遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

白井左股川(左沢)~登山道で毒矢峰を周回

2015年09月08日 | 登山:札幌近郊
平成27年9月5日(土) 白井左股川~Co1000付近湿地帯~登山道

白井小屋を起点として、毒矢峰を正面に左側の林道から白井左股川を行けるところまで行き、登山道に合流して下山するという沢山行を計画した。荒れていると噂されている登山道の様子を確認することも目的のひとつ。直前に体調不良でM村さんが抜けて、メンバはS水さんと私のふたり。



毒矢峰と南岳の間の沢は右股川、毒矢峰の東側は左股川と地形図には記載されているが、北海道夏山ガイドには左股川に沿った夏道コースに白井右股川コースという名称がつけられている。地形図の表記が誤っているというのを正解とみなす。



天狗小屋・登山口に一番乗りして毒矢峰方面に林道を進み、最初の分岐を左側に行く。30分ぐらい進むと地形図に示されているとおりに林道が終了し、枝沢を下って左股川に入渓する。



何か所かの釜っぽいところをへつりながら、ナメもなく滝もない少々退屈な河原を進み二股分岐のところで最初の休憩をとる。木々の間から差込む木漏れ日が美しい。二股を右側に進んでいくと標高差20メートルほどの滝が出現。これが本日最初で最後の滝だった。



滝の右岸の草付斜面を登り途中から木につかまり力づくで滝を通過する、途中ヘルメットに小石が当たりヒヤッとする場面も。緩急織り交ぜた沢斜面を進んでいくと、水の流れが緩やかになり地形図通りにハスが茂った湿地帯に到着した。地形図の正確さには驚かされる。



ここからは後半戦、湿地帯から登山道を目指して真横に幾重の沢を通過するが、途中で想定した方向と逆方向に流れる沢に出っくわし方向感覚を失った。頭を上げると余市岳の稜線が見えていて、GPSも使いながら登山道に合流した。

帰宅後GSPログを見てみると藪漕ぎがかなり蛇行していて、知らず知らずに同じ沢を複数回徒渉した結果ではないかと推測できた。少なくとも、現地では頭が混乱、周りの視界が利かないような状況で一人だったらパニックになっていたかもしれない。

スリップしそうな土壁の通過もあったが、登山道は全般的にしっかりと笹狩りもされ迷うような箇所はなかった。余市岳側の先の状況は見ていないが、下山後天狗小屋に備え付けられた入山簿では片手人数程度ではあったが、定天に交じって余市岳への入山記録があった。また、とても迷いやすかった白井小屋跡近辺の沢徒渉の場所には、誰がやったか行き止まりを示すピンクテープがつけられていた。



〔コースタイム〕
登山口7:00 入渓7:45 二股8:50 大滝9:30 湿地帯10:50 登山道合流12:00 林道合流13:15 登山口14:00


空沼岳親睦登山

2015年09月04日 | 登山:札幌近郊
平成27年8月30日(日)空沼岳で親睦登山 

所属する「札幌山びこ山友会」のイベントで空沼岳に行ってきた。毎年行っているこの親睦登山では、山頂でスイカを食べることが恒例となっている。3年前に驚かせようとしてやったことが恒例化し、以来自分がスイカ担ぎの役目となっている。

空沼岳は札幌岳からの縦走以来1件振り。登山口までの林道は大雨ですっかりと流されているが、手前まで車で入ることができるので、アプローチは以前と変わりない。川幅が広くなった分水量が分散され、かえって徒渉が楽になった。

スイカが加わった重たいザックではあるが、傾斜の緩い登山道で負担感はなく、4Km以上の長い道のりに飽きたころに万計山荘に到着する。山荘では昨晩泊った人たちが帰ろうとしているところだった。

スイカを降ろして山頂を目指す。真簾沼を超えた辺りからガスりはじめ雨も落ちてきため、まったく景観のない山頂で記念撮影後、そそくさと下山する。万計山荘待機のメンバが作ってくれたキノコたっぷりの豚汁に舌鼓をうち、差し入れのチーズケーキやお待ちかねのスイカを食べた。とても甘く美味しかったので山荘に来ていた親子連れにもおすそ分けした。

腹ごしらえで元気を充填、一気に下って午後4時頃に登山口に到着した。みんなの協力のおかげで楽しく充実したものとなった。お疲れさまでした、ありがとうございました。