あしたはきっといい日

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植物の祭典

2023-11-05 11:14:09 | 旅する

三連休の初日、小石川植物園で開催の小石川植物祭を訪ねた。

動画はこちら

このイベントのことを知ったのは、6月に初めて小石川植物園を訪ねた時だった。さて、どんな祭なのだろう…と思うとともに、植物に対する興味が湧いたこともあって、さっそく予定を入れた。

植物園に向かう途中、紫色の美しい花を見かけた。

しばし眺めていると、蜜を吸う鳥?が。

これまでも何度か出会ったことがあるけど、いったいこの生き物は何なんだろうと調べてみると、蜂雀(ホウジャク)という蛾の仲間のようで、なるほど胴体のフサフサした感じがモスラ系というか、何となく納得した。

普段は開いていない入口から植物園に入ると、既に多くの人が集まっていた。皆さん、日頃から植物に関心を持った方々なんだろうなと思うとともに、俄かな自分に若干恥ずかしさを覚えながら。

園内各所にイベント出展ブースが設置され、それぞれ興味深い企画を提供されていた。

すべてを体験するには時間も…も足りないこともあり、いくつか絞り込んで体験した。中でも「旅する木々の物語」という園内ツアー企画は、ガイドを務めていただいた崎尾均さんのお話がとても興味深く、生命を繋いでいこうとする植物の意志のようなものを感じながら愉しんだ。

スズカケノキやプラタナスの、ラクウショウとメタセコイアの、など、植物の生い立ちや似て非なるものなどのお話を伺いながら園内を散策するのは、とても贅沢な時間の過ごし方だなって。

そして、ふだんは石彫をされている作家さんによる、園内で出た木材を用いた木彫も、その表情が魅力的で、作家さんに伺うお話も興味深かった。

そう、動画で紹介したけど、園内を散策中にカマキリを持った子に声を掛けられた。ほんの短い時間だったけど、なぜ僕に声を掛けてくれたのかとか、その様子ってどんな風に見えるのかな…とか、考えてみるとおもしろいけど、とても愉しいひとときだった。

それと、こちらは動画に残すことはなかったけど、植物園を出たところでベンチに腰掛け、近くにいた方に会釈をすると、そこから会話が始まり、なぜかその方のお知り合いが東大でシダの研究をされていたといったお話を伺った。研究では飯は食べていけないと最近民間企業に就職されたというところまで伺いながら、その方がプライベートなどで情報発信されたら面白いのではとお伝えした。SNSならすぐにでもできるだろうし、いずれ出版とか… せっかく得た知識をアウトプットしてより一層自分のものにする機会があればいいなって思う。シダってデザインのモチーフになることもあるから、そういうところに繋がっていくこともあるかもしれないし、広がりを愉しめたらいいな。

そんなこんなで、園内で5時間近く過ごしたけど、足には疲れがきたものの、充実した時間を過ごすことができた。

また来年も来てみたいし、植物園には季節ごとに訪ね、季節ごとの魅力を感じたい。



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