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「20th ANNIVERSARY LIVE1998-2018」 現場から見た経営学と農業経営 開催しました!

2018-03-27 18:53:06 | 考える

ならわぬLIVEとして自社イベントを開催してきました。

今回は、「20th ANNIVERSARY LIVE1998-2018」 現場から見た経営学と農業経営 というテーマで3つのsessionを開催しました。
これまでのならわぬLIVEでは、sessionごとにテーマを変えて、今課題だと考えていることを主題としました。
今回は、4回目の商品開発わい!わく?研究会に3人のゲストスピーカーをお願いしました。

写真はお客様から頂いたお花です。
思わぬプレゼントがうれしかったです。

session1は、「門前の娘ならわぬ経営学を語る」というテーマで、父の学術的経営学と、私が現場でであった「経営」についてリンクさせしながら、話をさせて頂きました。



父が昨年7月に亡くなったことから、父の考えていたことを改めて整理しようと思いました。

父の経営学研究の原点からひもとくことを、私が現場で感じたことをつなげるという試みをしました。

自分自身が、直面するものから知識を広げてきたため、今回父の本を改めて目を通してみて、より知識を得て、考え方を整理しなければならないという思いを強く持ちながら、スライドをまとめました。

写真は、ブログの記事にもしましたが、父が晩年に改めて考察していたチャールズ・バベッジの話をしているところです。


session2は、第4回商品開発わい!わく?研究会「商品の、ひと、こと」で、埼玉県庁に在職中に農業の6次産業化の担当をさせて頂きましたが、その当時関わらせて頂いた3人の方と、問答形式で話をするという機会にしました。




はじめに、「行列のできるトマトと6次産業化総合化事業計画によるコンテナガーデンの取組」ということで、有限会社トマト園芸代表取締役立澤淳一さんに、①トマト生産のこだわりとにじいろトマトジュース、②店舗での直接販売のメリット、③顧客ニーズから生まれたコンテナガーデンについてお話し頂きました。

時間が足りないほどの熱いお話を頂きました。

トマト園芸Web




二人目は、「自農場産「武州豚」による本格ドイツ製法のハム・ソーセージの品質向上の取組」ということで、株式会社坂本ファーム「バルツバイン」店長坂本健将さんに、①加工技術向上のためのチャレンジ、②ハム・ソーセージ加工用の武州豚肉質改善、③ドイツ国際コンクール受賞の効果についてお話頂きました。

受賞件数の多さに、参加されていた皆さんが驚かれていました。

バルツバインWeb




最後は、「自農園産の果実を生かしたシフォンケーキ等加工品の商品開発と販路開拓の取組」ということで、株式会社渋谷農園「QuiQui」代表渋谷しょうこさんに、①未利用果実だからできた商品開発、②つながりを大切にした商品開発と販路開拓、「店」があることでできたことと、広げたいことについてお話頂きました。

農家の嫁の立場からチャレンジを続ける渋谷さんに共感が集まりました。

QuiQui


session3は、「図で読み解く農業経営の多角化」ということで、「A3」1枚にまとめたシートから、農業経営の多角化の具体的なポイントについて、オペレーションとマーケティングの両面から説明しました。

参加された農業者の方から、好評でした。

今後、研修などに活用していきたいと考えています。



ならわぬLIVE「20th ANNIVERSARY LIVE1998-2018」 現場から見た経営学と農業経営

2018-03-19 19:32:34 | 考える

2018.3.24(土)ならわぬLIVE開催します!

session1 15:00~16:30
 門前の娘ならわぬ経営学を語る
 父河野重榮(獨協大学名誉教授)が、昨年7月に亡くなりました。学究の徒として、経営学
 と向き合った父の学説を娘としてより多くの方に知って頂ければと思いました。現場で
 学んだ経営学の視点で、語ります。

session2 17:00~18:30
 第4回 商品開発わい!わく?研究会「商品の、ひと、こと」
 農業の6次産業化による商品開発について、3人の6次産業化に取り組む方との対話を通
 じて、考えます。
 ① 行列のできるトマトと6次産業化総合化事業計画によるコンテナガーデン
     有限会社トマト園芸 代表取締役 立澤淳一氏
 ② 自農場産「武州豚」による本格ドイツ製法のハム・ソーセージの品質向上
     株式会社坂本ファーム バルツバイン 店長 坂本健将氏
 ③ 自農園産の果実を生かしたシフォンケーキ等加工品の商品開発と販路開拓
     株式会社渋谷農園 QuiQui 代表 渋谷しょうこ氏

session3 19:00~20:00
 図で読み解く農業経営の多角化
 6次産業化等、農業経営の多角化に取り組む時のポイントについて、一枚の図から読み
 解いていきます。

どこからでも参加可能です。

会場  大宮ソニックシティ 603会議室 さいたま市大宮区桜木町1-7-5
参加者 88人
参加費 5000円(1日)

ご興味のある方の参加お待ちしています。
なお、facebookページで、session2でお話し頂く方の紹介をしていますので、ぜひご覧になってください。

facebook 河野経営研究所

概要についてはWebページを参考にしてください。

Web 河野経営研究所特設ページ


フードビジネスの分析を見て気になったこと

2018-03-14 17:44:57 | 調べる

今年度、多分…最後の北陸出張。
行きの北陸新幹線では、いつもの「さつまいも」アイスクリームは食べませんでしたが、帰りの東海道新幹線では、「抹茶」アイスクリームを食べました。
どちらも、大豆ではなく卵を使った商品です。
言い換えると、乳化するのに、大豆のレシチンではなく、卵のレシチンが使われています。
と、食に関しては袋の後ろの表示が気になってはしまいますが、袋に表示されたものが、食卓に多くのぼるようになっている気がします。

経済産業省経済解析室がフードビジネスの説明をしています。



この資料の中で、気になる事があったのでまとめてみたくなりました。



一年の差ですし、割合の変化としては、わずか0.1%ですが、飲食サービスの割合が増加しています。
食の変化のなかで、インバウンドの影響も多いようですが、さらに、表を掘り下げてみたいと思います。



食料品工業5系列の中では肉類が増加。単なる単価の上昇か。あるいは、肉加工品の多段階化が進んでいて、外食、中食、内食に対応しているのか。
2010年からの伸び率ですから、セブンイレブンのサラダチキン販売以降の食肉加工品、それも食事の問題解決型商品の売上の上昇が影響しているのかもしれません。



飲食料品卸売業が、低迷を脱してきているようすが示されています。
いわゆる食材問屋が、青果を扱うようになってきている影響でしょうか。
ハーブ類をはじめとする「つまもの」や、ヨーロッパ野菜といわれる海外品種の野菜を飲食店向きに流通する担い手として、これまでの青果卸ではなく、総合食材卸が担い手となったり、地域の食料品店が担ってきた学校給食への納品を総合食材卸が行ったりと、これまでより取扱い範囲を広げた卸売業によるものかもしれません。
また、青果の中規模、小規模流通の新しい形態が生まれていることも影響しているかもしれません。
もちろん、インターネットを活用した商取引の範囲が広がっていることも全体に影響していると思いますが…



最後に、今年度は、仕事で列車の出張を沢山させて頂けました。以前より、遅めの時間がすいているような気がします。これは、働き方改革の影響と、パブレストランや居酒屋で飲んで帰る人が少なくなった影響???

参考

3業態揃って前期比上昇。第3四半期の低下分を回復し、2017年通年も前年比上昇で、名目事業規模186兆円に到達したフード・ビジネス

食料品工業は2期ぶりの上昇。清涼飲料、酒類、肉製品の回復もあり、2017年は3年連続上昇で指数水準も100超。

食料品流通業は前期比1.1%と3四半期ぶりの上昇で2017年通年も前年比上昇。卸売の上昇寄与によるもので、卸売の事業規模も2016年から2兆円ほど増加している。