旅は続くよどこまでも。

とてつもなく不定期に、しかし何か思い浮かんだときにはどえらい勢いで書きなぐるブログ。

中国。

2008年05月16日 20時58分01秒 | 関東の日常。
地震、物凄いことになってますね。

実は今回被害があった四川省はkoroの大好きな地方でね。
若いとき散々旅した所なんですわ。
成都なんか大好きで。
歴史ある古都なんです。
とてもいい所なんです。

都江堰なんて地名、皆さん知ってました?
私、20年以上前に行きましたよ。
青城山なんて場所、どこにあるか分かりますか?
私、登ったことありますよ。

世界遺産という言葉が多分まだなかった頃のことです。

都江堰には世界最古クラスの灌漑構造があってね。
眼下に流れる大河の水流を分ける遺構。
見晴台から眺め下ろしたことは、今でもはっきり覚えています。

青城山は道教の聖地のような山でねえ。
瓢箪型の徳利に入った強いお酒が名物土産で。
買って帰って宿で飲んだら喉が焼けるようだったことも記憶しています。


私のようにバックパッカーをしていた者などは、思わぬニュースで思い出の地の消息を知ることがよくあります。
今回は新情報が流れる毎に被害の拡大を知らされますが、果たしてこの惨状はどこまで続くのでしょうか。
成都で知り合い、帰国後も暫く文通をしていた男性。
成都から大足までの山中を、抜群のドライビングテクニックで乗り切ったバスの運転手。
親切にしてくれた宿の服務員。
水餃子屋台の陽気なおばちゃん。
みんなどうなったんだろう。

一部ネットの情報では、今回日本が迅速に体制を整え、中国の要請に応えて救援チームを派遣したことで、中国国内の反日感情が和らぎ始めているとされています。

昨今、中国国内での反日ブーム(と言ってもいいよな、もう)は留まるところを知らぬ勢いでした。
さすがの中国贔屓の私でさえ近頃では、かの国を庇いきれないと思っていました。
でも。
きっかけが悲惨で不幸な出来事であっても。
隣国との関係が好転するなら、僅かな救いがあるような気がする。


今はただ、ひとりでも多くの中国人の命が救い出されて欲しい。
切にそう願います。