ソニーのタブレットのブランド名がスマートフォンと同じxperiaで統一され、Android4.0への対応がうたわれる一方で、同じソニーのAndroid端末なのにタブレット扱いされないために放置されていた感のあるNW-Z1000シリーズですが、遅れながらも4.0への対応が公開されました~。
ソニー、「ウォークマンZ」をAndroid 4.0/FLAC対応に
-'12年内にアップデータ提供開始
同時にFLACへの対応や、ソフト再現の新技術も提供されます。ソニーとしても、本来はミニタブレットではなくて、こういう使い方のためにAndroidを採用していたんでしょうね。同時にNW-Z1000の廉価版というべきFシリーズも発表されました。
ソニー、3.5型液晶/Android 4.0の最高音質ウォークマン
-FLAC対応+クリアフェーズの「NW-F800」。64GBも
と、言ってもあまり大きな値段の差はないみたいですけどね。3.5インチに小型したり、あまり使われないHDMI出力を省いたりしてますが、基本的な性能はNW-Z1000と一緒、ソフト的に劣っている分は後日機能追加で同等になるということなので、どちらを選ぶかは、画面サイズが大きなNW-Z1000の方が操作しやすいとみるか、3.5インチで小さなNW-F800の方が邪魔にならずにポケットなどに入れやすいと思うか、の好みの問題でしょう。ちなみにスマホ的使い方をしたいのならZ1000の方がいいと思います。
さて、今日は本屋でまたまた気になるタイトルの新書が出ていたので購入、読んで見ました。
タイトルから推測すると、TPPから通してみたネット上での著作権保護の窮屈さを検証した本、という感じですがそうでもありません。TPPを語るのは前半部分、第2章がほとんどです。だいたいTPPの著作権絡みの項目はまだ一般の目に届く状態にはなっておらず、本書でもTPPに関してはリーク情報を基に書いています。ただ、その内容は例の米韓FTAに書かれた著作権項目と同じものであり、まず間違いなくTPPの内容だろうと結論つけています。
その中身は「協定」の名にふさわしくなく、アメリカが事実上日本に一方的にアメリカ式著作権保護を導入するよう要求しているというものです。そこには少なくとも「規制緩和」と呼べるような項目は存在しません。ネット上ではネットの自由を損害するものとしてACTAを敵視する声が大きいですが、本書では米国のNGO、「電子フロンティア財団」の言葉を引用して「米国はACTAには盛り込めなかったものをすべてTPPに入れようとした」「ACTAプラス」と書いています。こと著作権に関する限り、「日本の著作権保護法の厳しさには及ばない」と評されたACTAをはるかに凌駕するものとなっている"らしい"です、まだリーク段階ですから。
むしろTPPを下敷きにして、ここ最近あった著作権絡みでネット上やネットで議論された事件や一件を広く取り扱った内容となっています。ただし、あくまで広く浅くであり、知らない件に興味を持つキッカケにはいいのですが、この本で深く知ろうと考えると少し物足りません。たとえば、例のB-CASカード事件を「魔法のB-CASカード」と呼び、その存在だけを語るものとなっています。また、情報を広く求めたせいか「解読」の件に関してはただ軽く触れるのみで、その後の展開などは全く書かれていません。「まねきTV」事件、「ロクラク」事件に関してもただその名が語られるのみです。また、ダビ10をDRMとしてとらえるどころか、あたかも放送に関してはダビングできる自由がある、かのように書いているなど少なくとも問題定義書の類ではないです。あとがきで著者本人も「迷いが前面に出た文章になったかも知れません」と書いているように、著作権側と個人側、どっちにもある程度いい顔をするような、結論を避けるどっちつかずな書き方になっている部分が大半です。TPPリークの情報を大意では横暴のように評しておきながら、個別項目となるとあやふやにしつつも規制導入側に理解を示すあたり、むしろ著作権側にたった内容になっている、と考えた方がいいかも知れません。
ただし、一項目だけはっきり批判し、怒っているものがあります。もちろんその批判対象とは「ダウンロード刑罰化」のこと。内容に関して以上にその批判以前の行為である法案の通し方に怒りを覚えたらしく、このあたりだけ肩に力が入った状態で書かれたことが文章から読み取れます。「ネットユーザーの反発は凄まじく、日本の著作権の歴史では空前といってよい騒ぎにまで発展」、「ネットを中心に、一般ユーザーと著作権者との関係が、かつてないほど悪化」と、本文中にはあります。この問題を一般人の中では取り上げてきた方と思っているわたしとしては、"そこまで騒ぎが大きくなったりしたかしら? この法案が通る前から著作権者への不信感は十分高かったし、マスコミの流す情報が限定されていたおかげで不信感の高い人々以外は、少なくとも法案通過の過程はほとんど知ることもなかったのでは?"と思ってしまうのですが。
しかし、そこまで書いても著者は「規制に反対なら、反対する人は対案を出すべき」と、権力者への配慮も忘れていません。そして、もっとも肝心なことを書いていません。法律が施行されたら最後、対案などなんの意味もなくなるほどの現象が起こることが容易に予想できるから、我々は何もできないのだということを。
そういうわけで、今回も書評しておきながらあまりお勧めしません。TPPリーク情報のうち、著作権絡みの項目の概要を知りたい、あるいは二次創作やパロディについての法律の取り扱いなど一応頭に入れておきたいのなら悪くない本だと思います。
ソニー、「ウォークマンZ」をAndroid 4.0/FLAC対応に
-'12年内にアップデータ提供開始
同時にFLACへの対応や、ソフト再現の新技術も提供されます。ソニーとしても、本来はミニタブレットではなくて、こういう使い方のためにAndroidを採用していたんでしょうね。同時にNW-Z1000の廉価版というべきFシリーズも発表されました。
ソニー、3.5型液晶/Android 4.0の最高音質ウォークマン
-FLAC対応+クリアフェーズの「NW-F800」。64GBも
と、言ってもあまり大きな値段の差はないみたいですけどね。3.5インチに小型したり、あまり使われないHDMI出力を省いたりしてますが、基本的な性能はNW-Z1000と一緒、ソフト的に劣っている分は後日機能追加で同等になるということなので、どちらを選ぶかは、画面サイズが大きなNW-Z1000の方が操作しやすいとみるか、3.5インチで小さなNW-F800の方が邪魔にならずにポケットなどに入れやすいと思うか、の好みの問題でしょう。ちなみにスマホ的使い方をしたいのならZ1000の方がいいと思います。
さて、今日は本屋でまたまた気になるタイトルの新書が出ていたので購入、読んで見ました。
「ネットの自由」vs.著作権: TPPは、終わりの始まりなのか (光文社新書) | |
福井健策 | |
光文社 |
タイトルから推測すると、TPPから通してみたネット上での著作権保護の窮屈さを検証した本、という感じですがそうでもありません。TPPを語るのは前半部分、第2章がほとんどです。だいたいTPPの著作権絡みの項目はまだ一般の目に届く状態にはなっておらず、本書でもTPPに関してはリーク情報を基に書いています。ただ、その内容は例の米韓FTAに書かれた著作権項目と同じものであり、まず間違いなくTPPの内容だろうと結論つけています。
その中身は「協定」の名にふさわしくなく、アメリカが事実上日本に一方的にアメリカ式著作権保護を導入するよう要求しているというものです。そこには少なくとも「規制緩和」と呼べるような項目は存在しません。ネット上ではネットの自由を損害するものとしてACTAを敵視する声が大きいですが、本書では米国のNGO、「電子フロンティア財団」の言葉を引用して「米国はACTAには盛り込めなかったものをすべてTPPに入れようとした」「ACTAプラス」と書いています。こと著作権に関する限り、「日本の著作権保護法の厳しさには及ばない」と評されたACTAをはるかに凌駕するものとなっている"らしい"です、まだリーク段階ですから。
むしろTPPを下敷きにして、ここ最近あった著作権絡みでネット上やネットで議論された事件や一件を広く取り扱った内容となっています。ただし、あくまで広く浅くであり、知らない件に興味を持つキッカケにはいいのですが、この本で深く知ろうと考えると少し物足りません。たとえば、例のB-CASカード事件を「魔法のB-CASカード」と呼び、その存在だけを語るものとなっています。また、情報を広く求めたせいか「解読」の件に関してはただ軽く触れるのみで、その後の展開などは全く書かれていません。「まねきTV」事件、「ロクラク」事件に関してもただその名が語られるのみです。また、ダビ10をDRMとしてとらえるどころか、あたかも放送に関してはダビングできる自由がある、かのように書いているなど少なくとも問題定義書の類ではないです。あとがきで著者本人も「迷いが前面に出た文章になったかも知れません」と書いているように、著作権側と個人側、どっちにもある程度いい顔をするような、結論を避けるどっちつかずな書き方になっている部分が大半です。TPPリークの情報を大意では横暴のように評しておきながら、個別項目となるとあやふやにしつつも規制導入側に理解を示すあたり、むしろ著作権側にたった内容になっている、と考えた方がいいかも知れません。
ただし、一項目だけはっきり批判し、怒っているものがあります。もちろんその批判対象とは「ダウンロード刑罰化」のこと。内容に関して以上にその批判以前の行為である法案の通し方に怒りを覚えたらしく、このあたりだけ肩に力が入った状態で書かれたことが文章から読み取れます。「ネットユーザーの反発は凄まじく、日本の著作権の歴史では空前といってよい騒ぎにまで発展」、「ネットを中心に、一般ユーザーと著作権者との関係が、かつてないほど悪化」と、本文中にはあります。この問題を一般人の中では取り上げてきた方と思っているわたしとしては、"そこまで騒ぎが大きくなったりしたかしら? この法案が通る前から著作権者への不信感は十分高かったし、マスコミの流す情報が限定されていたおかげで不信感の高い人々以外は、少なくとも法案通過の過程はほとんど知ることもなかったのでは?"と思ってしまうのですが。
しかし、そこまで書いても著者は「規制に反対なら、反対する人は対案を出すべき」と、権力者への配慮も忘れていません。そして、もっとも肝心なことを書いていません。法律が施行されたら最後、対案などなんの意味もなくなるほどの現象が起こることが容易に予想できるから、我々は何もできないのだということを。
そういうわけで、今回も書評しておきながらあまりお勧めしません。TPPリーク情報のうち、著作権絡みの項目の概要を知りたい、あるいは二次創作やパロディについての法律の取り扱いなど一応頭に入れておきたいのなら悪くない本だと思います。
ここへのコメントではないのですが、情報提供ということで、お願いします。
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GS放浪記
HDMIといえば民生機以外はすべてHDCPが当たり前のようになってしまい、ちょっとした事でもできなくなりました。この解消に何かと便利なGameSwitchですが、最近また使用する機会が増えてきたので、最新の転送形式にどのくらい対応しているのか、実際に接続して確認してみました。
≪確認できていない事柄≫
1:バックチャンネル転送
2.D00202Nはまだテストしていない
≪確認できている事柄≫
0:HDCPを**せる
1:HDMI<->DVI変換コネクタを使用することによって、完全にHDMI端子として機能する。
2:24bit/48Kbps/7.1chまでの既存の音声形式はすべて透過する。
3:3D信号(1080/24pFramePacking)にも対応できる(自動ネゴシエーション可)。そのほか1080/24p、1080/60i、1080/60pなどのネゴシエーションも正常に行われる。
4:DeepColorの処理能力は1080/60pで12bitまでと言われていましたが、実際には、1080/24pFramePackingおよび1080/60pにおいて
a.S201は8bit、D00201Nは10bitまで可能
b.再生機とGSの間にスプリッター(Lancerkink 1*2)を接続するとD00201Nは16bitまで可能(注:3D信号は未対応)
c.再生機とGSの間にスプリッター(Lancerkink HD-12V3)を接続するとD00201Nは12bitまで可能
d.GSの入出力両側に(Lancerkink HD-12V3)を接続するとD00201Nは16bitまで可能
e.スプリッターをGSとディスプレイの間に接続しても、ほぼ同じ結果になる。
補足:GSはAmazonに若干の在庫がある。 HD-12V3は3D信号に対応している。 ロットなどの個体差があるので、組み合わせによってはこの通りににならないこともある。
≪最強の組み合わせ≫
[Player] --HDMI--> [HD-12V3] --HDMI--> [GS-D00202N] --HDMI--> [HD-12V3] --HDMI--> [Disp/Cap]
≪現在の録画再生環境≫
[Disp/Cap] <--HDMI--> [Blackmagic UltraStudio 3D] <--Thunderbolt--> [MacBookPro] <--Thunderbolt--> 500MbpsSSDdrive
[Disp/Cap] <--HDMI--> [Blackmagic UltraStudio3D] <--3GSDI--> [3G-SDIrec]
3D映像も左右分離して無劣化で録画再生できます。もちろん合成再生も可能です。録画容量は40分で700GB程度必要になります。
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≪現在の録画再生環境≫
[Disp/Cap] ←HDMI→ [Blackmagic UltraStudio 3D] ←Thunderbolt→ [MacBookPro] ←Thunderbolt→ [500MbpsSSDdrive]
[Disp/Cap] ←HDMI→ [Blackmagic UltraStudio3D] ←3GSDI→ [3G-SDIrec]
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おひさです~。久々のレポなので、リクエストにお答えして(?)エントリーの方に転載させていただきました。
60pで10bit通しですか。うちの201は8bitとまり。買い増し、ちょっと迷いますね。来月はどうなっちゃうんだろ。
さらに無気力なっていくだけですねデモをする気力も起きない綺麗な遊園地は廃墟となり借金残る夢の先食いかな
ブータン王国の幸福感と同じ感じになるように逆算して真綿でしめるようなはなしでしかないですね どの話で聞いても
橋の上で頭を下げる武士なのか下で見上げる乞食 どちらでしょうね
この本のリーク情報を見る限り、そういうことになりますね。これが通るようだと、米国以外の国はどんどん体力が奪われていくことでしょう。米国は将来の市場をつぶしてどうするつもりなんでしょうか。