正月の楽しみの一つは、年賀状を受け取ることである。1年に１回の挨拶状の人もあれば、数年会っていない人からの年賀はがきも届く。それぞれの立場で、頑張っている様子がうかがえ、ホッとするひと時でもある。
近年は、年賀状もパソコンで作成する人が多くなった。昨今の情報化社会の進展は目覚ましく、パソコンもほとんどの家庭に導入されつつある。パソコンで年賀はがきは、今や常識となった。
昨年の１２月に、パソコン講座「年賀はがきの作り方」を開催した。ここに、その内容を、メモしておく。パソコンによる年賀はがきの作成方法は、３通りである。
◆その1は・・・
一番簡単な方法は、Wordの「はがき文面ウィザード」を使う方法である。
メニューバーからツール→「はがき差し込み印刷」→「はがき印刷」をクリック。文面の作成をクリックすると、はがき文面ウィザードのダイアログボックスがでる。手順に従って作業を進めると、簡単に年賀はがきができる。
「Word2007」では「差し込み文書」→「はがき印刷」が、手順である。
なお、宛名面もウィザード形式で作業を進めることができる。
◆その２は・・・
Wordで、その機能を使いながら、独自のオリジナルな文面を作成する方法である。
その手順は
①ページ設定
メニューバーのファイルから「ページ設定」を選び、
用紙をクリック→はがきを選択（用紙サイズをはがきにする）
余白をクリック→上下左右10ｍｍに設定。用紙の向き「縦」
プレビュー画面を見ながら設定できる。
用紙の準備ができたら、いよいよ文面作成。
②ワードアートの挿入
図形描画ツールバーのワードアートの挿入をクリック。Word2007では、「挿入」「ワードアート」。
ワードアートの種類を選んでOKボタンをクリック。
文字を入力する（謹賀新年、あけまして・・・）ここで、フォントの種類、サイズ変更もできる。ワードアート挿入後、縦書き、横書きのいずれにも変更できる。
挿入した文字は、「テキストの折り返し」→文字の移動、サイズの変更を行う。
Word2007では、「ペイジレイアウト」→文字列の折り返しを使う。
また、ワードアートのツールバーを使って書式の変更設定ができる。Word2007では、「ワードアートツール」の書式タブを使う。
③縦書きテキストボックスを作る
図形の調整→縦書きテキストボックスを選択。
ドラッグして、テキストボックスを作成し、文字を入力する。
同様にして、年月日を入力するテキストボックスを作成する。
複数のテキストボックスを選択し（Shiftキーを押しながらクリックする）枠線を消す。
Word2007のテキストボックスは「挿入」→テキストボックス。
④画像の挿入
☆まず画像を準備する。
デジタルカメラの写真をマイピクチャに保存する。
ネットの素材集から画像・イラストをダウンロードして、マイピクチャに保存する。
☆「図の挿入」をクリック。マイピクチャに保存の画像を選択し、挿入ボタンをクリックすると、画像が挿入される。図のツールバーを表示させ、レイアウトの変更を行う。
☆クリップアートからイラストを挿入する方法もある。
◆その3は・・・
はがき作成ソフトを使用して、年賀はがきを作成する。年賀はがき作成ソフトは、筆王、筆まめ、筆ぐるめまど多数。特に住所録管理に利点がある。