はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京の国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

サルトリイバラ喫茶室

2018-09-30 17:39:51 | 日記
高円寺のサルトリイバラ喫茶室に行ってきました。

国産の無農薬紅茶の専門店。
薬膳料理も楽しめるお店です。

お茶だけでもたくさんの種類があり、ひとつひとつ説明書きが丁寧で、それを読むだけでも楽しい。


夫が注文したのは、みねかおり 手摘み熟成(宮崎県)。


私は薬膳おこわのセットを注文。
薬膳スープ(ビーツとさつまいも)


豆おこわ


セットの紅茶は、みなみさやか(宮崎県)

みねかおりと同じ茶房のものだそうですが、味も香りもかなり違っていました。
みねかおりは甘い香りで優しい味わい。後味はすっきりしていました。
みなみさやかは華やかな香りで後味にも余韻がある気がしました。
どちらもそれぞれにおいしかったです。

結構おなかがいっぱいになっていましたが、つい追加で注文しました。
嬉野茶葉の煮出しミルクティー


かぼちゃチーズケーキ

白あんが入っているそうで、優しくてふわっと軽い食感。かぼちゃの甘さと合わさって、とってもおいしかったです。


他の種類のお茶も少しずつ楽しみたいので、また足を運びたいと思います。
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10月の休診日

2018-09-24 09:04:51 | お知らせ
10月の休診日のお知らせをHPで更新しました。
ご確認よろしくお願いします。
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歳を重ねるということ

2018-09-20 22:32:02 | 養生
10〜20代の頃は常に音楽を聴いていました。
自分の好きなアーティストや流行りの曲を、飽きもせずとにかくずっと聴いていました。
いつしか日常で音楽に触れる機会がほとんどなくなり、聴きたいとも思わなくなっていましたが、ここ1年ほど、当時聴いていた音楽を聴き直すことが増えました。10代の頃に聴いた曲は歌詞やアレンジまで詳細に覚えていて、自分でも驚くほど。強烈な懐かしさとともに、当時の楽しさを思い出したり、好きなアーティストでも当時あまり興味が持てなかった曲の良さを新たに発見したり。同時に、今の10〜20代の方たちが聴いている音楽の良さが分からなくなっていることにも気付きます。

子どもの頃、大人たちが懐かしいと言いながら音楽番組を楽しそうに観ているのがよく分からなく、つまらないと感じたことがありました。でも、今、懐かしさを楽しんでいる自分がいて、確実に歳を重ねて記憶の積み重ねの中で生きていることを実感します。
また、20代までは自然を見ても特に何も思わなかったけれど、30代半ば頃から四季の移り変わりの美しさにハッとしたり、それを眺めるだけで嬉しくなったりしました。それは若い頃には想像もしなかった楽しさです。いろんなことが余裕を持って楽しめるようになって、歳を重ねるのもいいものだと感じます。

ただ、歳を重ねるに連れて、感覚だけではなく身体にも様々な変化が訪れます。
ひと晩寝たら回復していた体力が戻らなかったり、関節の痛みを感じやすくなったり、目が見えにくくなってきたり。
以前は当たり前にできていたことが少しずつできなくなっています。
また、見た目も変化します。白髪が出てきたり、シミやシワが増えたり、背中が丸くなってきたりします。
身体の内側の変化としては、記憶力が低下して「あれ、何だっけ?」ということが多くなります。消化能力も低下し、昔ほど食べられなくなったり、油っこいものを食べたら胃もたれを起こしやすくなります。女性の場合は、閉経を迎える頃から更年期症状が増えていきます。
こういった症状を残念なことや悲しいことのように思う方がいらっしゃいますが、私はそうは思いません。


東洋医学では、生まれながらに「先天の精」と呼ばれるエネルギーを持って人は生まれてくると考えます。
これは腎(臓)に蓄えられていて、生まれたその日から少しずつ減っていきます。白髪が生えてきたり、骨(関節・歯)が弱くなったり、耳が遠くなるのはこの腎に蓄えられた「先天の精」がなくなるからだと考えます。「先天の精」を増やすことはできませんが、それを補うことのできるものがあります。
それは「後天の精」です。飲食物によって得られるエネルギーのことです。
歳を重ねると食べられる量が減るので、なおさら何を食べるかが重要になります。1日何十品目を摂るという目標を持つ方もいますし、糖質を控えた食事を心がける方もいます。東洋医学的には、旬の食材を新鮮なうちに摂ることが大事だと思っています。
近頃は天候が不順で四季を感じづらくなっていますが、日本には旬の食材が昔と変わらずたくさんあります。特に秋はおいしいものがいっぱい。食べ過ぎには気を付けて、おいしくいただくことでエネルギーの充電ができます。

もちろん適度な運動を心がけるのも大切。疲れを感じたら早め早めの休息を取るのも大事なポイントです。

そして、この頃私が最も大切だと感じるのが、内面、心の状態のことです。
自分の身に起きている老いによる変化を肯定的に受け止めることは難しいですが、それを過剰に気に病んだり、自信をなくしていろんなことを諦めたりすると、生きていくのが辛くなります。自分の身体に起きる変化は、生きている人すべてに訪れることです。誰1人として抗いようがない。
若い時は気力・体力ともに充実していますが、些細なことに傷つきやすく、生きづらい時期でもあります。歳を重ねることにより、体力は低下しますが、物事を鷹揚に捉えることができたり、経験による自信も持てたりします。身体はしんどくなるかもしれませんが、精神的にはどんどん身軽になって自由に生きることができるようになるはずです。

歳をとったなぁと悲観するよりも、歳をとったからこそ何が出来るかを考えて生きていくことが、人生をより充実したものにしてくれるような気がします。 
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上野で美術館と博物館めぐり

2018-09-17 21:43:16 | 日記
上野で開催中の「藤田嗣治展」に行ってきました。
没後50年を記念した、これまでで一番作品数が多い回顧展。これまで見る機会がなかった作品もあり、時代毎に絵の雰囲気が変わっていくのを観ることができました。美しい乳白色の絵や猫の絵も楽しめました。

今回はどの作品においても布の表現に注目して観ました。その繊細さに特に心惹かれました。
南米を旅しながら描いた作品の力強さも素晴らしかったです。


美術鑑賞は楽しいけれど、のんびり歩くのはけっこう足腰にきます。疲れを取るためにスタバでひと休み。
上野は濃い緑がまだまだきれいでしたが、これからだんだん紅葉を迎える季節。あんなに暑かった夏ももう終わりです。


科学博物館にも行きました。
天井の装飾がとてもきれいで、それを眺めるだけでも来てよかったと思えます。


鉱石を見ていたら、小学生の頃に地球大紀行(1987年にNHK総合で放送)が大好きだったことを思い出しました。

本を買ってもらい、飽きることなく鉱石を眺めていました。大人になった今でも鉱石を見ると、ワクワクする気持ちになります。

古い時計はかなりお洒落。昔の人のセンスってすごいなと思います。




膨大な展示物を観ているとなかなか先に進めず、この日は日本館だけで終了。
季節が変わった頃にまた足を運びたいです。
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岐阜・長野の旅 奥飛騨温泉郷・松本編

2018-09-14 21:25:42 | 日記
3日目。
早起きして、平湯大滝を見に行きました。

駐車場から徒歩15分ほどで到着。
落差64m、幅6m。前日までの雨のせいか水量が多くて迫力がすごかったです。







ナナカマドの実も色づいていました。


一旦宿に戻り、おいしい朝ごはんを食べた後、今度は大ネズコを見に行きました。
朝の山は空気や川の水、木々も瑞々しい。美しい景色が続く中、30分ほど山道を進みます。




大ネズコに到着。
樹齢1000年、樹高23m、幹周7.6mの巨樹です。





いつまでもそばにいたくなるような、心地よい感覚になりました。

苔もきれい。




きのこがあちこちに生えていて楽しかったです。




平湯温泉の自然を満喫した後は、奥飛騨クマ牧場へ。
ツキノワグマの子ども。




お休み中のツキノワグマ。


ヒグマは大きかった!

個人的にはかわいい、というよりもその迫力に圧倒された印象でした。


奥飛騨を後にして、しばらくドライブ。
ふと思い立ち白骨温泉に立ち寄りました。
平日の昼間ということもあり、日帰り入浴客は他にいなくて貸切状態。
泉質が素晴らしく、とても気に入りました。今度は泊まりに来てみたいです。
帰り道に見かけた川の色がエメラルドグリーンで、つい車を停めて見入ってしまいました。



白骨温泉の後は、長野へ。
山形村のそば集落でそばと天ぷらを食べました。長野のそばはやっぱりおいしかったです。

そばの花が見頃。そばの花、大好きです。




アルプスの山々が見えて、見晴らしも良かったです。



少し移動して松本市内へ。
大信州の販売元で解禁されたばかりのひやおろしを試飲。ついつい買ってしまいました。

お店の方おすすめの、大吟醸の酒粕も買いました。ホワイトチョコレートのような風味もするとのこと。食べるのが楽しみです。

仕込み水も飲ませてもらいました。

ほんのり甘くて柔らかい、おいしい水でした。

敷地内にいたゴールデンレトリバー。

人懐っこくてかわいかったです。

旅の最後に訪れたのは、松本の市街地にある、善哉酒造。


入口がなんとなく入りづらい雰囲気でしたが、入るととてもフレンドリーな対応。

お店の方が順番に試飲させてくれて、「女鳥羽の泉」という銘柄全種類を飲み比べることができました。
同じ銘柄のお酒を飲み比べたのは初めてで、こんなにも味が違うのかと驚きの連続。日本酒にまつわる話をたくさん聞けて勉強になりましたし、日本酒の本当の楽しみ方を初めて知れた気がします。

ここでも仕込み水を飲ませてもらいました。

柔らかくてさっぱりとした味わいでした。


今回は新たな発見が盛りだくさんな旅となりました。
人と出会う楽しさを改めて感じられて、一期一会という言葉を実体験できた旅でした。

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岐阜の旅 高山市内編

2018-09-13 21:25:10 | 日記
2日目。
前日があまりにも充実していたので、チェックアウトギリギリまで宿でのんびりし、高山市内をゆっくり観光することにしました。

まず向かったのは「真工藝」。木版手染ぬいぐるみが有名です。
ここの鳥シリーズを治療院に飾っていて、一度工房を訪ねてみたかったので嬉しかったです。


東京でもいろんなお店で扱っており、オンラインショップでも購入できますが、実物は一つ一つ表情や色味が異なります。
実際に手にとって、より自分好みのものを選びました。

さんまち通り沿いのお店でも、あちこちで真工藝のぬいぐるみを見かけました。




ご当地木版画も飾っていました。
中央左に私の地元松山市の郷土玩具「姫だるま」の版画が。


最初に真工藝で見かけた時にすごく気になりつつ買うのを迷った大岩魚。結局購入しました。

写真だと分かりづらいですが、尺物(体長34cm)です。

店先を見てるだけでも楽しい。この招き猫の表情も魅力的です。


酒蔵もあちこちにありました。






一升瓶の照明


そんなにお酒が強い方ではないので、試飲は2種類に。こういう時、お酒の強い方は何種類も飲めていいですね。
平田酒造の「酔翁」23年物。

以前から興味があった古酒。まろやかな風味がとってもおいしかったです。

時折強い雨の降る天候でしたが、ゆっくり観光できて良かったです。いつになくたくさんお土産を買って、自分でもびっくり。

高山市を後にして、今夜の宿のある平湯温泉へ向かいました。
霧雨の中の露天風呂もまた良い感じ。
2種類の泉質を楽しめたのも良かったです。
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岐阜の旅(ちょこっと富山)) 高山・白川郷・五箇山

2018-09-12 20:27:50 | 日記
岐阜へ2泊3日の旅に行ってきました。

行ってみたかったけれど、なんとなく遠くてなかなか機会がなかった飛騨高山。今回、北海道から急遽旅先を変更する際に一番に思いつきました。
これも何かのご縁。中央道・中央縦貫道と車を走らせ、高山市内に到着。
まず向かったのは、鍼灸師の後輩のお兄さんがやっているカフェです。

後輩から「変わった兄なので」と何度か聞いていましたが、とっても気さくで楽しい方でした。
ちまきとマフィン、コーヒーをいただきましたが、全部おいしく、楽しいひと時も過ごせて、旅の始まりとしては最高でした。

次に向かったのは白川郷。
世界遺産に登録された白川郷と五箇山。一度は訪れてみたかった場所です。
雨が降ったり止んだりでしたが、それが幻想的な雰囲気で趣がありました。


囲炉裏のそばは暖かくて心地良かったです。


今話題の五平餅。

ゆず風味の味噌がおいしかったです。

茅葺き屋根から雨の雫がぽたぽた。次から次へと落ちてくる様子がとても綺麗。


ヘチマと合掌造りの組み合わせ、素敵でした。


霧も出て、いい感じ。



せっかくの機会なので、もう一足伸ばして五箇山(富山県)に行きました。
五箇山の菅沼集落、霧で幻想的な雰囲気。






影絵ではより分かりやすく塩硝(火薬)づくりが紹介されていました。



続いて五箇山の相倉集落へ。


ちょうど雨が上がって、高台からの眺めも良かったです。


屋根だけの合掌造り。

原始合掌造りと呼ばれていて、昭和の初年まで高齢の女性が実際にお住まいになっていたと説明書きにありました。

苔や多肉植物も生き生きしていました。



閉館時間が近づいていたので紙すき体験はできませんでしたが、いくつか和紙を買って帰りました。
五箇山は白川郷に比べると規模が小さめで、それがより素朴な感じがしてとてもよかったです。

今夜の宿へと再び高山市内へ戻る途中、たまたま見かけた高千代というお店に入りました。

本格的なジビエ料理がメニューにずらり。(メニューのイラストがかわいい)

お店のご主人がとっても個性的な方で、お一人で来られている先客の方もこれまた気さくな方で、カウンターでいろいろお話ししながら、楽しく賑やかな夕食となりました。
夫は運転するので、私だけ五箇山の地酒「三笑楽」を頂きました。

初めてのくまトロ刺。

口に入れるとすぐに溶けてしまいました。油が多いものは普段ほとんど食べない私にとっては大冒険。三笑楽との相性が良いとのことで思い切って注文してみましたが、本当に相性ばっちり。くまの油を三笑楽が流してくれます。
ご主人自ら狩猟したものを調理して出すとのこと。だから珍しいメニューが多いんだと納得しました。

盛り上がりすぎてすっかり写真を撮るのを忘れていましたが、これはくま鍋のあとのおじや。


富山に滞在した時間は僅かでしたが、このお2人のおかげで強烈な思い出の残る場所となりました。
いつかまた食べに行きたいお店が増えました。


前が見えないほどの大雨の中、再び高山市内へ。後輩鍼灸師のお兄さんが営むもう一つのお店に行きました。

ここでは気軽に弓道を楽しめます。



実際の弓道の的への距離の1/4ということでしたが、20本打ってきちんと的に当たったのは3回。なかなか難しかったけれど、とても面白くてハマりそうでした。
次は素面でやってみたいです。

忍者コスチュームのお兄さんは子供たちにも大人気。
高山市内ではたくさんの外国人観光客の方を見かけたので、喜ばれる方が多いと思います。

初日から内容が濃く、いろんな意味でお腹いっぱいになりました。
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北海道地震のこと

2018-09-08 08:12:04 | 日記
ここ数ヶ月、様々な場所で災害が続いています。
7月の豪雨、先日の台風、そして今週起きた北海道の地震。
日本は四季折々の美しい自然が楽しめる国ですが、時に自然は厳しい一面を見せます。

9月9日から北海道の道東エリアを旅行する予定だったので、昨日はキャンセル手続きに追われました。
宿やガイドの方とメールでやりとりをしたのですが、道東エリアは震源から離れているものの、停電や物資の不足などの影響が続いているようでした。
8日の朝には停電はほぼ解消したとのことですが、被害の大きかった地域では大きな余震も続いているようで、これからしばらくは厳しい状況が続くと思われます。
こうした大きな災害があると、普段当たり前に電気や水を使いながら暮らせていることがどんなにありがたいことか痛感します。
被災された方々に、1日も早く日常が戻ることを願います。
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