flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

「野」

2006-03-12 00:00:38 | いにしえびとの睡
(岐阜県揖斐郡大野町 1998年3月8日の日記から)
 所々雪の残る揖斐大野を訪れた。
間もなく廃止されるであろう谷汲線という軌道電車に乗り、稲富という駅に降り立った。
 付近は「野」と呼ばれ、大型古墳が群がって残っているところである。
そこには城塚という地名があり、関ケ原合戦直後、織田氏の城館がこの古墳の土盛りを利用し築いたためという。墳頂テラスから周りを眺めると、千五百年間の人々の動きが見えてくる様な気がした。

“揖斐ごおり”の歴史を感じさせられた一日であった。
  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カテゴリー分割 | トップ | 長良八代古墳群 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿