はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京の国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

富山・石川 秋の旅 その2

2023-10-13 22:15:07 | 日記

旅の最終日はあいにくの雨でしたが、予定通り富岩水上ラインに乗船するため環水公園に向かいました。


スタバの近くにはひときわ目立つ作品。

運河に水鳥たちがたくさんいる中、出発。

双眼鏡で水鳥を眺めつつ船は進みます。
船の行く先にいるカルガモやカワアイサが飛び立っては少し先に着水。再び船が近付くとまた飛び立って少し先に着水。
何度も繰り返すのが何とも面白かったです。
 
あっという間に中島閘門に到着。

上流側と下流側の2.5mの水位差を調整するため、門が閉まります。
パナマ運河方式とのこと。



水が排出され水位を下げた後、開門したところから水が再び入ってきて、水位が上がります。
水のエレベーター、思っていたよりずっと楽しかったです。
 
ほとんどの人が往復利用ですが、私たち夫婦は展示作品を見るために下船。

中島閘門エリアのチェックポイント、元タクシー会社社屋「電タク」へ。
かなり渋い建物で、それがとても良い雰囲気でした。

建物の中の作品たち。



2階には昔懐かしい感じの事務机があって、そこになぜか鹿が取り付けられていました。
元々あったのか、作家さんの意図なのかは不明。





どの角度から見ても素敵。
 
 
建物を出た先にあるガレージが、恩師の作品の展示場所でした。
 
河部樹誠 「首かり」シリーズ

200点を超える、著名人・偉人の肖像画。

恩師は大学時代、日本画専攻、油画はコロナ禍になってから描き始めたそうです。
 

草間彌生

デヴィッド・ボウイ

藤田嗣治
SNSで作品を拝見していましたが、実際に見ると伝わってくるものがたくさんあって、見に来て良かったと改めて思いました。
 
 
隣のガレージも他の作家さんの作品が展示されていました。


 
電タクを出た後は、再び中島閘門へ。
 
 
操作室に、以前から実物を見てみたいと思っていた作品が展示されていました。
渡邊義紘「折葉」

11月の落葉時期に葉を拾い、葉の周りのギザギザを切り落とし、息を吹きかけながら道具を使うことなく折り上げていくそうです。






操作室の勝手口?から外に出ると、

彼岸花がまだ見頃でした。

操作室を出る頃には雨がほぼ止んでいたので、帰りは環水公園まで運河沿いを歩いて戻ることにしました。



富山市内はどこに行っても立山連山がよく見えました。

船着場に佇むカルガモ。

近寄ると一気に水の中へ。

永代橋。昭和初期にかけられたそうです。

時折船が通り、

船の前を泳いでいたカワアイサが一気に飛び立つ…
至る所に水鳥がいるので、散策がより楽しくなりました。

左岸を歩いていましたが、駐車場がある右岸側へと、大島橋を渡りました。

立山連山、いつか近くで見てみたくなりました

小さめの船を発見。

裏見の滝。


作品鑑賞と富岩運河とバードウォッチングを堪能できて大満足。
 
 
せっかく富山に来たので、より日本海に近い方へドライブ。

高岡市の道の駅「雨晴(あまはらし)」に到着。
JR氷見線越しの日本海。

雨晴海岸。

義経岩


 

観光客がたくさんいました。



女岩

氷見線を渡って道の駅へ。

高岡銅器「りん鐘」
色が素敵。

道の駅の屋上からの眺めも素晴らしかったです。


早めの晩御飯にと地元の回転寿司で食事。
思った以上に待ちましたが、待った甲斐があるおいしさでした。
 
今回は富山メインの旅でしたが、またの機会に石川もいろいろ見てみたいと思いました。

旅のきっかけをくれた恩師に感謝です。
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富山・石川 秋の旅 その1

2023-10-12 22:44:30 | 日記

石川、富山に行ってきました。

高校時代の恩師が富山で開催中の「GO FOR KOGEI2023」に出展。今回は作品を観るのがメインの旅。
 
初めてのJTA機で小松空港へ。
窓から見えるアマミノクロウサギがとてもかわいい。




小松空港から金沢市へ。石川県に来るのは初めて。
遅い時間の到着でしたが、宿泊先の近くには飲食店がたくさんあり、どこも賑わっていました。

翌朝は兼六園目指して散歩。

色付き始めた木々が少しありました。

いもり堀

水面にカラスがきれいに写ってる。

高い建物がないから、開放感があります。

石垣がきれいに積まれているのを見ると、どれだけの労力があったのかと思います。

兼六園真弓坂口から入園。

朝早い時間でしたが思ったより人がいて、人が写り込まないように写真を撮るのに一苦労。

霞が池

唐崎松
琵琶湖から種子を取り寄せて育てたそうです。



鱗雲?空一面に繊細な模様が広がってきれいでした。

萩の花は咲き始め。

足元にもいろいろと楽しめるポイントが。


 





根上松

近くで見るとかなりの迫力。
名前が付けられていない松も立派なものが多く、長い歴史の中で大切にされてきたのだと感じました。

兼六園に隣接する石浦神社にも立ち寄りました。



開館前の金沢21世紀美術館。

観たい展示がある時に来たいです。

開店前のお店のディスプレイ。
張り子の後ろ姿がとってもかわいい。
ホテルをチェックアウトした後、室生犀星記念館にも行ってみました。



直筆の文字の形がなんとも可愛らしく、詩も素敵でした。そして飼っていた猫たちに付けていた名前のセンスが素晴らしい…
ジイノ、みゅんこ、なかなか思いつかない。
 
 
石川から富山へ移動。
GO FOR KOGEI2023、環水公園エリアのチェックポイント、樂翠亭美術館へ。
建物自体の雰囲気が素敵。
館内には参加アーティストの方々の作品が展示されていました。





窓から見えるお庭も美しい。

外に出て散策もできます。




美術館を出た後は、富岩運河環水公園へ。

この日に船で移動して他の2つのエリアを見る予定でしたが、到着が遅くなったため、岩瀬エリアだけ見に行くことに。

富山駅からライトレールの路面電車に乗り、東岩瀬駅で下車。

しばらく歩いて、岩瀬エリアのチェックポイント、桝田酒造店 満寿泉へ。

建物の内外にアーティストの作品が展示されていました。












 

酒造店の2階から降りる時に見えた、ホーロータンクの大きさにびっくり。

参加アーティストの作品ではないと思いますが、この鹿のイラストもかわいい。

古い建物が並ぶ路地を歩いて、旧馬場家住宅に到着。

古民家好きとしてはたまらない空間。





ここにも作品が展示されています。



中庭も素晴らしい。

床の間にはススキとヒガンバナ。

洗面所にも小さな作品が。



2階は光が差し込んできて、無造作な感じに置かれた作品と良く合っていました。

欄間には鳳凰。

瓢箪形の障子窓はいつ見てもかわいい。

1階の奥の方に進む通路の雰囲気にも良く似合う作品。

併設されているKOBO Brew Pub。

店内にはかなり大きな作品が。


 

クラフトビールの飲み比べセットを注文。ちょっとずつ味わえるのが嬉しい。日本酒酵母を使用しているものが好みでした。

一緒に頼んだ鰯のペーストがすごくおいしかったです。
 
 
桝田酒造店沙石はいっぱいで入れなかったので、写真だけ撮って帰りました。

岩瀬駅に戻る途中にいた猫さん。目が合うとちょっとびっくりした表情になるのがいい。

電線にカラス、ではなく鳶。東京では見ない光景です。

路面電車で富山駅に戻り、駅前にある施設内のバルで日本酒飲み比べ。

濁りとスパークリング、どちらも初めての味わいでおいしかったです。
夕食は魚屋でいろいろ買い物してホテルで食べましたが、どれも絶品でした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする