flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

新居宿

2006-08-05 01:00:09 | 街道・宿場町

私にとって近隣の地だが、訪れ歩くのは昭和58年以来二度目。
外観を見る限り、遠州新居の関所は変わらない佇まいであった。
当時は三州吉田藩が管理した新居関所。
今も新居町は、先の静岡県浜松市合併から脱却し、将来は愛知県豊橋市との越県合併の可能性を持たせている、湖西市への元町議による合併派と、元町長による政令市浜松合併派、合併拒否派のそれぞれの候補者達がこの日も町長選の戦いを繰り広げていた。

今回は、東海道開設四百年記念に開館した、旅籠紀伊国屋の資料館に立ち寄ることとした。
紀州藩の御用宿であり、享保元年(1716)からは紀伊国屋の屋号となった。
辺りが大火に遭ったため、明治7年に再建された建物だが、東海道時代の趣きを残し、昭和30年代まで旅館として続いた。
資料館の職員さんが、前の旧東海道の道は、湖西市にある工場への通行量が多く、歩道も無いため、訪れる人の不便をかけている。少しずつではあるが、立ち退きをして道路を広げている。また街道筋にある本陣跡は、個人のお家で開放されてないが、建物と当時の資料を所蔵している。など、話して頂いた。

東海道三十一番目、新居宿の町並みを久し振りに漫ろ歩いた。
   
(関連記事:舞阪宿 新居寺道


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