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フードビジネスの分析を見て気になったこと

2018-03-14 17:44:57 | 調べる

今年度、多分…最後の北陸出張。
行きの北陸新幹線では、いつもの「さつまいも」アイスクリームは食べませんでしたが、帰りの東海道新幹線では、「抹茶」アイスクリームを食べました。
どちらも、大豆ではなく卵を使った商品です。
言い換えると、乳化するのに、大豆のレシチンではなく、卵のレシチンが使われています。
と、食に関しては袋の後ろの表示が気になってはしまいますが、袋に表示されたものが、食卓に多くのぼるようになっている気がします。

経済産業省経済解析室がフードビジネスの説明をしています。



この資料の中で、気になる事があったのでまとめてみたくなりました。



一年の差ですし、割合の変化としては、わずか0.1%ですが、飲食サービスの割合が増加しています。
食の変化のなかで、インバウンドの影響も多いようですが、さらに、表を掘り下げてみたいと思います。



食料品工業5系列の中では肉類が増加。単なる単価の上昇か。あるいは、肉加工品の多段階化が進んでいて、外食、中食、内食に対応しているのか。
2010年からの伸び率ですから、セブンイレブンのサラダチキン販売以降の食肉加工品、それも食事の問題解決型商品の売上の上昇が影響しているのかもしれません。



飲食料品卸売業が、低迷を脱してきているようすが示されています。
いわゆる食材問屋が、青果を扱うようになってきている影響でしょうか。
ハーブ類をはじめとする「つまもの」や、ヨーロッパ野菜といわれる海外品種の野菜を飲食店向きに流通する担い手として、これまでの青果卸ではなく、総合食材卸が担い手となったり、地域の食料品店が担ってきた学校給食への納品を総合食材卸が行ったりと、これまでより取扱い範囲を広げた卸売業によるものかもしれません。
また、青果の中規模、小規模流通の新しい形態が生まれていることも影響しているかもしれません。
もちろん、インターネットを活用した商取引の範囲が広がっていることも全体に影響していると思いますが…



最後に、今年度は、仕事で列車の出張を沢山させて頂けました。以前より、遅めの時間がすいているような気がします。これは、働き方改革の影響と、パブレストランや居酒屋で飲んで帰る人が少なくなった影響???

参考

3業態揃って前期比上昇。第3四半期の低下分を回復し、2017年通年も前年比上昇で、名目事業規模186兆円に到達したフード・ビジネス

食料品工業は2期ぶりの上昇。清涼飲料、酒類、肉製品の回復もあり、2017年は3年連続上昇で指数水準も100超。

食料品流通業は前期比1.1%と3四半期ぶりの上昇で2017年通年も前年比上昇。卸売の上昇寄与によるもので、卸売の事業規模も2016年から2兆円ほど増加している。