flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

尾瀬 牛首から竜宮へ

2013-10-16 00:00:00 | 漂い紀行

(群馬県利根郡片品村 日光国立公園 特別天然記念物 2004年8月14日)

決断

 山ノ鼻から東へと進むと、湿地の括れた部分を意味する牛首となる。前方の単独ハイカーは猛スピードで歩いている。私も追随するかのように歩いた。陽が昇るにつれ薄雲が出始めた。今日は昼頃から雨という予報が出ている。午前七時、この先の道程を考えた。湿地を横切り、県境を越える道が一番見応えがあるらしいのだが、十二時間かかるという。私はあと九時間後にはここを離れる。かといって同じ道を戻るのも残念な気がする。そこで所要時間が六時間という長沢新道を選ぶこととした。湿地の「竜宮」という地点から分かれ南進、暫く緩やかな傾斜が続くが、山肌に差し掛かると急な道へと変わる。途中二組の登山者とすれ違っただけで、あとはオコジョと出会っただけであった。
  

 富士見峠へ


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