ゴッドチューナーは神の降臨か悪魔の誘いか

昨日のパナソニック新レコの書き戻し機能の懸念の件ですが、推測で話を進めても仕方が無いので問い合わせのメールを送っておきました。明日にでも返事が来ればいいなぁ。来襲になっても返事よこさなかったらパナソニックはそういうメーカーだ、ってことでまた取り上げます。


今日の話なんですが、前から言ってますように当方の地区は大抵東京より一日遅れで雑誌が販売されますので、今日まで見に行くことが出来なかった・・・ラジオライフのブログに載っていたチューナーの件です。

ついにでた！！『SKYLAB』

誰だ、「ラジオライフは最近ではネットより情報より早い」なんて相手を調子に乗せるウワサ立てたのは！？

わたしだ！

・・・ってお約束は置いといて。まぁあちらのウワサの対象がわたしとは限りませんけどね。ネットへの書き込みだけでも世の中いくらでもありますし。
で、このチューナーのスペシャル機能、公式サイトにも「スペシャル機能」とあるだけで詳しくは載ってないので"ラジオライフ"10月号の発売を待って立ち読みしてきました。買おうと思ったんですけど、お金がなかったもので。明日買おう。

で、それによりますと、なんか百十度の放送が契約と関係なく見えてしまう(こういう表現で勘弁してね)とか書いてあるわけなんですよ。「詳細について特集で取り上げられています」とか書いてあった割には「詳細は次号！」でしたけどね。一体どうやって契約と関係なく百十度の放送を視聴できるのでしょうか。
考えられるのは「ADSL以上のインターネット回線 が必要」とある点から、B-CASカードの契約情報をネットを通して配信している可能性です。本体に対してもB-CASカードが必須ということでBonCasによる共用とは少し異なる可能性もありますが、やっているとしたら似たようなものでしょう。
もしそうだとしたら、果たしてこのチューナーがお得かどうか疑問です。百十度放送は基本契約はともかくオプション契約をドンドン行うのは結構割高です。もし、これを購入したい人が基本契約で視聴できるチャンネルが目的ではなく、オプション扱いのチャンネルが目的だとしたら、それは見られないかも知れません。

第二の可能性としては、インターネット接続はEPGなどの情報のためだけで、実際には内蔵させるB-CASカードの情報をなんらかの形でごまかして、常時「接続は初めて」状態にしておく、というものです。これだと基本全部のチャンネルが視聴できます。しかし、これって可能なんでしょうか？　なにせ試視聴が出来るかどうかは百十度放送側のデータベースによるものなので、そう簡単にはいかない気がします。

それにこのチューナー、98000円もします。普通の人の利用方法ならば、一年くらいの利用では元が取れないでしょう。どうやらシングルチューナーのようですし、ガンガン録画したい人間には少々物足りません。録画が出来るだけで幸せを感じられたFriioの時とはさすがに時代が違います。

なので、今後ずっと百十度放送が見続けられるのならばお買い得と言えますが、少しばかり疑問と言えます。最悪自由型レコーダーとして使い続けることは出来るでしょうが・・・。
と、いうわけで、道徳面や商業面のことを除いても少し考えるべき製品でしょう。ベータ版を利用した人もいるようですが、2週間でしかありませんからそこら辺の疑問を解決してくれるものではありませんでしたし・・・。もう少し安ければ、と思いますが、どっちにしても、大ごとにするには問題のある製品と言えるでしょう。