも悪くもKRTV-VW2005とPX-TV432Pをはっきりと区別させている。
DivX録画で、PX-TV432PもEX-VISION 1700TV PCIでも出来なかったインターレースを
保持したままのDivX録画を、このKRTV-VW2005は可能としている。もちろん、MPEG2
録画時でもインターレースを維持している。当たり前と言えば当たり前だが、
PX-TV432Pでは出来なかったことが出来ると言うのは、使っていて心地いい。
ただ、MPEG2はともかくDivX時のインターレース保持は、長所にも短所にもなる。
デジタル放送のような解像度の高いビデオ映像の時はインターレースのおかげで解像
度が高くなり、印象が高くなる。が、スカパーのような解像度の低い映像の時は
インターレース部分がコーミングノイズとなるだけでなく、残像が残っているかの
ように見え、印象は良くない。もっとも、先に書いたとおりインターレース解除機能
付きプレイヤーソフトを使えばこの問題は解決する。
PX-TV432PとKRTV-VW2005のブロックノイズの発生条件の得手不得手は異なるようだ。
全体的にゆっくりとスクロールするような映像では、KRTV-VW2005ではブロックノイ
ズが見られ、画面が少々くずれる。ある程度長時間高ビットレートを保たないと
PX-TV432Pでは画面がブロックノイズの塊になるほど乱れるような画面では、
KRTV-VW2005といえども完全ではないにしろ、PX-TV432Pよりは画面の崩れを防いでい
る。2Mbpsを下回る、低ビットレートを平均とした場合は明らかにKRTV-VW2005の方
が画質において上回る。平均を2MオーバーでもかまわないのならPX-TV432Pの方が
画面で上だが、DivXである以上、ファイルサイズが低く抑えられるにこしたことは
ないだろう。総じてKRTV-VW2005は画質面において、PX-TV432Pより有利である。
ただし、いいことばかりでもない。フォーマットにおいては音声がMP2のため、カッ
ト編集において不利なところがある。また、KRTV-VW2005で録画したファイルが
DMR-1000で再生できないことがあった。DMR-1000はDivX正式対応ではないとはいえ、
やや互換性において不安はある。さらに、当初の予想通り、録画ソフトは非常に
使いにくい。チャンネルをかえるごとにリセットされるため、レスポンスが異常に
悪い。
それになにより、スタンバイ・休止状態からの復帰録画が出来ない。これだから
輸入もんのキャプチャーソフトはぁぁぁぁぁぁぁとうなりたくなる典型だった。
と、いうわけで、KRTV-VW2005は複数挿しに対応もしておらず、おまかせ録画も出来
ないなど使い勝手が悪すぎる点で、PX-TV432Pに大きく劣る結果となった。
ただし、SDとはいえ、解像度をキープしながらファイルサイズを抑えられるDivX録画
は捨てがたいものがある。この画質ともっとマシな使い勝手両立させたものには
バッファローのPC-MV71DX/PCIがあるようだが、DivXに払う金をケチったか、
DivXで直接録画することが出来ず、一旦独自形式のMPEG4で録画してから変換する必
要がある。これさえなければ買って試してもいいのだが・・・。
KRTV-VW2005は予約録画をアテにせず、ダビングをメインにするか、付けっぱなしで
もかまわないサーバー使用のパソコンで使うのならば、そこそこ使えるが、本気で
パソコン録画をした人ならば、ちょっと避けた方がいいかも知れない。休止からの
復帰だけでも、簡単に出来るようになれば、評価は全く違うんだけどね。
Divxハードエンコしてくれますよ。ただ発売直後から2chで半地雷品扱いされていましたが。
http://www.kuroutoshikou.com/products/tvcuner/krtc-vw2010.html
KRTC-VW2010ですか。わたしもDOS/V MAGAZINEで読んで、ちょっと興味はあったんですが、MPEG2
で録画したファイルを、そのままビットレート指定でDivXでエンコード、という仕様には、な
にか無駄なものを感じているんです。MPEG2で再エンコードは、色の指定など、画質補正をしな
がらやるべきもの、という認識がありますし、ビットレート指定なら最初からDivXの方が画質面でも有利ではないかと・・・。
KRTV-VW2005でもトランスコードソフトが使えれば、また違った面白さもあるんでしょうけど
ね。