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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

旧周智郡役所

2008-06-01 00:00:16 | 木のたてもの
(静岡県周智郡森町森 町指定文化財)
 春野町が浜松市となり、周智郡として唯一残った森町を訪れた。「天浜線」遠州森駅を降り、駅でレンタサイクルした。そして先ず、旧周智郡役所を移築した歴史民俗資料館に訪れ、この町のこれまでを知った。そこでは、役場から移籍して数日という館長さんからお話しを聞き、町の実状を知ることができた。平成の大合併で、隣市袋井と合併する予定であったが、「森町」のプライドが強く、ご和讃になったとのことであった。然し財政的な問題があり、いずれは袋井市に合併するであろうと語られた。その森町には、有名な出身人物として「森の石松」があるが、職業柄、自治体として大きく紹介できず、特産のお茶を主に紹介しているそうである。
   
 周智郡役所は、明治18年(1885)に建造されたもので、大正15年(1926)の郡制廃止後は、森保健所、森町役場等として利用されたが、昭和48年(1973)に隣接する森小学校の拡張により移転し、建物は現在地に移され、役場機能は南側に移された。そして、昭和54年(1979)には、森町歴史民俗資料館として新たなスタートを切っている。
  (旧二俣線時代の「遠江森」駅標)(森町犬居氣田間荷物運賃表) 
 資料館を後にし、鋸刃状に家並みの並んだ、城下地区へ向かった。

(関連記事:遠州森

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