注:今回は前回の話を書いてすぐということもあり、ほぼわたしの推理による話となっています。なので、話半分程度に思ってくださって構いません。
荒れています。前回の「だから、わたしは補償金に反対する」でも取り上げたMIAUの意見書の提出が引き金になったのか、今度はJEITAが文化庁の見解に反論声明を出したようですね。
JEITA、アナログ非搭載録画機の補償金問題で文化庁に反論
-SARVHへの「対象である」旨の回答撤回を求める
ただ、MIAUの声明が、「権利者、消費者、メーカーなど関係者の意見の相違が顕在化しているにも関わらず、何の審議も経ず、独断で行った形」と、まず話し合いが先と考えているのに対し、JEITAの声明は「著作権保護技術(ダビング10)によりコピーが一定回数にコントロールされていること、さらに後から見るための録画(タイムシフト)であるため、権利者に大きな経済的損失を与えていない」と、録画規制の放送だから必要ない、とする考え方で、かなり異なります。後者は逆に言えば「補償金が欲しいなら、録画規制をなくしてもいい」と言っている風にもとれますが、おそらくそれはないでしょうから、おいておきます。あえて"後から見るための録画(タイムシフト)である"の一点を重要視しました。
意味のはっきりしないカタカナ言葉をあえて使って(エンフォースメントなど)、臨機応変に自分たちの都合のいい解釈でまとめるのはこの業界の常套手段ですが、その先駆けの一つが、デジタル放送における録画規制、「コピーワンス」でしょう。わたし、このカタカナ言葉が大っ嫌いで、日ごろ当ブログではわざわざ使わないようにしているのですが、今回はあえて使います。
これも紛らわしさを意図的にかもし出したものですが、よく言われたのが「コピーできないのに、なぜコピーワンスと呼ばせるのか」に対し、テレビ側は「録画することがコピーするということだ」と答えてきました。これで納得した人がいるでしょうか? それ以前に録画をコピーだと思っていた人など皆無でしょう。われわれの感覚では、コピーとは、手元に大元をちゃんとおいた上で、別に複製物を作り出すことを言います。録画をコピーと呼ぶのは、例えるのなら買ってきた音楽CDをコピーものと呼ぶようなものです。言われてみれば確かにその通りなのですが、少なくとも普通、いろんな形で音楽を楽しみたい人はその買ってきたCDからコピーを作る場合、「コピーからコピーする」とは思いません。「マスターからコピーする」と思うものです。普通の人の感覚なら、それと同様、録画したものの複製品を作らせないようにする規格なら、単純に「コピーガード」などと言うか、DVDのパッケージに書かれているように「複製不能」と表現するか、一目で分かるようにするものです。「コピーワンス」という表現をわざわざさせた、ということは、録画をコピーとすることに固執した、それで得をする存在を疑わざるを得ません。
そして、少なくともそれはJEITA側でないことだけははっきりしました。録画をコピーと呼ぶのなら、わざわざ"後から見るための録画(タイムシフト)である"などと書き添えるわけはありません。タイムシフトは時間を調整して視聴するためのもので、極端を言えば視た端から消えていっても別にそれほど構わない録画となります。ならば、誰が「コピーワンス」と名づけたのか、仮にその呼び名をさせることでもっとも得をするものがその黒幕なら、それは著作権管理団体、SARVH(社団法人 私的録画補償金管理協会)もしくはそれと同様の存在しかありません。なぜなら、録画をコピーとイコールとすることで、はじめて私的録画補償金を請求できるからです。単なるタイムシフト扱いでは、JEITAの言うとおり「不利益とはならない」はずですが、録画もコピーであると定義させられるのなら、「コピー・複製によって不利益が生ずる」という意見に丸め込むことができます。何回できるか、は一切関係ありません、コピーでさえあれば不利益とみなし、そこから補償金を得る口実を作ることができるのですから。
そういうわけで、わたしの推理では、どう見繕っても著作権管理団体が録画規制の導入に関して重要な役割を果たした形しか見えてきません。一方、管理団体が規制に関与していない証拠というのは、記者会見という一方的な意見の発し場での彼らの発言しかなく、鵜呑みにすることはできません。今回もめているのも、そういう権利の無限の拡大を謳いながら責任は一切かぶらないという、我がまま放題の発言への反発から起こった対立でが一因ではないでしょうか。真実は全く逆で、全て著作権管理団体がきめ、メーカーやテレビ局を脅して呑ませた、の方がはるかにしっくり来ます。
少なくとも、録音はともかく録画に関して、SARVH側の考えでは規制と補償金は二人三脚の関係にあるもので、お互いをけん制しあうものでは決してないようです。どうしても補償金をかけたいのなら、無料放送は対象外となるのが当然で、代わりに有料放送に関してのみ、補償金か録画規制のどちらを選ぶかを選択させる程度まで譲渡させなければ、著作権管理団体の要求は本当に無限にエスカレートしていくかも知れません。
荒れています。前回の「だから、わたしは補償金に反対する」でも取り上げたMIAUの意見書の提出が引き金になったのか、今度はJEITAが文化庁の見解に反論声明を出したようですね。
JEITA、アナログ非搭載録画機の補償金問題で文化庁に反論
-SARVHへの「対象である」旨の回答撤回を求める
ただ、MIAUの声明が、「権利者、消費者、メーカーなど関係者の意見の相違が顕在化しているにも関わらず、何の審議も経ず、独断で行った形」と、まず話し合いが先と考えているのに対し、JEITAの声明は「著作権保護技術(ダビング10)によりコピーが一定回数にコントロールされていること、さらに後から見るための録画(タイムシフト)であるため、権利者に大きな経済的損失を与えていない」と、録画規制の放送だから必要ない、とする考え方で、かなり異なります。後者は逆に言えば「補償金が欲しいなら、録画規制をなくしてもいい」と言っている風にもとれますが、おそらくそれはないでしょうから、おいておきます。あえて"後から見るための録画(タイムシフト)である"の一点を重要視しました。
意味のはっきりしないカタカナ言葉をあえて使って(エンフォースメントなど)、臨機応変に自分たちの都合のいい解釈でまとめるのはこの業界の常套手段ですが、その先駆けの一つが、デジタル放送における録画規制、「コピーワンス」でしょう。わたし、このカタカナ言葉が大っ嫌いで、日ごろ当ブログではわざわざ使わないようにしているのですが、今回はあえて使います。
これも紛らわしさを意図的にかもし出したものですが、よく言われたのが「コピーできないのに、なぜコピーワンスと呼ばせるのか」に対し、テレビ側は「録画することがコピーするということだ」と答えてきました。これで納得した人がいるでしょうか? それ以前に録画をコピーだと思っていた人など皆無でしょう。われわれの感覚では、コピーとは、手元に大元をちゃんとおいた上で、別に複製物を作り出すことを言います。録画をコピーと呼ぶのは、例えるのなら買ってきた音楽CDをコピーものと呼ぶようなものです。言われてみれば確かにその通りなのですが、少なくとも普通、いろんな形で音楽を楽しみたい人はその買ってきたCDからコピーを作る場合、「コピーからコピーする」とは思いません。「マスターからコピーする」と思うものです。普通の人の感覚なら、それと同様、録画したものの複製品を作らせないようにする規格なら、単純に「コピーガード」などと言うか、DVDのパッケージに書かれているように「複製不能」と表現するか、一目で分かるようにするものです。「コピーワンス」という表現をわざわざさせた、ということは、録画をコピーとすることに固執した、それで得をする存在を疑わざるを得ません。
そして、少なくともそれはJEITA側でないことだけははっきりしました。録画をコピーと呼ぶのなら、わざわざ"後から見るための録画(タイムシフト)である"などと書き添えるわけはありません。タイムシフトは時間を調整して視聴するためのもので、極端を言えば視た端から消えていっても別にそれほど構わない録画となります。ならば、誰が「コピーワンス」と名づけたのか、仮にその呼び名をさせることでもっとも得をするものがその黒幕なら、それは著作権管理団体、SARVH(社団法人 私的録画補償金管理協会)もしくはそれと同様の存在しかありません。なぜなら、録画をコピーとイコールとすることで、はじめて私的録画補償金を請求できるからです。単なるタイムシフト扱いでは、JEITAの言うとおり「不利益とはならない」はずですが、録画もコピーであると定義させられるのなら、「コピー・複製によって不利益が生ずる」という意見に丸め込むことができます。何回できるか、は一切関係ありません、コピーでさえあれば不利益とみなし、そこから補償金を得る口実を作ることができるのですから。
そういうわけで、わたしの推理では、どう見繕っても著作権管理団体が録画規制の導入に関して重要な役割を果たした形しか見えてきません。一方、管理団体が規制に関与していない証拠というのは、記者会見という一方的な意見の発し場での彼らの発言しかなく、鵜呑みにすることはできません。今回もめているのも、そういう権利の無限の拡大を謳いながら責任は一切かぶらないという、我がまま放題の発言への反発から起こった対立でが一因ではないでしょうか。真実は全く逆で、全て著作権管理団体がきめ、メーカーやテレビ局を脅して呑ませた、の方がはるかにしっくり来ます。
少なくとも、録音はともかく録画に関して、SARVH側の考えでは規制と補償金は二人三脚の関係にあるもので、お互いをけん制しあうものでは決してないようです。どうしても補償金をかけたいのなら、無料放送は対象外となるのが当然で、代わりに有料放送に関してのみ、補償金か録画規制のどちらを選ぶかを選択させる程度まで譲渡させなければ、著作権管理団体の要求は本当に無限にエスカレートしていくかも知れません。
逆転のシナリオはやはりPTシリーズの様な機器でしょう。メーカーが根性を決め・・・もとい,生き残りをかけてこう言う機器を作りましょうよと。自分が考える方法はセット販売ですね。まあ\5000チューナーも出ましたしセットでなくてもいいんですが,意思を示す意味でPTの様なストリームキャプチャ機器と見せ掛けの安物チューナーを別売りしてしまえばいいんです。
チューナーに関しては圧力がかけられなくなったB-CASですからこちらは認可せざるを得ません。そして,そちらのカードを使ってストリームキャプチャで録画してしまえば良いんですよ。
そしてこれが公然の方法となればみんなその便利さに気づき普及します。こそこそアングラでやっていては世間の認知には及びませんから,堂々とやりましょうよと。パチンコだって本来は賭博行為ですからこんなに堂々とやっていてはおかしいんですが,抜け道と需要の高さで堂々と営業しています。
まあこう言う問題は根本的には力の問題なので,抜本的解決は規制撤廃側から官僚や政治家を送り込むしか方法はないんですが,民間が一致団結するにはまず世間の認知を高めないといけません。
コピーが悪だと言う認識を改め,コピー(複製)行為は文化であり歴史そのものであり人類が進歩してきた源であると言う認識がなければダメです。
問題になっているのはあくまで不正コピーであり権利(利益)を侵害する行為です。不正コピーを盾に正当な権利(消費者利益)まで侵害させてはなりません。不正コピーを盾に商売させてはなりません。これは逆に言えば不正コピーそのもので商売している輩と同じ事をしているとも言えます。不正コピー者は権利者から利益を奪いますが,元権利者は消費者から利益を奪っています。正当な権利者報酬ではなく不当に奪っています。
PT2も6万枚売られるそうですが6万枚と言わず60万,いや600万売りましょうよ。1万前後までコストダウンして\5000チューナーと合わせて\15000で複数の同時録画が出来ますし,面倒なPCの規制環境もその人次第で回避できます。
実際問題として、1000台ですら仕入れてくれるか微妙な状況でそれは無理すぎます
それに、アースソフト自体自転車操業の会社ですしね
事実上、iPodが名指しで補償金の対象とされた時の話ですね。
PSE法なんかもそうですけど、物議をかもし出した発言の該当者はさっさと移動させて責任を曖昧にするのはよくある手段です。で、後で形や手段を変えて再び導入を試みるという。
>2009-10-17 18:49:58さん
今のまま、録画規制を強行したら後で恐ろしいことになるのは目に見えていますが、なってみないと理解できないのが被害者意識で固まった人間の恐ろしいとことです。すくなくとも、録画は文化でなくなりますし、それを楽しむ人口も激減するでしょうね。Friioが出たときに、後追い製品の多数の登場を期待したのですが、未だにPT1/2しか出ていないところに、お上に逆らえない日本人気質を感じてしまいます。
>2009-10-17 20:38:17さん
現状の6万枚でも、果たしてどうやってさばくのか、アースソフトの規模や持っているルートでそれが可能なのか疑問に思ってしまいます。結局、全部秋葉原のショップの倉庫にたまり、値崩れしないように、折を見て少しずつ出していくような売り方になってしまい、地方にはほとんど来ないのではないかと。量販店にでもバルク扱いで卸し、地方に出荷すれば簡単にさばけて平等ですけど。
先日の販売行列は人数的に今までで最大だったと思います。欲しい事は欲しいがまめにHPをチェックしたり深夜から並んだりそう言う事をするまでもないと言う判断でしょう。気軽に買える様になれば6万くらいの在庫でだぶつくような事は無いと思います。
恐らくアースソフトももっと出したいのでしょうが,生産体制も変わり色々事情があっての枚数かと。多分生産が追いつかないのでしょうね。そして使用部品は短期間に大量に発注しておかなければディスコンしてしまうことは良くありますから,現在の資金限界が6万枚と言う事かと。互換品は値段が上がったり設計やプリント基板のアートワーク変更を余儀なくされる事が多いので。
今日はウサギさんがPT2ではないけど海外からの刺客また来るよ特殊研究機材ね、とお手紙くれたので何故か食いついてしまった… 何か使い道はないものか考え中
なるほど、B-CASの問題もありますね。さすがに6万枚全部~とは言わなくても1万枚も2万枚もB-CASカードの申請がきたら、さすがにB-CAS社も動きかねません、悪い方に。
最終的にPV4も若干もたついたように、PT2も少しダブ付はどうしても出るんじゃないかな、と思っています。アースソフトの規模としてはこのヘンが限界でしょうし。
>emanonさん
気軽に注文して気軽に購入、がベストですよね。
いったい何買ったんですか(^^;)時々三月兔は妙なことやりますから、何が飛び出しても不思議ではないですけど。
で、今回注文したのは一言で言えばノイズに強い無線LAN子機でしょうか???
>(公称では「半径3.6km圏内のアクセスポイントを検知できる」とか)。
>バッファローのハイパワー無線LAN子機の説明書きを見ると、通信状況が改善することにより速度向上にもつながるという。
このあたりの範囲内で使い道を…、そう 考えねばならないのですよw
trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090930/1029290/?P=3
ノートをサーバーに外出先で03片手に動画観賞かな… 海風の中ノートでと言うのは嫌だし
PlaceEngineが非常に有効に働きそうですね
まあもしかすると想定外の範囲であまりにも広いためプログラム側が対応できないかもしれませんがw
やはりそこは田舎だなと軽く打ちのめされました、先進国と途上国なみに登録地点の数が違いすぎ県庁所在地ですら機能するか疑問を持ちましたよwww 繁華街と田んぼの一本道くらい違うとは思わなかったな…
それにタイミング良く? 最近カーナビで巧く測位出来ないことがあるのでそろそろ買い替え時かなと中古ノートを検索中だったのでさらに残念です
そう言えばW-SIMでも同じような使い方できましたが、PCからは使えないのだろうか?
を迎えつつあると言う話も出てるのですよね
PlaceEngine とは? http://www.placeengine.com/show/about
カーナビが使えなくなる!?:GPS衛星の危機
http://www.ricoh.co.jp/kouken/science_caravan/science/gst008.html