10月です。今週の地上波テレビ欄の、その中でも「ゴールデンタイム」と呼ばれる(た?)時間帯の番組、みなさまどう思われたでしょうか?
10月はテレビ界にとっては4月と並ぶ番組再編成の時期、新番組ラッシュの時期とされているからです。そこまではいいのですが、わたしで確認出来る限り、見事なほど地上波民放キー局およびその系列局の全局・全番組が「なんたらスペシャル」の最低2時間構成です。5時間半などという常識を越えた番組の見受けられます。今週の頭は厳密にはまだ9月だったわけですが、もう「一刻も早くスペシャル構成に」という感じで、月曜日の段階でもう10月扱いにしてしまってのスペシャル番組の猛ラッシュ。正直ウンザリさせられます。
これが今週だけのことならまだいいですが、少なくとも来週一週間の番組表を見る限りでも、全部スペシャル番組です。その先はみたくもありませんが、これがいつまで続くのか。最悪半年以上続く、ヘタすりゃ再来年まで1年半続く可能性も否定出来ません。
なぜなら、10月の番組編成期が終われば、まもなく年末年始構成へと番組が切り替わり、それが終わったらいくらも経たないウチに4月の番組編成に入ります。夜のドラマ枠以降とかならともかく、ゴールデンタイム枠はいつ通常番組をやっているのか分からないようなスペシャル番組編成が大した間を空けずに次々とやってくるのです。今までなら、この4月期で一度終わり、春から秋にかけては通常番組編成になりました。ところが、来年の4月と10月の間には、今までになかったアレがあります。そう、地上アナログ放送の停波です。2回の再編成時期のちょうど真ん中。間違いなくスペシャル番組が大量に放送されます。勢いに乗って夏休みスペシャルと題して8月いっぱい続くかも知れません。そして、一ヶ月経たないうちにまた10月が・・・と、いうわけで、テレビ史上最長の1年半、スペシャル番組中心にゴールデンタイムが構成される可能性が、極めて高い可能性であるのです。
スペシャル番組をここまでたくさんテレビ局が作りたがる理由は、言うまでもないですが予算の削減です。通常放送ならば時間の都合でカットしたような部分を生かし、コーナーを増やすだけ、1番組の予算にちょっと足すだけで2倍以上の時間を埋めることが出来るのですから、楽なもんです。基本テレビ点けっぱなしで過ごすタイプの人~もちろんわたしらのように録画番組をよく見る人とは別の"点けっぱなし"ですよ~には、中身なんて二の次ですしね。
わたしも、特に年末年始においてはスペシャル番組中心の構成になっても仕方が無いとも構わないとも思います。ですが、10月にならないうちからこうもスペシャルスペシャルで大騒ぎするのはやり過ぎです。それに、10月期が終わったらすぐに年末年始編成に入るために10月から新番組を始めても視聴者に定着出来ません。だから、ドラマとかはともかくバラエティの新番組を、ディレクターやスポンサーは誰も10月からやりたがらないでしょう。「10月は番組編成の時期」という昔ながらの習慣をを利用して番組の尺を伸ばし、予算をとにかく浮かせることを最優先しているようにしか見えませんし、実際そうな気がします。
思うのですが、もうこれから一年間スペシャルだらけの番組編成になるのは避けられません。でも、それで終わりにして欲しいです。つまり、デジタルへの完全移行を7月に行うことを期に、番組再編成を4月・10月から1月・7月もしくは2月・8月へ移行する、これくらいはやって欲しいのですよ。年末年始だけは絶対避けられないのですから、そこで番組再編成をやってしまう。第二編成期はその半年後。そうでもしないとこの悪循環は拡大するばかりでいつまでたっても終わりませんよ。スペシャル番組は通常番組では切ってしまうような部分も生かして使う構成ですから、一回二回ならともかくずっと続くと飽きてしまいます。ウチの父親はわたしと違って地上波中心のテレビ生活を送っていますが、その父ですら「これからはスペシャルばっかりで面白くないから、バラエティ番組を少し削ろう」と、これまでの半年間で録画しておいた積み番組や保存録画の再視聴にあてる予定でいます。こんな感じで番組を見たい視聴者ほど逃げていきますよ、せっかく手の平にあった数字が、ポロリと。
大体なんでどの民放も横一線、みんなでお手々繋いで一斉にゴールするような編成をするんですか? 一日の構成を見ると、中途半端に2~3分早い時間帯から放送を始めたり、番組と番組の間のCMを一切無しにするような、妙な構成で番組編成を行ったりしているじゃないですか。あれはよその放送局に視聴者を逃がさないためにやっているんでしょう? 編成期もそれと同じように各局ずらせばいいじゃないですか。例えば、よその放送局がスペシャル番組やっている裏で重厚な演出の連続ドラマが佳境に入る展開だったらどうなります? こぞって視聴者はそっちを見るのでは。もしその人が途中から見始めたのなら、格好の番組販売の顧客候補になりますよ。「この時期からはどこもスペシャル番組ばかりやること」ってテレビ業界お得意の談合で決まっているんでしょうか? だとしても少なくとも法律で決まっているわけではないでしょう。出し抜けばいいんですよ。
今の地上波テレビはプロ野球中継をほぼ追い出してしまい、連続ものをゴールデンタイムから外す編成を取る必要がなくなりました。別に7時からは必ずバラエティって決まっているわけでもなし、ドラマでも報道でもなんでもいろんな時間帯にやればいい、大体一部の地上波民放局が実は「教育放送」のチャンネルとして放送免許を取得しているという事実を、某新書「テレビの大罪」は語っています。そういうチャンネルが、本当にあんな構成でいいんですか? まさかあのわざとらしいおバカキャラを披露しているクイズ番組を「教育番組」として登録とかしてないでしょうねぇ。スペシャルの乱造によって、いっそうそれを守ることが難しくなっているのではないでしょうか。昔ながらの習慣の悪いところを残し、良いところを無くしていく番組再編成。せめてそれくらいデジタル完全移行を機に見直して欲しいものです。
10月はテレビ界にとっては4月と並ぶ番組再編成の時期、新番組ラッシュの時期とされているからです。そこまではいいのですが、わたしで確認出来る限り、見事なほど地上波民放キー局およびその系列局の全局・全番組が「なんたらスペシャル」の最低2時間構成です。5時間半などという常識を越えた番組の見受けられます。今週の頭は厳密にはまだ9月だったわけですが、もう「一刻も早くスペシャル構成に」という感じで、月曜日の段階でもう10月扱いにしてしまってのスペシャル番組の猛ラッシュ。正直ウンザリさせられます。
これが今週だけのことならまだいいですが、少なくとも来週一週間の番組表を見る限りでも、全部スペシャル番組です。その先はみたくもありませんが、これがいつまで続くのか。最悪半年以上続く、ヘタすりゃ再来年まで1年半続く可能性も否定出来ません。
なぜなら、10月の番組編成期が終われば、まもなく年末年始構成へと番組が切り替わり、それが終わったらいくらも経たないウチに4月の番組編成に入ります。夜のドラマ枠以降とかならともかく、ゴールデンタイム枠はいつ通常番組をやっているのか分からないようなスペシャル番組編成が大した間を空けずに次々とやってくるのです。今までなら、この4月期で一度終わり、春から秋にかけては通常番組編成になりました。ところが、来年の4月と10月の間には、今までになかったアレがあります。そう、地上アナログ放送の停波です。2回の再編成時期のちょうど真ん中。間違いなくスペシャル番組が大量に放送されます。勢いに乗って夏休みスペシャルと題して8月いっぱい続くかも知れません。そして、一ヶ月経たないうちにまた10月が・・・と、いうわけで、テレビ史上最長の1年半、スペシャル番組中心にゴールデンタイムが構成される可能性が、極めて高い可能性であるのです。
スペシャル番組をここまでたくさんテレビ局が作りたがる理由は、言うまでもないですが予算の削減です。通常放送ならば時間の都合でカットしたような部分を生かし、コーナーを増やすだけ、1番組の予算にちょっと足すだけで2倍以上の時間を埋めることが出来るのですから、楽なもんです。基本テレビ点けっぱなしで過ごすタイプの人~もちろんわたしらのように録画番組をよく見る人とは別の"点けっぱなし"ですよ~には、中身なんて二の次ですしね。
わたしも、特に年末年始においてはスペシャル番組中心の構成になっても仕方が無いとも構わないとも思います。ですが、10月にならないうちからこうもスペシャルスペシャルで大騒ぎするのはやり過ぎです。それに、10月期が終わったらすぐに年末年始編成に入るために10月から新番組を始めても視聴者に定着出来ません。だから、ドラマとかはともかくバラエティの新番組を、ディレクターやスポンサーは誰も10月からやりたがらないでしょう。「10月は番組編成の時期」という昔ながらの習慣をを利用して番組の尺を伸ばし、予算をとにかく浮かせることを最優先しているようにしか見えませんし、実際そうな気がします。
思うのですが、もうこれから一年間スペシャルだらけの番組編成になるのは避けられません。でも、それで終わりにして欲しいです。つまり、デジタルへの完全移行を7月に行うことを期に、番組再編成を4月・10月から1月・7月もしくは2月・8月へ移行する、これくらいはやって欲しいのですよ。年末年始だけは絶対避けられないのですから、そこで番組再編成をやってしまう。第二編成期はその半年後。そうでもしないとこの悪循環は拡大するばかりでいつまでたっても終わりませんよ。スペシャル番組は通常番組では切ってしまうような部分も生かして使う構成ですから、一回二回ならともかくずっと続くと飽きてしまいます。ウチの父親はわたしと違って地上波中心のテレビ生活を送っていますが、その父ですら「これからはスペシャルばっかりで面白くないから、バラエティ番組を少し削ろう」と、これまでの半年間で録画しておいた積み番組や保存録画の再視聴にあてる予定でいます。こんな感じで番組を見たい視聴者ほど逃げていきますよ、せっかく手の平にあった数字が、ポロリと。
大体なんでどの民放も横一線、みんなでお手々繋いで一斉にゴールするような編成をするんですか? 一日の構成を見ると、中途半端に2~3分早い時間帯から放送を始めたり、番組と番組の間のCMを一切無しにするような、妙な構成で番組編成を行ったりしているじゃないですか。あれはよその放送局に視聴者を逃がさないためにやっているんでしょう? 編成期もそれと同じように各局ずらせばいいじゃないですか。例えば、よその放送局がスペシャル番組やっている裏で重厚な演出の連続ドラマが佳境に入る展開だったらどうなります? こぞって視聴者はそっちを見るのでは。もしその人が途中から見始めたのなら、格好の番組販売の顧客候補になりますよ。「この時期からはどこもスペシャル番組ばかりやること」ってテレビ業界お得意の談合で決まっているんでしょうか? だとしても少なくとも法律で決まっているわけではないでしょう。出し抜けばいいんですよ。
今の地上波テレビはプロ野球中継をほぼ追い出してしまい、連続ものをゴールデンタイムから外す編成を取る必要がなくなりました。別に7時からは必ずバラエティって決まっているわけでもなし、ドラマでも報道でもなんでもいろんな時間帯にやればいい、大体一部の地上波民放局が実は「教育放送」のチャンネルとして放送免許を取得しているという事実を、某新書「テレビの大罪」は語っています。そういうチャンネルが、本当にあんな構成でいいんですか? まさかあのわざとらしいおバカキャラを披露しているクイズ番組を「教育番組」として登録とかしてないでしょうねぇ。スペシャルの乱造によって、いっそうそれを守ることが難しくなっているのではないでしょうか。昔ながらの習慣の悪いところを残し、良いところを無くしていく番組再編成。せめてそれくらいデジタル完全移行を機に見直して欲しいものです。
そう言えば子供の頃は見ていた正月定番の隠し芸大会なんかもここ十数年避けてますね。
こういう時期はディカバリーちかヒストリーとかのストック分の消化に役立ちます。
改変期の話で言うとやっぱり3ヶ月スパンで年度替わりである4月を基準とすると止む無しなんでしょうね。あとは2月と9月はもともとテレビ局などにとっての「ネタなし」の時期で昔であればこういった時期に違った目線のものとか、大作ドラマなどをするのが定石だったんですがね。
まあ最近は予算もなく安芸人を集めるのが関の山かな。
あと私も嫌いなんですが中途半端な放送時間だったり変な時間に開始したりするのもなんかいろいろあると昔聞いたことがあります。
放送時間は民放連だかの自主規制でCMを沢山流すのにきっちり60分より若干短い方が都合がよいとかなんとか。
あと中途半端な時間の開始も他局の繋ぎ時間に放送していると瞬間視聴率が上がりやすいので出し抜くためにはじめたとかなんとか。
まあAPC(自動番組送出装置)がコンピューター化されて細かい時間設定が楽になったとかもあるんでしょうね。
よく考えるとひとつも視聴者目線じゃない。www
ドラマならそれでもいいんですけど、実際に放送されているのはバラエティのスペシャルばかりですから、そういう先を見据えてやっているようには見えないです。
>arpusさん
地上波のスペシャルにもディスカバリーから買ってきたフィルムを流して芸能人のリアクションつけるだけ、ってな番組ありますけど、そのまんま見た方が面白いですね。
今までは4月が年度始め、という法則を崩せませんでしたけど、デジタル移行が本当になされるのならそれくらいはやってくれないと、と思います。
なぜか地元放送局はヘンな時間の節約が好きで、1時間番組の再放送を57分でやったりして時間を余らせてミニ番組をやる、なことをよくやっていた(過去形)ので、半端時間からの放送はわたしは違和感無いんですよ。我慢ならないのはテレ朝とかでやっている、番組と番組の間にタイムラグが無い放送形態ですね。イライラするので、テレ朝系だけは視聴したくないです。結局、瞬間的視聴率だけにすべてを費やす編成しかできないんでしょうね、いまのディレクターって。
>913dさん
怪彗星ツイフォンはアイディアを東宝の妖星ゴラスからいただいた、映画にも負けないスケールの大きい話でした。ほかにも帰ってきたウルトラマンは12月24日放送にあわせて初代ウルトラマン・セブンを登場させたり、ウルトラマンタロウは1月4日の新年初放送にそれまでの全ウルトラ兄弟とそれと戦う最強怪獣タイラントを登場させたり。それらをあたかも通常放送のごとくやったわけですから、昔の番組ってすごかったのがよく分かります。ただ、たいてい地方は半年とか遅れての放送だったので、多分その意欲は伝わらなかったはずですが(^^;)
スペシャル番組が続くこと自体はなんら構わないのですが(最近はほとんど地上波自体見ませんし)、
3時間オーバーの番組とか、ぶっちゃけ最初から最後まで見ている暇人なんて視聴者全体の何%くらいに
なるのだろうかとは思ったりはしますが。
話変わりますが、本日夜11時よりBSジャパンにて数年前にNHKにて放送された「ザ・ホワイトハウス」が
リマスタリングされて帰ってくるようです。
しかも日本語の吹き替えはNHK放送時のまま。
内容も結構おもしろかったので見たことのない人は一度ご覧あれ。
私はリマスタリングした画質がどうなのかに期待です(オンエア当時はBS2で見てたので)。
そういえば番宣もかなりしつこいですね。その割りに中身にはあまり触れないし。
>容堂さん
スペシャル番組は最初から最後まで見てもらうことを考慮に入れていない構成になっているとしか思えませんからね。でも、裏番組も大差ないものばかりですから、結構ダラダラ点けっぱなしという人は結構多いと思いますよ。
「ザ・ホワイトハウス」ですか。連続ドラマなんですね。ついでですのでちょっと録画してみます。
タロウの「ウルトラ兄弟を超えていけ」に関しては5兄弟が戦闘員扱いなのがちょっとという感じで私の中ではイマイチの評価でしょうかw
ディスカバリーから買ってくるならまだ可愛げがあるんですが今やこんな状態ですからねぇ。あれだけ敵視しているネット頼みとはなんとも情けない限り。と言っても地上波はほとんど見てないので関係ないけどw
http://www.cyzo.com/2010/09/post_5571.html
今はどうかというと・・・