遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

美比内山

2016年10月21日 | 登山:札幌近郊
平成28年10月16日(日) 美比内山沢山行

我々の山岳会では、さっぽろ文庫『札幌の山々』の札幌50山にあやかり、札幌50沢を探訪している。
3年前から始めて現在まで26回を数え、行ったところは千差万別で札幌50沢に値しないところもあるが、続けていることに意義がある。

そして今回は、美比内山。ここには雪山で何回か登っているが雪のないシーズンははじめて、インターネットを検索しても記録はなかった。地形図を見ると沢形もぼんやりして分かり難い。林道があればと思ってでかけた。


(ずっとこんな感じのところを行く)

元豊羽鉱山のヘアピンカーブのところで駐車して、すぐに右大江沢川に入渓した。地図に示されている砂防ダムまでは林道があるかと思ったが、ほとんど廃道と化しており、その後も林道と思われる痕跡を見つけることもできなかった。


(この付近から水を引いていた模様)

沢に沿って登っていくとすぐに水門と思しき人工的な滝があり、さらにその先に2mほどの滝があったが、それ以降は何もなく、危険な個所はないが、何箇所か分かりにくい沢分岐が続き、ルートファインディングには注意を要する。地図が読めてGPSで現在位置をしっかりと把握できていれば大丈夫だが、われわれは予定ルートを間違えてしまった。


(山頂です、標識がありました)

沢型を行けるところまで行っていよいよ藪こぎ、根曲がり竹が生い茂る急な斜面の登りは大変だったが、その藪こぎも30分程度で意外とあっさりと山頂に到着した。山頂には高い所に標識が付けられていた。


(下りの藪漕ぎは楽だ)

帰りは、キノコを採りながらのんびりと下山した。


(ヤマレコを参照)

百松沢川から烏帽子岳

2016年10月03日 | 登山:札幌近郊
平成28年10月2日(日)晴れ 烏帽子岳

前回神威岳に行った際に誤って百松沢川林道の末端まで行ってしまったことがきっかけでこの山行を企画した。メンバは、自分と同年代の藪漕ぎ愛好家S水さんとHさん。

百松沢川を遡行して目指す先としては、烏帽子岳の他に、神威岳、百松沢山(南峰)があるが、今回目指すは烏帽子岳。古い地形図には烏帽子岳に向かう登山道が描かれており、その様子を確認したいことも目的であったが、まったくそんな余裕はなかった。



林道終点から入渓し、なんの変哲もないブタ沢を行く。特に障害物もなくいいペースで最初の二股に到着、左側は神威岳に向かう沢、前日にここを行った人がいるという情報があったが、我々は烏帽子を目指して右側を進む。水量の少ない苔むした沢には明瞭な鹿道もできており、標高800m付近にくると地図に示されている崖も確認でき稜線も真近で、このまますんなりと登山道にでるのではという期待があった。



しかしそんなに甘くはなく、行くを分厚い根曲り竹に塞がれ、直ぐ先あるはずの登山道になかなか近づけず、何度も息を整えながらやっと登山道に出ることがでた。ここまでかなり体力も消耗し烏帽子岳に向かうという気分ではなかったが、沢靴から運動靴に履き替えて元気なメンバに引きずられるように先を進み、午前11時過ぎに烏帽子岳ピークに到着した。おやじ3名でしばし山座道程する。



帰りは登山道で下山するも、神威岳への登り返しで足がつり、芍薬肝臓蕩を飲んで応急措置、本当にこの薬はよく効く薬だ。
その後一気に下山し、途中の沢で水をがぶ飲みして水分補給、最近はエキノコックスも気にならなくなってしまった。

不思議なものである、先日の藻岩山ではクマのことが気になってしょうがなかったが、クマが多いとされているこの山域でも複数人で入るとまったく気にならない。途中、クマの痕跡を見つけることもなかった。