ちょっと見逃していたのですが、コメントをいただきましたので書かせていただきます。
コピー禁止が認められる可能性
4K/8K無料放送は「録画禁止」に? NexTV-F発表の規定が大きな波紋
正直この展開を予想はしていました。もちろん最悪のケースとして、ですが、こうして実現が目の前にせまっていることを見せられると、もはやテレビ業界は先のことなど何も考えていないのではないか、とさえ思われます。
定義されても使われなければ問題ない、なんて甘い話はこの業界に存在しません。存在中でもっとも利用者にとって不便でもっともやってほしくない規制だけが使われるのがこの録画業界です。かつてデジタル放送のおり、録画に規制を入れることを可能にすることを業界が勝手に決め、「こぴぃわんす」などと発音される造語と移動が一回しかできないというデジタルの利便をすべて否定する方式の採用を総務省に求めた時、認可した役人は「ごく一部の番組がこの規制対象になるだけだろう」と判断したので許可したと言われています。が、実際には一部の番組どころかCM、テストパターンに至るまでまんべんなく規制対象という信じがたい状態となりました。そのあと、全く役に立たない名目上だけの緩和であるダビ10になりましたが、規制のためにボロボロになったレコーダー市場は取り返しのつかないところまで落ち込み、最近は売れないことがニュースにならないくらいです。もっとも、レコーダーメーカーはみなテレビメーカーであり、デジタル放送移行の際に海外メーカーをほぼ追い出して入れ替え市場を独占できるという美味しいB-CASの餌にまんまとのり、少なくともその時は美味しい汁を吸ったのですから同罪であり、決して被害者ではありません。
それでも全く反省しないどころか全て対岸の火事、録画規制はすでに定着していると判断するのがあの業界の恐ろしいところであります。しばらく前に何度か総務省サイトにUHDTV、つまり4K8K放送に関する会議の資料が乗ったとき、録画に関しての記載が全くなかったことに違和感を覚えたと同時に「最悪一時保存すら不可能にしてくるだろうな」とも考えていました。どうやら最悪の想定は事実となりそうです。一度認可されれば当然すべての番組が録画不可になるでしょう。そういえば私的録画補償金管理協会、略称SARVHがほとんど誰にも知られず解散していたことは昨年記事にしましたが、今思えばあれはこの伏線だったんですね、保証金が得られないのなら録画そのものを次世代放送からは禁止にしてしまえ、と。儲からない分野になるのなら何もさせない、これがSARVH構成員たちの脅しであり、とった手段だったのです。
テレビ局が反対しないのは、やはり前世紀の遺物的価値感である「視聴率」に結びつくから。録画視聴率が言われて久しいですが、少なくともこれが視聴率に代わる存在になった、とは聞きません。たぶんいまだに視聴率でしか現場は語られないのでしょう。第二に、録画させなければ有料配信サービスが普及し、簡単に二次使用利益が得られるという考えも当然あると思います。「テレビ=地上波」の概念を守るため、手段を択ばずに実行してきたテレビ業界ですが、同時に地上波の常識である無料という概念も人々は当然と思ってしまい、数々のテレビ局主導の有料放送がつぶれているのはご存知の通り。録画させなければこれが普及するチャンスと考えているかも知れません。
今年から4K8Kテレビ普及のため、手段を問わない政治的配慮がなされるだろうというのがわたしの予想ですが、そうでもしないと4K8K放送は普及しそうにありません。少なくともマニアからはそっぽを向かれますからね。しょせん4K8K放送は国内普及はあくまで前段階、本来の目的は世界に売り込むことです。世界的には放送を録画することはあまり重視されておらず、CATVや配信と言った二次使用で利益を出すのが主流と聞いたことがあります。海外で重視されていないのなら、日本人のことなど考えなくてもいいのでしょうね。
おそらくこのままか、せいぜいHDDへの一時保存のみで、視聴回数や期間の制限あり、と言った扱いになる可能性が高いと見ています。もちろん海外に売るときは回数期間の制限なしになるでしょうが。テレビ放送の録画を、業界の大好きな著作権法によって禁止させられる日は近いと言っても言い過ぎではなくなってきました。ちょっと前までは正直「またなんとかなるだろう」と甘く見ており、4KHDR対応のディスプレイを買うチャンスをうかがっていたわたしですが、むしろそうした者に手を出さないのが精いっぱいの抵抗になるような気がしてなりません。
コピー禁止が認められる可能性
4K/8K無料放送は「録画禁止」に? NexTV-F発表の規定が大きな波紋
正直この展開を予想はしていました。もちろん最悪のケースとして、ですが、こうして実現が目の前にせまっていることを見せられると、もはやテレビ業界は先のことなど何も考えていないのではないか、とさえ思われます。
定義されても使われなければ問題ない、なんて甘い話はこの業界に存在しません。存在中でもっとも利用者にとって不便でもっともやってほしくない規制だけが使われるのがこの録画業界です。かつてデジタル放送のおり、録画に規制を入れることを可能にすることを業界が勝手に決め、「こぴぃわんす」などと発音される造語と移動が一回しかできないというデジタルの利便をすべて否定する方式の採用を総務省に求めた時、認可した役人は「ごく一部の番組がこの規制対象になるだけだろう」と判断したので許可したと言われています。が、実際には一部の番組どころかCM、テストパターンに至るまでまんべんなく規制対象という信じがたい状態となりました。そのあと、全く役に立たない名目上だけの緩和であるダビ10になりましたが、規制のためにボロボロになったレコーダー市場は取り返しのつかないところまで落ち込み、最近は売れないことがニュースにならないくらいです。もっとも、レコーダーメーカーはみなテレビメーカーであり、デジタル放送移行の際に海外メーカーをほぼ追い出して入れ替え市場を独占できるという美味しいB-CASの餌にまんまとのり、少なくともその時は美味しい汁を吸ったのですから同罪であり、決して被害者ではありません。
それでも全く反省しないどころか全て対岸の火事、録画規制はすでに定着していると判断するのがあの業界の恐ろしいところであります。しばらく前に何度か総務省サイトにUHDTV、つまり4K8K放送に関する会議の資料が乗ったとき、録画に関しての記載が全くなかったことに違和感を覚えたと同時に「最悪一時保存すら不可能にしてくるだろうな」とも考えていました。どうやら最悪の想定は事実となりそうです。一度認可されれば当然すべての番組が録画不可になるでしょう。そういえば私的録画補償金管理協会、略称SARVHがほとんど誰にも知られず解散していたことは昨年記事にしましたが、今思えばあれはこの伏線だったんですね、保証金が得られないのなら録画そのものを次世代放送からは禁止にしてしまえ、と。儲からない分野になるのなら何もさせない、これがSARVH構成員たちの脅しであり、とった手段だったのです。
テレビ局が反対しないのは、やはり前世紀の遺物的価値感である「視聴率」に結びつくから。録画視聴率が言われて久しいですが、少なくともこれが視聴率に代わる存在になった、とは聞きません。たぶんいまだに視聴率でしか現場は語られないのでしょう。第二に、録画させなければ有料配信サービスが普及し、簡単に二次使用利益が得られるという考えも当然あると思います。「テレビ=地上波」の概念を守るため、手段を択ばずに実行してきたテレビ業界ですが、同時に地上波の常識である無料という概念も人々は当然と思ってしまい、数々のテレビ局主導の有料放送がつぶれているのはご存知の通り。録画させなければこれが普及するチャンスと考えているかも知れません。
今年から4K8Kテレビ普及のため、手段を問わない政治的配慮がなされるだろうというのがわたしの予想ですが、そうでもしないと4K8K放送は普及しそうにありません。少なくともマニアからはそっぽを向かれますからね。しょせん4K8K放送は国内普及はあくまで前段階、本来の目的は世界に売り込むことです。世界的には放送を録画することはあまり重視されておらず、CATVや配信と言った二次使用で利益を出すのが主流と聞いたことがあります。海外で重視されていないのなら、日本人のことなど考えなくてもいいのでしょうね。
おそらくこのままか、せいぜいHDDへの一時保存のみで、視聴回数や期間の制限あり、と言った扱いになる可能性が高いと見ています。もちろん海外に売るときは回数期間の制限なしになるでしょうが。テレビ放送の録画を、業界の大好きな著作権法によって禁止させられる日は近いと言っても言い過ぎではなくなってきました。ちょっと前までは正直「またなんとかなるだろう」と甘く見ており、4KHDR対応のディスプレイを買うチャンスをうかがっていたわたしですが、むしろそうした者に手を出さないのが精いっぱいの抵抗になるような気がしてなりません。
高画質はそれなりに需要はあるので、
海外サイトにある4K映像をダウンロードして
楽しむ人が増えるでしょうね。
必然的に光回線の契約が増え、NTTがほくそ笑む。
そんなところでしょうか。
あとはHDCP2.2を突破したHDMI2.0キャプチャボードとか?
録画を前提とした観たい時に観れなければ 視聴時間を合わせられないので、 全くリアルタイム放送を観ない こうなると買換え需要は非常にゆっくりな気がします
レンタルなどが有れば好きな物が観れますし テレビから貸し出しの操作もやる気次第です
レコーダーから出ないのであればレンタルからのダビングもペイ・パー・ビューと言えますしダウンロード販売とも言えるのではないか? ネット経由より回線負荷は大幅に低くもなるでしょうね
そもそも論で考えれば4kをフルに使いこなせる人は意外と自由時間が少ないのではないかな? これで普及が進むと思いますか その内もっと楽しい機器出してくれますよw
今でも録画でしか見てないしNHK解約できるわw
高すぎて払えない&払いたくない層が50~60ドルのインターネット契約だけして、10ドル程度のNetflixを契約し家計の節約を図るというのがトレンドですね。
日本で将来的に、一部でも録画規制をかけて見逃し配信を有料にしていきたいという方向性はわからんでもないですが、まあ上手くはいかないんじゃないかなあと。今でもテレビは無料でないと見ないという考え方の人が大多数ですし。
個人的にはアメリカみたいに録画もデマンドもディレイ放送も自由で番組の質も高いがバカ高い料金を払うよりは、日本の現状を維持してほしいと思ってます。この前のパッキャオの試合なんて90ドルですからねえ…
どう転んでも一番得するのはNTTでしょうね。結局今は通信を抑えている者に有利になるしかないんですよ。
HDCP2.2の突破ができたとしても、4K8Kを入力するにはどれだけの帯域と速度のある大容量ストレージが必要か・・・とちょっと実用的とは思えないです。
>emaonさん
そもそも論で考えて判断できる人たちが、あのモバキャス≒NOTTVのような録画がまともにできない有料放送など規格しませんし。多分懲りてないで、むしろあの路線のままの普及を目指すでしょう。
>岡本さん
最大の目的は儲けることです。それでいて、すべてが掌の上でコントロールでき、お金が無制限に入り続ける、それがSARVH構成員の究極の目的でした。今度は別の形で楽して儲けるつもりなんで、放送しない、はありえないでしょう。もちろん損したら他人の責任になるでしょうが。
>2016-01-10 13:50:56さん
だからこそ、手段を択ばない普及策を政治レベルで取ってくるでしょう。最悪一家に一台テレビを地上波につなげるのは罰則付き義務、ってことも考えられます。
>youkiさん
海外ではそうした背景があるからこそ配信の普及があるのですが、日本では文化と習慣の違いゆえにそこまで普及しているとは思えませんからね。でも、儲かりそうだから力づくで普及させ、海外と日本の悪いところどりを目指しそうな勢いを感じます。
>2016-01-10 20:24:22さん
まずは4K8Kから録画不可放送を当たり前にして、いずれ法律で地上波やBSも録画不可を義務化、スカパーは同時にサービスになると考えています。もっとも早くても現在の衛星放送はあと10年は続くでしょう。
理由は単純で放送業界で働いている人も仕事場を離れれば普通の人ですからという理由です。
あと、パッケージ化されると諸々の事情で映像が編集されたり削除されたりもしくは永遠にパッケージ化されないということもある(同一性の担保が無い)ので
いくら金を積んだところでテレビで放送されたものと同じ物が手に入らないってこともあるので録画禁止されるのは嫌ですね。
ちなみに私の知人から聞いたのですが今のテレビ業界の人は4Kとか8Kとかの問題よりも面白いコンテンツを生み出すという技術的な理由ではあまり悩んでいないみたいです。
4K/8Kの撮影や編集は機材が進化すればどうとでもなるのでここに来られる皆様ならおわかりだと思いますが問題はコンテンツそのものだということです。
dTV・dアニメストア・バンダイチャンネル・各放送局などの有料動画配信サービスが乱立している事で混乱が起きてますね。
コンテンツの提供を無局籍のネットフリックス・huluなどにコンテンツを一本化してほしいですが。(料金はキャリア割引などで)
「プレミアム」とか言って有料&CMなしならそれはそれでという気も。4Kや8Kにしたところで広告収入も増えるわけでもなく、むしろ見合った品質の広告を作るのにコストは嵩むし良いとこないですから。