録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

AVIVOでPV3録画ファイルを爆速エンコード

2006-03-14 00:03:39 | PV3/PV4/PT1/PT2
一部で密かに「高速」と評判だったATIの配布しているAVIVO Converter。先日
正式版が配布され、Radeonのx1000シリーズがVGAでなければ使えなくなったもの
の、その一方バグが解消され、使い物になったのではないか、と予想出来なくも
ない。それだけならば「ふーん」と思うだけで、見逃すところだったが、
ちょっと思いついてしまった。

AVIVO ConverterでPV3で録画したファイルをWMVにエンコード出来れば、快適では
ないか、と。

ちょうどGeForce6150の画質に満足できないこともあり、出来そうなことを思いつい
てしまったは試さずにはいられない性分もあり、貯金をくずして(大バカ)、Radeon
x1300LEを買ってきた。もちろん、ファンレスタイプ。13500円もしたが、玄人志向
のやつしかなかった。

で、ATIサイトで公開されているドライバ系ファイルを全部ダウンロード。AVIVO
Converterは特定の実行ファイルがインストールされるという話だったが、それは
以前のベータ版。正式版ではATIのコントロールソフトである
Catalyst Control Centerに統合されたようで、Basicを選ぶとAVIVO Converter
が姿を現す。

早速エンコードを・・・と思っても、当然ながらPV3独自のdvファイルは
AVIVO Converterでは認識できない。AviUtlでしか出来ないので、中間ファイル
を使う。大本のファイルは、NHK BS-Hiから録画した、6分のファイルを使う。
これを一度AviUtlで読み込ませ、インターレースの解除とサイズを1280x720に
変更することだけを行い、編集プロジェクトで保存する。
そのプロジェクトファイルを、VFAPIConvにて疑似的なaviファイルに変換し、
AVIVO Converterで読み込ませた。変換はわずか8分で終了! だが、残念ながら
640x386に強制的に変換されてしまう。こりゃダメか?と思いきや、GraphEdtを
使うとなんとかなるらしい。やり方は、下記参照

http://www.katch.ne.jp/~kakonacl/douga/avivo/graphedit.html

で、やっぱり8分で終了。サイズはちゃんと反映され、無事1280x720、6Mbpsのwmv
ファイルが完成した。ためしに、Windows Media Encorderで同様のファイルを作っ
てみたところ、38分もかかってしまった。Athlon64x2 4200+でこの重さ。さすがに
速度は比べ物にならない。
だが、時間をかけただけあって映像はWMEを使った方がキレイな映像となっている。
AVIVOは若干ボケ気味で細部がつぶれている。とはいえ、1280x720の高解像度だ。
通常の720x480よりは格段に再現度は高いのだが。他のフォーマットで言えば
速度・サイズともAVIVOがハードウェア、WMEはソフトウェアエンコード程度の
違いだと思えばいい。
ただし、AVIVOで作ったファイルはWMEよりもだいぶ小さいものになった。

AVIVO:230,116,304 バイト
WME : 276,983,606 バイト

画質の差は、このサイズの差と思えなくもない。まだまだAVIVOのエンコード能力
は完全なものとは言えないようだ。だが、この速度差をみせつけられれば、この
程度は許容範囲内といえる。あのHD画質がこんなにも早く圧縮できるのだから
感動的ですらある。

ビットレートで指定できればいいのならば、AVIVOでエンコードする方法はHD画質
をより身近なものにしてくれる。もちろん、時間を無視すればWMEの方がいいが、
ほとんどの場合、AVIVOで十分だと思う。まだ少々試した程度なので決め付ける
のは早計だが、実用的な使い勝手を実現する第一歩ではある。さて、なにを
録画しようかな?

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