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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

寺津城

2007-11-05 00:30:56 | 城郭・城下町
(臥牒城 愛知県西尾市寺津町)
 寺津町には市場、馬場、御屋敷といった地名が残り、その御屋敷には寛政三年(1791)開山の浄土宗雲誠山瑞松寺がある。その一角には「寺津城趾」と刻まれた大正2年建立の石碑と、その背後の高台に稲荷社があり、往時の土塁及び土台の名残である。また、永禄年間廃城後、江戸時代末期までは郭や堀等が残っていたという。
 
 寺津城は、永正七年(1510)に吉良氏臣大河内信綱(信政)が築いた。そして永禄四年(1561)孫の秀綱のとき、吉良義昭守る東条城において松平元康と戦っている。
吉良氏東条城落城後は、徳川家臣となり、秀綱の子正綱は、長沢松平家の養子となって大河内松平氏とも称した。
   
 寺津城が築かれる以前、大河内氏が足利氏臣としてこの地を領し、建久年間(1190-99)大河内氏初代顕綱が寺津八幡社を創建している。また、境内には「大河内氏發跡地」の石碑が建っている。

 八幡社南東、寺津城に隣接するところに、天文三年(1534)大河内信綱の子安心泰公が中興した、浄土宗臨済山金剛院があり、安心泰公の兄信貞以後の大河内氏菩提寺となった。
(関連記事:幡豆郡寺津

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2 コメント

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歴史 (BALTAN)
2007-11-05 12:25:39
歴史に詳しいkouriさんへ

ふとした瞬間にコンビニへ、立ち読みしていたら面白いものを発見。
名前の由来です。

岩手・山口県に多く福島県が発祥の地だそうです。
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BALTANさん (kourei)
2007-11-05 12:58:26
名前の由来?ですか、
苗字とか?

岩手、山口とは離れていますね。
私は世の中に10数軒しかない名前なので、悪いことができません、、
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