スカパー！ＨＤ＆ｅ２ビットレート傾向調査、2009年9月編

また最近２ちゃんねるのPT2スレにアースソフトの社長さんと思われる書き込みがポツポツとあったり、秋葉原の一部の店舗でPT2の店頭予約が始まったりと動きが大きく、ウチの検索ワードでも常にトップのPT2ですが、通販よりも秋葉原の店舗が先という今度の予約方式のおかげで地方人のわたしは予約の手段が少ない上、わたし個人としてはスカパー！ＨＤの方が旬となってしまっているので、PT2の情報に書くものがありません。ただ、アースソフト社長さんと思われる発言の中で、気になるものがありましたので、それだけ書いておきます。

354 名無しさん＠編集中 [sage] Date:2009/09/11(金) 23:24:10 ID:fMr9bwGL Be:
発注したとして、納期がいつになるかが問題なんだよねえ・・・・
１０月中に買えるなら、６０個買ってもいいんだけど。
メールで聞いたら答え帰ってくるのだろうか。

355 名無しさん＠編集中 [] Date:2009/09/12(土) 02:09:05 ID:io+WUMAe Be:
>>354
フェーズ2受注分の出荷は、フェーズ1受注分の出荷が完了してから行われるので、
10月中に発送することは不可能です。早くても来年1月下旬とお考えください。
大口のお客様を差し置いて出荷するのは無理なのです。ご了承ください。

PT2 はロット 20k台で、1ロットを製造すると約 9250万円の運転資金が必要になります。
手持ちの資金で 3ロット分は先行投資できますが、コケると再起不能になるため、
2ロット分で抑えています。弊社は無借金経営かつ余力を残して投資することを
モットーとしています。

ロット単位・納期5か月・半額前金で OK ならば、大幅な単価引き下げも可能です。
もちろん、そんな条件ではどこからも注文は頂けないのですよね。

356 名無しさん＠編集中 [sage] Date:2009/09/12(土) 02:24:40 ID:TfiPNlSy Be:
>>355
シャチョさん？？？？

357 名無しさん＠編集中 [sage] Date:2009/09/12(土) 02:47:18 ID:io+WUMAe Be:
age てしまいました・・・。

今日（正確には昨日）、PV4 の ASSY を担当した会社が半年前に
倒産していたのを知りました。PV4 の故郷？が消滅したわけで、
話を聞いたときには驚きました。

現状は弊社製品は国内で実装していますが、コスト競争の関係で
だんだんと環境が厳しくなっているのは事実なのでしょう。

スレ違いなのでこの辺にしておきます。


PT2が近づく反面、PV5が全くないわけではないことを以前の発言では示唆していたわけですが、難しくなりそうですね。

PT2系はここまで。メインは、今回もスカパー！ＨＤです。


大分前に書いた記事に、スカパー！ＨＤとスカパー！ｅ２のうちＨＤ化したチャンネルとして、日本映画専門チャンネルの画質を比較したやつがありますが。

今日はスカパー！HD　解像度はいくつ？

なんですが、未だにe2とHDの比較記事として参照されることがあるようです。ですが、これは過去のe2のビットレート配分時の記事なので、現在とは異なります。簡単にしか触れられていませんが、こちらの比較の方が現状に近いものになっています。

黄金の一発！　＆e2とHDの評価逆転の瞬間

ただ、どちらの記事もビットレートの比較を交えたものになっていない、静止画だけの記事となっています。せっかくスカパー！ＨＤのPCへの取り込みが可能となったのですから、ビットレートからの比較を行ってみるのも面白いでしょう。と、いうわけで、比較的古い映画として、「ニッポン無責任野郎」を、新目の映画として「明日への遺言」を、それぞれ同時にe2とHDで、同じ某邦画専門チャンネルで録画し、bitrateviewerでビットレートの動きを比較してみましょう。スカパー！ＨＤの特徴もつかめるかも知れません。ただ、これはあくまで日本映画専門チャンネルだけの比較であり、ＨＤすべてに当てはまるとは限りません。


まずは、古い映画の方から。

ＨＤ


ｅ２



H.264とMPEG2の違いはどうしても存在しますので単純な容量問題は無視しますが、HDがe2に比べて、変動が大きい感じですね。ちなみにe2でビットレートの高いシーンではHDでは逆に低くなっているところがありますが、実際の映像ではどちらもそこまでの画質差は感じません。それは、ＨＤのビットレートの高い部分でもこの映画に関しては同じことでした。ただ、両者の画質差は存在します。特に古い映画ではどうしてもザワつく部分が存在しますが、e2は細部の外がざわつくブロックノイズ、HDは平坦な部分が立体感を失い、ブロックノイズが浮いたり沈んだりする現象が見られます。どちらも文句なしの画質とは言いがたいですが、主観が許されるのなら、e2に軍配を上げたいところです。

今度は新しい映画で。

ＨＤ


ｅ２


今度はHDが動きが少なく、e2が大きいものになっています。特筆すべきいは古い映画から比べた場合のビットレートで、e2がさほど変わらないのに対し、HDは１割５分ほどビットレートが少なくなっています。新し目の映像は、ＨＤの方が得意なのでしょうか。その分デジタルノイズへの対応もすすんでいるかと思ったのですが、やはりザワつくｅ２、立体感を失うＨＤの傾向は変わりません。この映画、背後を意図的にボカすシーンが頻繁に見られるのですが、ＨＤはそのボケがうまく再現できておらず、妙にシャープがかかったように見えるのが気になりました。その分余計なノイズは少ないのですが・・・。なんとなくですが、ＨＤの方はこれ以上画質をあげない様に調整されているようにも見えます。


今回は静止画は貼りません。と、いうのも、上記のような印象は動いている動画だからこそ感じられるものであり、静止画が一枚だけで判断しきれるものではないからです。いい特撮映画でもやっているのでしたら、画質比較に最適なシーンを勘で見切って選び出すことも出来るのですけど、ちょうどいいのがなかったもんで。「モスラ(1996)」でもやってくれれば、対応状況は一発なのですが。
実のところ、ｅ２だろうとＨＤだろうと、日本映画専門チャンネルのビットレートサイズでは容量不足の感が漂います。ｅ２の方は目一杯、ＨＤは画質を上げるより容量を落とす方が中心のようです。特撮のようないくらビットレートがあっても足りないようなシーンのある活劇ものならＨＤの方が安定した画質を期待できますが、日本映画専門チャンネルで主に放送するような映画ならば、普通の人はレコーダーで視聴すること、つまりレコーダーの画質補正機能を活用しながら視ると考えれば、基本解像感が高く、地上デジタル放送に画質の傾向が近いｅ２の方が良い画質で映画を視ることが出来ると言えるでしょう。もちろん、ファイルサイズを考慮に入れれば十分相殺できる程度ではありますが。

しかし、ＨＤの方は番組によって少々ビットレートの平均が変わりやすい傾向にあるようですね。来るべき本格放送開始時に行うビットレート調査は、複数のサンプルを提示する形式のほうが良さそうですね。