手話通訳者のブログ

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手話本紹介/手話は、地域バリアを越えて

2016-09-05 08:44:01 | 手話
千葉県聴覚障害者センターが出版している本。
地元ろう協事務局長から勧められて読んだ。
この本はテキスト的なものではない。
様々な問題提起がなされている。それらについて、「こうすればいいのではないか」という意見等は書いてない。
正直なところ、そこがちょっと物足りない気もするが、批判する気はない。
この本の冒頭には、こう書かれている。
「障害者総合支援法3年後の見直しも視野に入れて、本書が対応策をともに研究し議論する一助となれば幸いです」
テキストとして使うのではなく、議論のたたき台として使うべき本だろう。
だからこそ、地元ろう協事務局長が勧めてくれたのだと思う。

手話通訳者全国統一試験についてのデータが掲載されている。
全国データをそのまま掲載して欲しかったが、残念ながら、千葉県だけのデータ紹介にとどまっている。
2008年から2012年までの5年間で、統一試験合格率の順位として、千葉県は2回も一位に輝いている。
噂通り、千葉県手話通訳者のレベルは高いらしい。


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