悠々パソコン道中記

コペルのパソコン教室雑記帳。

目先の利益、とらわれるな

2009-12-30 13:57:05 | 雑記

日経新聞は「経済教室」で神戸大学 加護野教授の「顧客創造の原点に戻れ」と題した論文を掲載している。<2009,12,30>

氏は、経営学者、ピーター・ドラッカーの言葉を振り返りながら企業経営を考察。

企業経営のみならず、われわれの経済生活、考え方に大きな示唆を与えるものと思い、ここにその抜粋をメモする。

<利益は後からついてくる>
バブル崩壊以降企業経営者は熱心に利益を追及せざるを得なくなったが、その結果、かえって利益は得られなくなった。利益とは追いかけていくと逃げていく蜃気楼のようなものと思い知らされた経営者も少なくないだろう。良いことをすれば利益は後からついてくるという基本は、ドラッカーを読み直すことで学ぶことができる。

<企業の目的は利益を追及することではない>
利益は、将来への将来への投資の重要な原資である。それだけではない。株主以外の多様な利害関係者への支払義務を果たした後の残余であり、利益が出ているということは支払い義務が果たせていることを意味する。この意味で利益は重要なのである。
しかし、それは企業の目的ではない。
実際に日本を代表する偉大な経営者の多くは、利益よりももっと大切な目的があると言い続けてきた。松下氏の「社会への貢献」稲盛氏の「従業員の物心両面の幸福」など・・・。

<目的は、顧客の創造>
利益より大切な目的は何か。ドラッカー自身は、「企業の目的の定義は一つしかない。それは顧客の創造である」とはっきり述べている。

利益よりも大切な目的があると言い続けた企業家・経営者ほど多くの利益を上げている。利益にとらわれてしまうと見えなくなってしまうものがあるからだ。短期の利益に目を奪われて長期投資や長期の成果に結びつく投資が忘れられてしまうという現象がその典型である。

企業の目的は顧客の創造だというドラッカーの言葉に従えば、不況下でも成長戦略構想できる。成長機会は見つけるものではなく、創造するものだからである。
(2009,12,30記)

年賀はがき作成講座

2009-12-14 09:26:00 | 教室日記
早いもので、今年も師走入り。

例年通り、「年賀はがき作成講座」を開く。

内容は、以下の取り。

年賀状を作ろう!<Word2007>
1.用紙をはがきサイズに変更する(ページ設定)
◆ページレイアウトタブをクリックして、
①サイズ→「はがき」を選択
②余白→「狭い」を選択
③印刷の向き→「縦」を選択
※ページ設定ダイアログボックスを表示させ、用紙、余白を設定してもよい。

2.ワードアートの挿入
◆挿入タブをクリックして、
 ①「ワードアート」をクリックし、ギャラリーより「スタイル6」を選ぶ。
 ②テキストの編集画面で「謹賀新年または迎春」と入力する。
 ここでフォントの種類やサイズの変更も可能。※見本の富士山のハガキの謹賀新年はテキストボックス使用
 <ワードアートの挿入後、縦書き、横書きのスタイルは変更することができる。>
 ③ワードアートを選択して、ワードアートツール・書式から「文字列の折り返し」で「前面」を選ぶ。移動・サイズ変更をして、適当な位置に配置する。

3.縦書きテキストボックスを作る
◆挿入タブをクリックして、
 ①「テキストボックス」の縦書きを選択し、ドラックして、テキストボックスを作成し、あいさつ文を入力する。
 ②同様にして、住所・氏名を入力するテキストボックスを作成する
 ③あいさつ文・住所・氏名のテキストボックスは「図形の枠線」で線なしを選ぶ。

4.画像の挿入
(1)マイピクチャに保存してある画像を挿入する
◆挿入タブをクリックして、
①「図」をクリックし、画像を選択して挿入ボタンを押すと画像が挿入される。
 ②「文字列の折り返し」で「前面を選ぶ。移動、サイズ変更を行う。
 ③図ツールの書式をクリックして、画像の編集を行う。

(2)クリップアートからイラストを挿入する場合
◆挿入タブをクリックして、
①クリップアートを選び、挿入したいイラストを検索する。
 ②選択したイラストをクリックすると、画像が挿入される。
 ③サイズ変更、画像の移動等は、前記と同様。

5.もっとトライ
テキストボックスにグラデーション、ワードアートの色など編集を試みる。



<横向きのハガキをつくる>

1.用紙をはがき、横向きに変える
(1)「ページレイアウト」→「サイズ」をその他の用紙サイズとする。
(2)「用紙」をはがき、「余白」で印刷の向きを「横」に指定する。
(3)「余白」を上下左右「5mm」とする。

2.表示を拡大する
「表示」をクリックし、1ページをクリックする。

3.写真を入れる
(1)「挿入」→「「図」から
(2)写真を自由に移動できるようにする(文字の折り返し、前面)
(3)写真をトリミングする(図ツール→書式→「トリミング」)

4.あいさつ文を書く
縦書きのテキストボックスを4つくる(「挿入→「図形」→「縦書きテキストボックス」」
文字を入力する(謹賀新年、あいさつ文、元旦、住所氏名)
書体を変える(謹賀新年は「HGS教科書体」「26」「B」する。その他は自由。)
文字枠の線を消す(「図形の枠線」→「線なし」)

5.保存して印刷
(1)名前を付けて保存
(2)プリンターの設定画面を開く(「オフィスボタン」→「印刷」)
(3)プロパテイから用紙(はがき)と縁なし印刷を設定し、印刷する。

6.チャレンジしよう
<謹賀新年の前に紅白の帯を描いてみよう。>

(1)「挿入」→「図形」の「正方形/長方形」をクリックする。
(2)ドラッグして四角形を描き、「塗りつぶしの色を赤」→「線なし」を選ぶ。
(3)赤帯の中に白い四角形を描く、同様に四角形の枠線を消す。
(4)テキストボックスの文字をクリックして、テキストボックスツールの「書式」から「最前面へ移動」をクリックする。
(5)「図形の塗りつぶし」→「塗りつぶしなし」をクリックする。(テキストボックスの透過)

甘えを拒む反骨精神が経営を救う

2009-12-08 10:43:04 | 雑記
平成12年12月7日、村上龍のカンブリア宮殿は「りそな会長の細谷英二氏」だった。

細谷氏は「破綻寸前の巨額赤字銀行を救った元鉄道マン」である。

2003年、りそなは経営破たん寸前の危機にあった。不良債権処理などで積み上がった多額の赤字。2兆円もの公的資金を投入され、市場では「りそなショック」と呼ばれ、「誰がやっても再建できない」と言われていた。

その再建を託されたのが、当時JR東日本の副社長細谷英二氏である。

細谷氏は語る。「どんな業種でも経営には普遍性がある」と。

「お客は待たせない」「営業時間を5時まで伸ばす」などお客の目線に合わせた店舗改革を実行。

そして、何よりも人が重要だ、と説く。

3流の経営者は金を残す。
2流の経営者は事業を残す。
1流の経営者は人を残す。

まさに名言である。

「一年の計は、穀を樹うるに如くはなし。十年の計は、木を樹うるに如くはなし。終身の計は、人を樹うるに如くはなし。」の格言もある。『菅子』
一番重要なのは、人間である。すぐれた人間一人は、百以上の無限の価値を生み出す、ということである。