録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

初のGPGPU活用エンコードソフトの効果はどんなもんなのか

2008-10-25 01:02:08 | 意味なしレビュー
PT1の深夜販売、やっていたみたいですね。東京近郊の人だけの特権だなぁ、その手のに並べるのは。わたしは当然通販待ちですが・・・。そういやVistax64買いに行った店で日立製住基カードリーダーが結構な数を入荷していて笑った。書くの忘れていたけど。

そんな中、ひそかにかつついにGeForceのGPGPU、CUDAを利用したエンコードソフトの第一弾が登場したようですね。

Elemental Technologies、NVIDIA GPU対応動画変換ソフト

以前から予告されていたこのソフト、ようやく正規版がお目見え。本当にGPGPUは早いのか、もちろん多くの人が興味があると思います。回数もしくは日数限定の体験版としても使えるようですが、早速N.Shim@さんがレポートをあげてくださいましたので、こちらでも転載します。

(ここから転載文)
Badaboom、とりあえず1.0の体験版で仮テストしました。

1440x1080の地デジ録画データ(HDUSで録画後字幕ストリームを剥がし、音声をAC-3化したMPEG2-PS)を1280x720のMPEG4-AVC Baseline Profileにエンコードしました。

うちの環境(Vista SP1、Athlon64 X2 3800+(939)、GeForce8600GT、ドライバ178.24)で、平均秒間11フレーム程度のエンコードスピードでした。
んー、期待より速くはないな?実時間の3倍か。

以前のテスト時はハイビジョン解像度でテストしてなかったので、これが速いか遅いかまだ判断がついていないです。

ちなみに、TMPGEnc 4.0XP + DivX 6.8で同じデータを1280x720のAVI1.0コンテナ入りHDプロファイルDivXにエンコードすると、Badaboomより少し長い時間がかかります。(実時間の3.3倍位かな)

ファイルサイズは4分弱の動画でBadaboom MP4が189MB、DivX AVIが154MBですが、クオリティのパラメータが同一な訳ではないので、今一概には比べられないです。
(いずれ画質も考慮して比較したい)

ただちょっと面白いと思ったのは、Badaboomでは映像クオリティとファイルサイズのバランスを調整できるのですが、この調整を行ってもエンコード速度は変わらない様なんですね。
純粋に元動画とエンコード後の解像度で速度が決まるのだとしたら、使い方によってはかなり面白いことになるかもしれません。

早速レジスト、レジスト…と思ったんですが、買い方が皆目わからない。
一応クレカ入力してオーダーできたはずなのに、ライセンスキーとか製品版のダウンロードとかが、画面のHelpの通りになってない…。あれー?

今日badaboomit.comのFAQを調べていたんですが、なんかNVIDIAのオンラインショップ(で売ってます)の作りなのか動作なのかがマズいみたいで、北米以外から購入する場合は、違うURLからじゃないとダメみたいなんですよ。

結局、「ダウンロードできなかった」って理由で最初のオーダーをキャンセル指示して、別URLから再度購入手続きをしました。こっちの方は日本の住所でも入力が通り、JPYでの決済が可能でした。2900円ちょっとです。

(ここまで)
どうもありがとうございました。GeForce8600GTと言うこともありますけど、実時間の3倍というのは期待ほどの速度ではない、というところでしょうか。ただ、8600クラスでも高い処理能力が出せるのならハイクラスのGPUは不要なわけで、動画のサイズを考えると十分速いとも言えます。280などを使えば実時間並みも出来そうに思えますね。ドルだての支払いなので、円高の今のうちなら安く買えそうです。ウチでも試して見たいところですが、GeForceはオンボードの8200しかないんですよねぇ。そろそろIntelPCもリニューアルしようかな?

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3 コメント

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Unknown (Nes)
2008-10-28 07:35:15
あんまり参考にならないかもしれませんが、
Core2Duo E6850/9600GTの環境で
1440x1080の地デジ録画データ(音声分離WAVE後TMPGEnc MPEG Editor 3でMpeg2化)したデータを
1280x720のMPEG4-AVC Baseline Profileに変換したら27.5FPS出ました。
容量は2.3GB→230MBでしたので
サクサクエンコしてTSは消してしまうような私の使い方であればかなり使いやすいですね。
280シリーズ使えば実時間以上出そうな気もしますね
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Unknown (krmmk3)
2008-10-28 21:13:21
>Nesさん
いえ、面白い結果ですよ。
9600クラスでも実時間に近い結果が出るのでしたら、画質とこれから登場するソフトの汎用性しだいではGPGPUが主力になりそうなほどの結果ですよね。
唯一の問題は動画派はあまり強力なGeForceを持っていませんから、ハイエンドクラスの情報がそろいにくいことですね。
返信する
Unknown (N.Shim@)
2008-10-28 23:50:17
Nesさんどうも。他のチップでの実行速度が知りたかったんですよ。

ペガシスがCUDAに賭けた理由
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0829/ubiq225.htm

この記事から推測すると、CUDA処理は一般的なGeForceグラフィックカードのグレードの差と違った視点で速度を考える必要があるんじゃないでしょうか。

私の勝手な考えなんですが、

1)グラフィックカードのメモリバス幅とクロック、PCI Express通信時の実測バススピード、メインメモリのアクセススピードがより速い方がエンコード(CUDA処理)も速くなるのではないか

2)GPUの世代やグレード、というより単純にストリームプロセッサ(SP)の基数が多ければエンコード(CUDA処理)は速くなるのではないか
(CPUのマルチコアと同じで基数の総数でリニアに速度が上がるのではないか)

ということなんじゃないかと。
自分でこの辺を見極めて、そんなに高いカードじゃなくても、必要十分にエンコードが速いカードが買えないかなぁ。

参考に第二報ですが、うちの環境では、
1440x1080→720x480 25FPS以上
1440x1080→480x272 55FPS以上
この位です。前回も書いたように、解像度以外のパラメータはエンコード速度には大きく影響しないようです。

また、試しにAeroを切る、画面の解像度を下げるといった、グラフィックカードの負荷を下げるような調整をしてみましたが、1FPS変わったかどうか、程度しか影響しませんでした。(遅くはなりませんでしたが、効果が感じられるか微妙です)

それから、上記記事でも出てくるCUDAによるフィルタ実装のTMPGEnc4XPは、今月末には公開だそうです。今週だ!
(デジタル放送ソースは画質がいいので、正直フィルタはほとんど掛けないんだよなぁ)
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